奥タンの耳かき(左耳)
(右・通常)
え?
テレビ見てるから、反対は今度?
ダメですよ。
今しないと、汚れたままになっちゃいますよ。
ほら、旦那ちゃん。
身体ごと向きを変えればいいでしょう?
はいはい。
1回起きて下さい。
(SE:頭を上げる)
(正位置・通常)
ほら、体の向きを変えて下さい。
(間)
(正位置・通常)
・・・んもう、旦那ちゃん。
テレビに見とれてないで、頭をお膝に乗せて下さい。
本当にもう。
(SE:膝枕・左耳が上)
(左・通常)
はい、よくできました。
それじゃ、こっちの耳かきしますね。
(耳かき開始)
***ここから耳かきをしながら喋っています。
ただ喋るだけでなく、ところどころ力を入れるような感じで
読んで下さい。***
(左・接近・囁き声)
んっしょっと・・・。
(間・耳かき中)
(左・接近・囁き声)
ねえ、旦那ちゃん。
そのテレビに出てる人、なぜ裸でお盆を持っているんですか?
(間)
へ~、そういう芸人さんなのですか。
私、あまりお笑い番組って見ないから知らなくって。
旦那ちゃんはこういう番組が好きですよね。
(間)
私は~、そうですね。
旦那ちゃんがお仕事で居ない時は、将棋の番組を見てます。
こう見えても私、将棋は強いんですよ。
あ、信じてないですね。
あとで、私と将棋を指してみますか?
負けた方が夕食の後の食器を洗う係。
どうですか?
うふふ。
(間・耳かき中)
(左・接近・囁き声)
ん、ん。
(間・耳かき中)
(左・接近・囁き声)
あ、旦那ちゃん。
動いたらダメです。
危ないですよ。
(ここから無声音の囁き声)
もうちょっと、じっとしてて下さいね。
(ここまで無声音の囁き声)
(間・耳かき中)
(耳かきの手を止めて)
(左・通常)
ん?
何ですか?
はいはい、テーブルの上のお菓子ですね。
(手を伸ばしてお菓子を取る)
ん~~っしょっと。
ふぅ。
ちょっと待ってて下さい。
(SE:包装紙を剥がす音)
(左・接近・囁き声)
はい、あ~んして下さい。
あ~~ん。
(間)
(左・通常)
ふふ、おいしいですか?
もうちょっとで終わりですからね。
(耳かきを再開)
(左・接近・囁き声)
ここと~、ここにも。
旦那ちゃんってば、お耳の中がばっちいです。
私がして上げないとダメなんだから。
もう。(←ここは嬉しそうに)
(間・耳かき中)
(左・接近・囁き声)
ん、んっと。
(間・耳かき中)
(耳かきの手を止めて)
(左・接近・囁き声)
(息を軽く吹きかけ、可能であればマイクに息を吹きかけて下さい)
ふっ。
ふっ。
ん~。
もうちょっとですよ~。
(耳かき再開)
(間・耳かき中)
(耳かきの手を止めて)
(左・接近・囁き声)
ふぅ。
ん~と。
あとは梵天ですね。
(SE:梵天で掻き出す音)
(左・接近・囁き声)
旦那ちゃん、ふ~、しますよ。
(可能であれば、マイクに息を吹きかけて下さい)
ふ~~~~~。
ふ~~~~~。
(左・接近・囁き声)
う~~ん。
もうちょっと、梵天しますね。
(SE:梵天で掻き出す音)
(左・接近・囁き声)
む~。
(可能であれば、マイクに息を吹きかけて下さい)
ふ~~~~~。
ふ~~~~~。
(左・通常)
はい、キレイになりましたよ。
・・・あれ?
(間)
(左・接近・囁き声)
旦那ちゃん?
旦那ちゃん?
(間)
(左・通常)
あ~、寝てる。
んもう、旦那ちゃんとお出掛けしたかったのに~。
(間)
(溜息をついて)
はぁ。
でも、旦那ちゃんの寝顔が見れたし、いいですかね。
ふふふ。
(左・接近・囁き声)
(ここから無声音の囁き声)
大好きですよ、旦那ちゃん。
(ここまで無声音の囁き声)