大学デビュー!
あー、懐かしいなーこの町も変わってないなーって、大学に通うために上京してからまだ一年もたってないんだけどねー。へへ。
よし我が家に到着っと。たっだいまーって、ママとパパは二人っきりで旅行に行っちゃったから誰もいないんだけど。
なんでウチも連れて行ってくれないかなー。でもあれのためには都合がよくてラッキーだ。
雪の中頑張って帰ってきたから疲れちゃったけど、はやく計画を実行しなちゃ! そうと決まれば早速あの子の家に行こう。
(あなたの家に行く。)
こんにちはー! あっ、きたきた。ひ、久しぶりだね! どう? ウチがいなくて寂しかったでしょ?
ねえ? どうなの? え? どちらさま? って、え、ウチのことわからないの? そ、そっかー、そっかそっか。
(心の声)よしっ! とりあえず、おしゃれになったアピールはできてるかな。
え、ウチだよ、カオリだよ! 昔に比べて見た目とかそんなに変わったかな?
ど、どう? どう思ううちの格好? え? 個性的? そ、そっかー。
(心の声)褒められてるのかな? 前はほとんど制服だったし、服装とかオシャレとかに関心がなかったから、
一生懸命調べたんだけど間違っちゃったかな?男の人はみんなギャルが好きって書いてあったんだけど……。
でもこんなところでめげてちゃダメだ。行動しないとっ。
そうだ、久しびりにあったんだしゆっくり話しようよ!
今さ、パパとママが二人だけで旅行に行っちゃってさー、誰もいないんだよね。
だからさ家においでよ! ほら! 行くよ。いいから、いいから!
(カオリの家)
ほら、あがって。ウチの部屋に来るのも久々だねー。ほらベッドにでも座ってよ。よいしょっと。
こっち向いて。ぎゅーっ。逃げないでよ! こんなのみんなしてるって、ほら、大人しくしてね。
はい、ぎゅーっ。どうしたの? 顔赤くなってるよ。へへ。ドキドキしちゃった? え? 胸が当たってる?
え、あ、あああ、ぜ、全然そんなの、気になんて、して、してないし! 別にもっとくっついてもいいし!
ほら、ぎゅーーーっ! あ、ああ、ごめんごめん苦しかったね。へへへ。
じゃあ今度はチューしよっか。チューなんか恋人同士じゃなくたってみんなしてるよ! いいから、ほら……、いくよ?
チュッ。う、うぅ、なんか恥ずかしいね……。ど、どうだった? 嫌じゃなかった? 気持ちよかった?
そ、そっか、それなら嬉しいな。じゃ、じゃあもう一回しよっか。次はもっと永く、ね。チュッ、う、うーー、チュッ。
あ、あのさ、パパもママもしばらく帰ってこなくて、ちょっと寂しいからそれまでここに泊まって一緒に冬休みを過ごそ!