導入
もしもし~? ふふっ。うん、私。
ねぇ、今何してた? 私はね、あなたのこと思ってたの。
え~? 嘘じゃないわよ。だって、声を聞いただけでこんなにドキドキしてるのよ?
ほら、聞こえない? 私の胸のドキドキ。
ん~、そっか。残念。側にいたら、胸に耳を当てさせてあげるのに。
やだ、違うのっ。オッパイじゃなくて、胸の谷間ね?
んもぅ、エッチなんだから。
ふふっ、そうね。知ってるけど~。
えぇ? 私はエッチじゃないわよ。
そ、それは、あなたが私を求めるからでしょ?
大好きな人に求められたら、体って心だって差し出すのよ。
ふふっ、今すぐ欲しくなっちゃった? 声だけじゃなくて、体が欲しくなっちゃったのね?
でも残念。少なくとも、明日までは触れ合えないわ。今はこのまま、お話しかできない。
えぇ? やだもう、興奮して来ちゃったの?
あぁん、本当にエッチね。
でも、そんなコト言われたら、私もあなたが欲しくなって来ちゃったわ。
あぁ、電話越しなのがもどかしい。
ねぇ? それじゃ、声で私を求めてくれる?
そうよ、このまま声だけで私を求めて? 私も、あなたにおねだりするわ。
ふふっ、エッチなおねだりされるの好きでしょ?
えぇもちろん、私も大好きよ。
あなたの声が好きよ。あなたのおねだりが好きよ。あなたが大好きよ。
だから、どんなエッチなおねだりをしてもいいわ。エッチなことをしてくれるあなたが本当に大好きよ。
ふふっ、電話越しでエッチな気分になるなんて初めてね。
愛しさでドキドキするのと、欲情でドキドキするのは、似ているけど少し違うのよ。
今? 今は混ざり合って、もうすぐエッチなドキドキになるわ。