Track 3

003 想い出の添い寝

ふは~お布団敷けたね♪ じゃあ、座って座って。 違うの~私の隣に座るの~! むぅ~いいもん、私がくっついて隣に座るからっ。 んしょっと。 んふふ~♪ ん? 何が嬉しいって、雷なってもキミの体温感じられるから、安心なの♪ 私ももたれちゃうから、キミも私にもたれて~♪ ねぇねぇ~最近、キミは何してるの? …ふむふむ~♪ あ、もうすぐ長いお休みになるけど、キミの予定は? むぅ~私も連れてってよぉ~、ひとりにしないで~! いっつもお休み合わないんだもん、ぶぅぶぅ! え、いいの? わーい♪ ねぇ~昔はこうしてくっついて、よくお話したよね~。 キミは男の子とばっかり外で遊ぶから、一日終わるか、雨の日しか私とはこうしてくれなかったもんね。 それでも覚えてるもん。ふたりの大切な想い出だからね~♪ うきゃっ! もう、雷怖いよぉ…もうお布団に寝ちゃお? 嫌、嫌! くっついてじゃないと嫌なの! だって怖いんだもん…いいでしょ? わーい、キミとぴたんこお布団だ♪ 懐かしいなぁ…ん、ぎゅってして。 わーい、キミの抱っこ…あったかいし、雷も怖くない…。 くんくん、すんすん~。 え、何で匂うのかって…キミの匂い好きなんだもん。 キミの匂い…昔はね、おひさまの…ひなたの匂いだったの。 うん、ぽかぽかで、ぎゅう~ってしたくなっちゃう匂い。 でもね、今は…くんくん…ちょっと違うかな。 ええと~男の人、の、匂い? え、違うよぉ~くさいとかじゃないもん。 じゃあ何だって…そ、そうだなぁ~ぎゅうってされたい匂い、かな? ん、だから今すっごく嬉しいの。 え、え? 私も…いい匂いするの? んや、そんな必死にくんくんしちゃ…もぉ~さっきまでつんつんしてたのに~。 んはわぁ~。 キミの匂いのおかげで雷も怖くなくなったし、眠くなってきちゃった…。 うん、お布団くっついてるし、二人でも狭くないよ? うん♪ あ、そうだ…私はキミの匂いで安心したけど、キミは何かそういうのある~? ん~教えて~。 …小さな時、お昼寝の時に、私が先に寝ちゃって…その寝息を聞いてると、一日の中で嫌だなぁって思ったことが、すぅ~って消えて、眠っちゃってた? んふふ~。じゃあ~私の寝息きかせたげるからぁ~歌って? いきなり歌え? ん~、ほら、お昼寝の時、おばさんが歌ってくれてたでしょ、あれがいいのぉ~。 ね、いいでしょ、お願い~、ね? ぎゅうぎゅ~。 じぃ~。 わーい、やったぁ♪ はい、歌ってね… うんうん、この歌♪