06 チャプター6「エピローグ ~北へ~」
船上。ターヤが、近づいてくる陸地を眺めている。
へえ、あれが北の大陸か...。
聞いてたとおり、ずいぶんと厳しい土地みてえだな。
...なあ、本当に良かったのか? オレと一緒に来て。
いや、あんたの気持ちを疑っているわけじゃあねえんだ。
ただ、仕事も何もかも放り出して、こんな辺鄙な土地で暮らすってなると...。
...ああ、わかった。もう言わねえよ。
...オレだって、もうアンタなしじゃいられないカラダになっちまったんだ。
その責任は、とってもらわねえとな。
...これからもよろしく頼むぜ。
オレの愛しい、旦那様...♡
~終~