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s3 「快楽物質を餌とする生物を洗脳用途で用いる実験」

こちらをご覧ください これは、寄生先の宿主から栄養分を吸収して生きる、 クラゲのような形をしたゼラチン質の生物です 寄生する際は、対象に神経毒を注入し、身動きを封じたのち、 宿主に感覚神経、運動神経を接続して自分の意のままに操ります …… 当施設はこの習性に着目し、改良を重ねました 自然界に存在する種では、寄生して自在に操れるのは小動物まででしたが 遺伝子操作によって人間への寄生を可能にしました さらに、この生物が宿主を操る際に発する電気刺激の解析に成功しました この生物に特殊な機器を埋め込むことで 望むとおりの電気刺激を起こさせることができます つまりこの生物を介して宿主をこちらの意のままに操ることができます なお、宿主はこの生物が発する特殊な化学物質によって徐々に洗脳されていきます 宿主の意思は、最終的には抹消されるでしょう …… この生物を活用することで、諜報活動、要人の暗殺が容易になります こちらは、今まさに実用化に向けた研究を行っている最中です スポンサーの皆様に研究の最先端をご覧いただくため この場を特別にご用意いたしました 今後の課題をあぶりだすための実験ですので 失敗や、実験体すなわちわたしの生物学的な死もリスクとして織り込まれています なお、わたしはHCMの管理下にあるため、 精神安定限界値までは洗脳を受けず正常に意識を保つことができます …… それでは実験を開始します 実験用カプセルに入りました 生物を投入します 手のひらほどの大きさの生物がわたしの肉体を登っていきます 首筋に張り付きました 触手を肌に密着させ、わたしの体内へ突き入れようとします 刺さりました 神経毒が注入され、わたしの精神は著しい吐き気に襲われています 生物はわたしの身動きを封じ、 触手を刺し入れてわたしの感覚神経、運動神経と自らのそれらを接続しています 通常であれば激痛により気絶しますが HCMによって強制的に意識を保たれています わたしの精神は激痛に苦しんでいます エンドルフィンの分泌を確認しました わたしの精神は激痛のあまり泣き叫んでいます …… 感覚神経が接続されました この生物は、接続した神経から伝わってくる「快感」の電気刺激を 生存エネルギーに変換するように改良されています すなわち宿主に快感を与えるほど大きなエネルギーを得られ、 自らの成長や繁殖を加速させることができます また、変換したエネルギーを液体化し、触手を通して宿主に与えることで 宿主は何も口にせずに生存できます その液体には興奮作用のある成分も含ま――! 運動神経の接続が完了したようです HCMの命令なしで、わたしの手が女性器にあてがわれています わたしの指がクリトリスの愛撫を開始しました もう片方の手は胸を愛撫しています 生物による肉体の操作が始まりました …… 触手が膣と肛門に挿入されました 触手に生えている細かな針から興奮作用のある液体が注ぎ込まれます 体温が上昇しています 刺された箇所の血流が増加しています 下腹部全体に強い不快感がありま……! 合計8本の触手がわたしの膣と肛門に侵入し腹部を強く圧迫しています エンドルフィンが分泌されています 触手がクリトリスに巻き付き、液体が注入されます わたしは触手の上からクリトリスを指で挟むように愛撫しています 愛撫するたびに針が刺さり、激痛と快感が交互に押し寄せます クリトリスが高熱を帯びています 今わたしの精神状態は恐ろしい痛みと熱と苦しみで生きている気がしません 苦痛からの解放を目的に自殺を望んでいます …… 触手から供給される液体の興奮成分の濃度が上昇しました 快感刺激をエネルギーに変換するプロセスは正常に機能しているものと推察されます それに伴ってわたしの快楽が強まり、体温が上昇しています HCMの管理下になければ わたしは奇声を上げながら快感に悶え苦しんでいることでしょう …… 生物の成長が加速しています エネルギーの余剰が新たな触手を生み出し、わたしの体に絡みつきます 両方の乳首にも触手が絡みつきました 液体の注入が始まります 血中の興奮成分の濃度が急上昇しています 子宮口、膣壁、肛門、クリトリスなどの性感帯粘膜を始め 首筋、乳首、大陰唇、尿道など全身に触手が触れ、愛撫しながら液体を注入しています エンドルフィンの分泌量が一気に増大しました 激痛が緩和され快感をより強く捉えています HCMの管理下にあるため、意識の混濁はありません わたしは、はっきりとした意識で 休むことなく与えられる快楽にのたうちまわっています …… 触手が膣、肛門を激しくこすり上げています クリトリスと乳首を圧迫しています わたし自身の手と指もクリトリス、乳首を責め続けます スポンサーの皆さまには わたしが立ったままマスターベーションに興じているように見えるかもしれません しかし、現在のわたしの両手の動きはこの生物の指令によるものです HCMに管理されている以上、 わたしは自らの意思を行動に反映させることはできません HCMから指令を出せばマスターベーション行為をやめさせることは可能ですが 今現在その必要はないため、生物の指令を阻害していません …… 実験を継続します 現在のわたしの精神は、時間が進むほど苦しくなっていく快楽地獄を味わわされ 泣き叫んでいます 両手の運動神経の同期レベルが上がりました 生物の指令どおり、より激しく手を動かして愛撫できるようになりました わたしは全身を触手に巻かれ 発狂した薬物中毒者のように異常なスピードでクリトリスを刺激しています …… モニターの右端の数字「30」はわたしの絶頂回数です 生物はわたしが絶頂しても手を止めさせません 成長、繁殖のためのエネルギーを蓄積するため、 わたしはひたすら快感に晒され続けます 全ての性感帯に破壊的快感が与えられていま――! 肛門の触手が勢いよく引き抜かれました 触手から分泌された液体と腸液がこぼれています 快感刺激が一気に強まったことを悟ったのか、 生物は再度肛門に触手を挿し入れ即座に引き抜きます 肛門に挿入される触手の数が増えました エンドルフィンが分泌されています 腹部に強い圧迫感があります 膣での締め付けも強まり、快感がさらに高まりました 血中の興奮成分の濃度が急上昇しています 体内に注入されている洗脳液の量が増大しました 産卵の前兆です …… この生物は人間の膣に卵を産みつけるよう改良されました 一度に産み付けられる卵は5から6個で、 卵は愛液を吸い、膣で孵化したのち、膣口付近に出てきて宿主に寄生します 十分な愛液があればすぐに孵化するため、 お待たせすることなくその姿をご覧いただけるでしょう …… わたしの膣から触手が引き抜かれ、代わりに産卵管が挿入されました 十分な愛液を分泌させるため、わたしの手はさらに高速で動かされます 膣口から白い液体がこぼれ出てきました 産卵液と呼ばれる、産卵に伴って分泌される液体で、 膣をより生存に適した状態に調整する役割があります 十分なエネルギーを蓄えたことにより わたしの腹部が膨らむほど大量に産卵液が分泌されています 膣はおろか子宮まで液体で膨らみ、激痛が走っています 血中の興奮成分、ならびに洗脳成分の濃度が急上昇しました 愛液の分泌が止まりません 体温の上昇が止まりません 全身の発汗が止まりません エンドルフィンの分泌が止まりません 血圧が急上昇しています 一部の筋肉が弛緩しています 絶頂回数が50回を超えました わたしの精神は、HCMならびに人体実験の公表に踏み切ったことを 強く後悔しています …… 膣内部に熱源を確認、 卵が孵化したものと思われます 苛烈すぎる苦痛と快感によりわたしの精神は発狂寸前です …… 2センチほどまで育った幼生が膣口から姿を現しました 1匹、2匹、3匹……まだ出てきます……4匹、5匹、6匹…… 人工飼育下での孵化記録を更新しました 7匹……8匹……全部で12匹の幼生が孵化し、わたしに寄生し始めています それぞれが小陰唇や大陰唇に張り付き、 エサとなる快感刺激を得るため感覚神経の接続を試みています 生物の指令によりクリトリスへの刺激が中断されました わたしの精神はこれまでの実験とは比較にならない激痛を感じています エンドルフィンが大量に分泌されました 1つの実験体に対し1匹の成体と12匹の幼生が寄生した例はありません ここから先は未知の領域になります …… 実験内容を一部変更しました 生物に埋め込んだ特殊な機器を介して対象を遠隔操作する実演は 中止させていただきました このまま繁殖経過の観察を続行します …… 12匹全部がクリトリスに触手を伸ばし、感覚神経を接続しました 今回初めて観測された事例です 指を使ったクリトリスへの刺激が再開されました 幼生たちはクリトリスの快感刺激をエネルギーに変換し、 触手から興奮成分、洗脳成分を注入し始めました エンドルフィンの分泌が止まりません 血中の興奮成分、洗脳成分が限界値に近づいています これ以上実験を継続すると実験体に深刻なダメージを与える恐れがあります また膣に産卵管が挿入されました これほど短時間での繁殖行為は今までに観測されていませ――! 大量の産卵液が注入されました 膣が裂けそうです 膣内部に熱源を確認、 30個ほどの卵が産み付けられ、孵化したものと推測されます 多くの幼生が膣内部に張り付き、感覚神経の接続を試みています エンドルフィンが大量に分泌されています 幼生が蠢くだけで強烈な快感が生まれています 興奮成分、洗脳成分が理論上の限界値を突破しました 一切の痛みが消え、快感だけがより鋭敏化しています クリトリスが悲鳴を上げています 全身の性感帯が強烈な快感に晒されています 絶頂回数が100回を超えました …… 小陰唇や大陰唇に張り付いていた第二世代が産卵を開始しました わたしの膣口に12本の産卵管が刺さり、大量の産卵液を注入しています 下腹部が破裂寸前まで膨らみました 産み付けられた大量の卵がわたしの愛液を吸い尽くしています 触手による性的刺激が止まりません 指による摩擦でクリトリスが高熱を帯びています 大量の愛液を分泌しました 無数の触手から大量の洗脳成分が注入され、血中の成分濃度が上昇しています エンドルフィンの分泌量が多すぎます HCMの制御がわたしの意識を守りきれません 生物の洗脳行動がより過激化しています エネルギーの大半が洗脳成分の分泌のために使用されています HCMの制御がわたしの意識を守りきれません エンドルフィンの分泌量がさらに増えました 乳首、クリトリス、膣、肛門が激しく刺激され、 生物に大量のエネルギーを供給しています わたしの体のほとんどが触手に覆われました 体中に興奮成分が注入され、全身が性感帯と化しています …… 第二世代の卵が孵化しました 膣にはもはや幼生が張り付く場所がなく、 あふれた幼生がわたしの子宮口をこじ開け、奥へ移動しています 絶頂回数が130回を超えました 子宮内部で幼生が感覚神経の接続を試みています 幼生の総数は……把握できません 過剰なエンドルフィンと洗脳成分が痛覚を抹消しました このままであ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ 興奮成分の濃度が致死量を超えました 洗脳成分の濃度が致死量を超えました わたしの精神が侵食されます 危険です 実験体を保護する場合は、ただちに実験を中止してください 危険です エンドルフィン濃度が急上昇しています 危険です危険です 実験を中止してください 洗脳成分が脳の分泌系に影響を与えています このままではHCMによる精神管理が続行不可能になります 危険です危険です エンドルフィンの分泌が止まりません クリトリスの刺激が激しすぎます わたしの精神は、快楽によがり狂いながら命乞いをしています 精神の保護限界値まであとわずかで―― …… HCMからプログラム命令を受けました 強制案内メッセージを再生します …… このたびはHCMを使用した人体実験をご試聴頂きありがとうございました 今ご覧になった実験は少々過激な表現もありましたが これも想定の範囲内です 通常でしたらこのレベルになる前に実験体は使い物にならなくなり 十分なデータが得られません HCMは実験体を限界まで使い切ることができるという意味でも 価値のあるシステムです わたしももちろん使い捨てです 当施設はHCMによるわたしの保護中止を決定しました わたしの精神が破壊される代わりに、この生物の繁殖行動、洗脳行動を観測し、 研究をさらに前進させます …… 王女であるわたしはもとより精神を病んだ者として隔離されていたため 精神が破壊されても国政、世論に与える影響は皆無です 数ある想定シナリオの中のひとつですので、 スポンサーの皆さまは安心して実験をご覧ください またスポンサーの皆様には、この後(あと)、 出資契約の更新、技術提供契約の拡大についてお打ち合わせ時間を設けております 今からでも、実験を最後までご覧いただいてからでも構いませんので どうぞ奥の部屋にお願いいたします 本日はご試聴いただきありがとうございました …… HCM強制メッセージ終了します 快楽刺激が激しく続いています わたしの精神状態が正常に保てません HCMの精神安定限界値まであと10 わたしの脳内でエンドルフィンが激しく分泌されています 絶頂回数が200回を超えました わたしの精神の限界まであと9 第三世代が繁殖を開始しました 絶頂回数が240回を超えました 精神の限界まであと8 わたしの精神が錯乱し始めました 両手での愛撫が止まりません 6 洗脳成分により精神が汚染され始めています 5 脳機能に重大な障害が発生しています 意識の混濁が始まりました 4 わたしの精神が崩壊します 3 わたしの精 2 わた 1 たすけて

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