スタート
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いつものように悪の組織の戦闘員と戦っていた。
戦闘力が違うので、倒していたと表現したほうが的確なくらい。
だが自分が優位だったことでまったく気がつかなかったことがある。
戦闘員たちは、倒されながらも罠を仕掛けていたのだ。
逃げられないように罠を仕掛け、待ち構えていた怪人たちが行く手も退路
もたつように立ちはだかった。
戦闘員ではなく怪人である。
戦闘員とは戦闘力そのものが違っている。
一対一で戦っても手強いというのに、それが何名も一度に襲いかかってくる。
懸命に戦ったが、所詮敵ではなかった。
今までと立場が逆転したように、倒されてしまう。
そして意識が戻ると、拷問台のようなところへ磔にされていた。
側に磔にされてるいる者を面白くもなさそうに見下ろしている女が一人。
大きな胸は半分露出して、太腿も露わなレザーの服装を身に着けている。
高いヒールとナチスのような帽子を斜めにかぶりる姿は、ひどく挑戦的
な感じする。
伊達めがねのようにかけた妙に似合って、冷酷そうに見えた。
その瞳が、じっと見下ろしていた。
「ボウヤ、調子に乗ってやりすぎたのよねェ… … … 」
なにかゾクゾクするような感じの声だった。
「─ ─ さて、… … いったい何のつもりだったのかしらね、ぇ。この妄想世界で、
なんとか戦隊、… みたいなことをやりたかったのかしらァ。… … それにしては
ずいぶんと簡単にやられちゃったみたいだけど… … 。… いったいボウヤは、な
にをしにここへやってきたのかしらァ… … 。しかたないから、この悪の組織、
女幹部のイマージュ様が、じかに、… 尋問して、あ、げ、る… 。どう、嬉しい
でしょう… 。… … あらあらなにその目、怯えてるの… … ? 正義のヒーローな
んですものね、怖がったりしないわよねェ… 。… これから行われる、あ~んな、
尋問や… 。こ~~ん拷問なんて、… … そんなものに怯えたりしたいわよねェ…
『─ ─ クッ、こ、怖くなんかあるものかッ。正義の炎が心奥で燃えている限り、
ボクは決して負けを認めないッ!』
… … おや、… おや… … 。… あらあら、あらァ… … 。正義がどうのこうの、熱
く語っているけど、ボウヤ、変な気分になっているんじゃないの… … 。… その
目、なにかを期待している目だわよね。… … それに、なに、ここ… … 。コンモ
リと盛り上がってるけど… … 。この… わたしの足の先に当たる、この、股間の
もっこりはなにかしらねェ… … 。… ほら、イイなさいよ… 。つんつん突っつく
と、さらに大きくなってくるけれど、これはなぜなのかしらねェ… … 。ウフフ
フフッ… … … 、じっくりと時間をかけて聞いてあげるわ。… … どうしたの… … 。
フフ… やっぱり嬉しいのねェ… … 。ここが反応しているわよ。… またさっきよ
り、硬く大きくなってるわよ… … 。
─ ─ いいわ、これからわたしの声には、逆らえなくしてあげるから… … 楽しみ
にしていてちょうだい。ウフフフ… … 、妄想調教… … 。いいかしら、この妄想
世界で受けた調教は、現実世界のボウヤへも影響があるってことよ。… … わか
る… … 分かるわよね… … ? 分からないの… … 。いいわ、これからいやでも分
かるようにしてあげるから… … 。わたしの言葉には逆らえなくなるのよ」
■ 選択。
2 拷問に耐える。
3 やめてくれと懇願する。