4-1 『たまには弱音を吐かなきゃダメ!』
おっかえりー♪ 今日もたくさん頑張ったねー♪
ほれほれ♪ 帰ってきたらまず、何するの? お姉ちゃんとハグでしょー♪
ほい♪ ぎゅーーーーーーーーーーーー……っと♪
……んー? どうかした?
ううん。なんか、体、ぐったりしてるから。
顔も、ちょっと、暗いね?
んー。体調が悪いっていうか……アレかな。嫌なことがあった、って感じ?
……なんか、あった?
……んー? “大したことじゃない”って……キミがそんなにヘコむくらいなのに、大したことじゃないわけないじゃん?
よかったら、お姉ちゃんに話してみー? 愚痴くらいだったら、聞くよー?
……“大丈夫”って……また、痩せ我慢しようとしてるー。
むー。お姉ちゃん、キミのそーいうところ、本当にダメだと思うなー。
ひょっとして、“愚痴る男は情けない”とか思ってる? んで、“理不尽を我慢できてこそ大人”とかも思っちゃってる?
ちーがーいーまーすー。嫌なことは嫌って言えて、人に弱いところをしっかり見せられるのが大人なんですー。
お姉ちゃん、そーいう風に、キミが痩せ我慢しちゃうの……ほんっとーに、よくないところだと思うよ。
めっ、だよ?
別に泣いたっていいんだからさ? 辛いことがあったら、お姉ちゃんにぎゅーって抱き着いてきて、甘えなさい?
……んもー。じれったいなー。
ほら。ちょっと、こっち向いて?
ん……ちゅぅ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、んちゅぅ……ちゅっ、ちゅっ、れろ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
はぁ……。
お姉ちゃん、結構怒ってるんだからねー。
何度も言ってるでしょ? お姉ちゃんにいっぱい迷惑かけて、って。
キミのこと、今さら嫌いになったりなんてしないってば。
何があったって、キミは最高に可愛くて、最高にカッコよくて……お姉ちゃんの大好きな人だから。
だから……ちゃーんと、おねえちゃんに甘えて?
ね? 分かった?
……うん♪ よろしい♪
ん……ちゅぅ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅ……ちゅっ、ちゅっ。
……それで、どんなことがあったの?
ああ……いや、話しづらいことだったら、別にいいよ。なんでもかんでも話せ、っていうのは、さすがに暴力的だしねー。
だけど、話せなかったとしても……お姉ちゃんにぎゅーってするだけで、心が楽になるでしょ?
うんうん。だから、そのまま、お姉ちゃんのおっぱいに甘えなさい。ほら、もっと、ぎゅーって♪ ふふっ♪
よーしよーし。よし、よし。いいこ、いいこ。
ん……♪ 腕に力がこもってきたねー。そうそう。お姉ちゃん、別に、ちょっとやそっとじゃ壊れたりしないからさ。もっと、強くぎゅーってして。お姉ちゃんがどこにも行かないように♪ ふふっ♪
……お姉ちゃんはね、キミのことが、大好き。本当に、世界で一番、好き。
だから、怒るんだよ。キミが、お姉ちゃんのこと、信用してくれないから。
お姉ちゃんは、キミにどんなことでもしてあげたいから、キミのそばにいるのに。
キミは、一人で頑張ろうとしちゃうから。
お姉ちゃんは、キミと一緒に、色んなことを感じたいんだよ。キミの怒りとか、悲しみとか、あと、喜びとか。
……あ、もちろん、エロいこともね? ふふっ。
だから……もう少し、お姉ちゃんのこと、信頼して欲しいんだ。
お姉ちゃんは絶対に、キミのこと、嫌いになったりなんてしないよ。
弱いところも、ダメなところも、もっとたくさん見せて欲しい。
……ね?
……ふふっ♪ 泣きたくなっちゃった?
うん。いーよ。お姉ちゃんのおっぱいの中で、たっくさん泣きなさい。
服が濡れることなんて、気にしないでいーよ♪ 別にまた洗えばいいんだし♪
頭も、撫でてあげるねー♪
よーし、よーし。よし、よし。いいこ、いいこ。よーく頑張ったねー♪ えらい、えらい♪
大丈夫。キミはとってもいい男で、お姉ちゃんの一番大好きな人だよー♪ 誰がなんと言おうと、それは絶対に変わらないからねー♪ 自信を持ちなさーい♪
よーし、よーし。いいこ、いいこ。えらい、えらい♪
大好きだよー♪ 本当に、大好き♪ キミのこと、お姉ちゃんは、大好きだぞー♪
泣いてるキミも、もちろん、大好き♪ こうやって、ぎゅーってしてあげるの、好き♪
だから……もっといっぱい、泣きなさい♪ 体中の水分がなくなるくらいまで泣いて、すっきりするといいよ♪ ふふっ♪
よーし、よーし。いーこ、いーこ。えらい、えらい。
ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅーーーーーーーーー……っ♪
……んー? なぁに? “もう大丈夫”?
えー? 馬鹿なこと言っちゃいけないよー。キミがお姉ちゃんを信頼してくれない罰で、“ぎゅーの刑”30分! お姉ちゃんの癒しは、まだまだこれからでしょー。
それにね、大好きな人とするハグにはね、ものすごい癒しの効果があるんだよー。
だから、泣き止んだとしても、このままぎゅーっとし続けること! そうすれば、もっと癒されるよ♪ ふふっ♪
ほらほら♪ ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅーーーーーー……っ♪
……お姉ちゃんが、ずーっと、ぎゅーってしててあげるね……♪
キミのこと、大好きだよ♪