挨拶
は、はじめまして。この度は、その、ご指名ありが、誠にありがとうございます。精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ん、んん。ほ~~っ。
あっ、あぁいえっ、すみませんっ。
あの、その、お客さんが優しそうな人で良かったな~って思って。
あぁいえ、酷いことされた経験とか、そんなことはなくてですね。
と、言いますか、その。えっと、私、初めてで。
は、はい、お客さんを取るのが初めてなんです。
は、ははは。すみません、ですからその、経験もなくて。
お客さんを満足させられる自身なんてこれっぽっちもなくて。
で、でもあのっ、交代させられるのは、ちょっと困ると言うか。
あぁすみませんっ、そんなのお客さんの自由ですよね!?
すみません、すみませんっ。私、こうした場所でのマナーとかもまだよくわかってなくて。
は、はぁ、本当に、と言うと?
はい、お客さんが、私にとっての初めてのお客さんです。
えぇ、初めての人、ですね。
け、経験ですか!? ですからすみません、未経験です。
はい、お客さんを取ることも、そ、そもそも、こうした経験自体、まだなくて。
えっと、その、ですから。う、うぅ、すみません、処女です。うぅ、い、嫌ですよね? 未通子がお客を取るだなんて、図々しいですよねっ。
本当にすみません。で、でも、頑張りますからっ。
は、はぁ、お客さんも? え? あぁ、お客さんも初めて? 童貞さんなんですか?
わぁ~、そ、そうなんですか~!
ほ~っ、良かったです。お客さんも初めてなら、私の未熟さも許してもらえますよね?
ゆ、許してもらえますか?
ほ~~っ、あ、ありがとうございます~!
あぁでも、処女ですけど頑張りますから、どうぞ遠慮なく色々とお申し付け下さいね?
はい、大丈夫ですよ。お客さんは今日、フルコースをお望みなんですよね?
私だって、これでも娼婦です。
いえ、まだ見習いですけど、あはは。
と、とにかく、知識だけはちゃんとありますから、どんなプレイでもしてみせます。
ですから、童貞さんのエロ妄想をお好きなだけ仰って下さい。
私、頑張って叶えてあげますからね? えへへっ。