チャプター1「告白」
いらっしゃい。
遠慮しないで、どうぞ入って。
ええ。もちろん、今は私だけ。夫は少し前に仕事に行ったわ。
えーと、コーヒーよりも紅茶がいいのよね。
あんなにたくましいセックスをするのに、味覚はまだまだ子供っぽいんだから。
今、用意するから、座って待っていて。
それにしても、君とこうして我が家でお話ししてるなんて、不思議な気分。
家族の留守に若い男の子を連れ込むなんて、なんだかとっても興奮しちゃう。
うふふふ。それは君も同じかな? うちに入ってから、ずっと鼻息荒いわよ?
もっとリラックスしてちょうだい。
今日は来てくれて、うれしいわ。
この前はあんなに乱れてしまったでしょう?
さすがの君にも嫌われたんじゃないかって、少し心配してたの。
本当は媚薬の効果なんて全然信じてなかったんだけど、あれはもう、すごかったわ。
......そう?
あんなに下品な姿をほめられるなんて、ちょっと複雑だけど。
でも、ありがとう。
ふぅ。
やっぱり、君を選んでよかった。
今日はね、お願いがあって、うちまで来てもらったの。
あれだけマニアックなプレイが好みの君になら、理解してもらえると思って......。
実はね、私と君の浮気、夫も知ってるの。
君と会ったその日の夜は、どこでどうやって犯されたのか、お互いが何回絶頂したのか、夫の前で事細かに報告するのよ。
......そうよね。不思議に思うのも仕方がないわ。
夫は、あまり精力が強くなくってね。アソコの元気もないことが多いの。
私って、ほら、ドスケベでしょう?
彼との夫婦生活では満足することができなかったの。
夫は優しい人だから、それを気に病んでしまって。
悩んだ末に、私に言ったの。
「僕じゃあ、君と不釣合いだけど、絶対に別れたくはない。
だから、体の相性の良い相手を探して、好きなだけ浮気してかまわない」って。
驚いたけど、私のことを想って言ってくれてるってわかって、そんな夫のことをあらためて好きになったわ。
それから私は、欲求不満になると夫公認の浮気セックスに励むようになったんだけど、
そこで夫が思わぬ性癖を開花させてしまったみたい。
「寝取られマゾ」っていうんだけど、私が他の男に抱かれてると思うと、悔しさ以上に性的な興奮を覚えてしまうんだって。
他の男との浮気がどれだけ気持ちよかったのか伝えると、
普段は元気の無い夫のオチンチンもすっかりビンビンになって、その夜はしっかりと夫婦で愛し合えるの。
......それで、お願い、なんだけど。
よかったら、君とのセックス、ビデオに撮らせてもらえないかしら?
私と君とが、どんなにいやらしいセックスをするのか、どんな顔で私がイクのか、夫に見せてあげたいの。
気持ち悪がられて、なかなか実現できなかったんだけど、君ならもしかして、って思って。
......どう、かな?
......本当? ありがとう!
あぁ、よかったぁ。断られたらどうしようかと思って、朝から緊張してたの。
あ、ちょうどお湯も沸いたから、お茶、入れるね。
ケーキもあるから、好きなもの、選んでちょうだい。
食べ終わったら、ね?
さっそく、撮影、よろしくお願いします。