Track 7

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快楽拷問の果ての先へ

【シエラ】 んふ、ぁぁ……っ……さすがにちょっと……っ……ふうぅ……っ 腰も身体も、砕けちゃった……ふふっ? はぁっ、ん……っ……ふぅ……んんん……はあぁ、ぁぁぁ……っ……っ ふ~~~~~~~~っ……ちょっとだけ、落ち着いて、きたかな……っ? ん……男の喜び、たくさん、知っちゃったね…… 私も……わたしも、女の本当の悦びを、知った…… ……普通に、出会いたかった……こんなところじゃなくて…… 日が当たって、多くの人に、祝福されながら…… ……貴方から、最後に流れてきた情報……少し、衝撃的だったわ…… 国王が崩御し、後継者争いで内紛が起こっている…… そんな情報、こちらには一切流れてきていない…… すごいわね……国境付近の警備は、かなり厳重なのは知っていたけれど…… スパイを送り込んでも、帰ってくることすらできない…… でもこれで、この争いは終わる……今すぐ体勢を整えて攻め込めば、ひとたまりもないわね 安心して……貴方は、この戦争を終わらせた功労者になるの…… そして、その先にある未来を、知る必要すらない…… ……少し、私の話をしても、いいかしら? 貴方のを吸い上げてばかりで、フェアじゃないものね? わたしはね……貧民街の生まれだった…… 8人兄妹の末っ子でね……小さい頃に、両親に棄てられたの 貴方と、生い立ちにそれほど差はない…… 最初から愛はなく、どこまでも……厳しい現実が続いているばかりだった 本当はね……バラされて、臓器を売られて終わる予定だったのよ、私の人生は その前の余興として、チャイルドポルノに出演させられた…… そこで必死にアピールして……私は解体されることなく、飼い慣らされたの でも、そこでの生活は言葉にするのも億劫なほどに…… 途中でね、死んだほうがよかったんじゃないかと、思ったこともあるわ そうしているうちに……年齢を重ね、ある特殊能力に目覚めた…… そう……相手の体液と一緒に、記憶まで吸い上げる力に…… 物凄く気味悪がられたわ……まぁ当然の結果だけど そこでまた生命の危機に陥って……でも、研究機関に拾われた 雇い主は喜んでいたわ……廃棄しようとしていた娘が、大金に化けたんですもの 金、カネ、かね……愛情なんて、どこを探しても見つかりはしない どこにも落ちていないし、与えられず、産み出すことも叶わない 自分の存在意義とはなんなのか……それを考えていたのも、もう随分と前のこと…… 貴方は……アナタも、そうなのね…… 愛情も、男女もなく……ただ相手を満たす、それだけの存在…… 辛かったでしょう……でも、それももう終わり…… 貴方は、こちら側に亡命するの……私が取り計らってあげる ふふっ……おまえに、そんな力があるのかって? 誰も持っていない力を駆使してきたわ……発言権は、多少はあるつもりよ ここに監視カメラがないのは、私が具申したから…… 本当は連中も、一部始終見たいのよ……でもさせない ここだけは、私のテリトリーだから……結果を残すことで、黙らせているわ それにね……貴方の亡命に、難しい手続きは一切必要ない…… 私が飼うだけだもの、ここで……オモチャとして そう……もう人間はいらないの たっぷりと愛情を注げるオモチャが欲しい…… 戦争が終われば、私はお役御免になる…… 欲する場面はでてくるだろうけど、頻度は減るわ だから、アナタで遊ぶの……アナタは、遊ばれるの…… 最高の快楽の中で……相性の良い身体を、いつまでも重ねて…… 産まれてきた意味を、確認しあうの…… それはきっと、私たちに『心』をもたらしてくれる ……私ね……どうして、意地汚く生きているのか…… 過去に何度もそう思ったけれど、ようやく……わかった気がするわ 今日という日を、待っていたのかもしれないわ……知りもしないで…… 自覚なく、いつか来ると信じて……待っていた キス……たくさんしたね あれは、他の人にはしたことなかったの…… 技術としては知っていたけれど、使わなかった…… 唇を重ねたのは初めてじゃない……でもさっきのは、貴方が初めてよ 無意識のうちに、とっておいたのかもね…… ちょっとロマンチックだわ……私の人生には、無縁の言葉…… ふふっ……中でおちんぽ、頷いてる……そうね、貴方も初体験だったね いいわね、同じって……心が、あったかくなれる気がするもの…… また、私をよろこばせて……アナタも、よろこばせてあげるから…… この温かさを、永遠のモノに……ん、じゅる、れあ、ぁ……うふふっ?                                  END

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