Track 2

1話目

[日曜の朝、明日は早いからと主人公のベッドで寝てたふたり] 【正面・至近距離】 (寝息・10秒) くー……すー……んむ……んふぅ…… (先に起きて少女の頬に触れる主人公、目覚める少女) ふあぁ……んむ……ん……んむ…… ……ん?あれ、お前……? ああ、そうか……朝ちゃんと起きられるように、昨日は一緒に寝たんだっけか…… いや、起きた時にお前が目の前にいるものだから、少しびっくりしてしまってな…… (主「おはよう」) ふふ……おはよう。 ちゃんと眠れたか? (主「うん、おかげさまで」) ふふ……全くお前は…… だが、私もお前と一緒に寝ると安心して眠れるから、今日はいい目覚めだよ。 (少女の頬から手を離し、すっと起き上がる主人公) 【左側・近距離】 あ……もう起き上がるのか……? (主「ちょっと遠いし、早めに出かける準備するよ」) うむ……では、私も出かける準備をせねばな……ん……(「引き上げてくれ」と、無言で手を差し出す) (少女の手を取り起こしてあげる) よっ、【→正面・近距離】っと…… (起きたばかりでフラフラしてる少女をハグする) ふふ……すまんな。どうも朝は苦手だ。 (少し腰を曲げて少女に顔を寄せる主人公) 【キス】 ん……んちゅ……ちゅ……(おはようのキス) (主「朝ごはんの用意もしてるよ」) 【正面・近距離】 うむ……そうか。今日のメニュ-は? (主「トーストとサラダとオムレツかな」) ほぅ……今朝は随分と豪華だな。トーストとサラダと……オムレツ…… (主「一緒に作ってみる?」) あ……いや……あれはものすごく難しい気がする…… まだスクランブルエッグもうまく作れないしな……この前はビビってほとんど液体だったし…… ん……でも、横で見てるよ。 お前が料理してるところを見てると、楽しいし、私も少しだけスキルレベルが上がってるような気がするんだ。 上手い人間のゲームプレイをみると、こちらまでうまくなったような気がするだろ? あれと同じ類のことだよ。 お前がやってるとこを見て、できそうな気がしたら自分の分は自分でやってみるよ。 (主「じゃあ行こうか」) ああ、よろしく頼むな。 [少し後、食卓を囲むふたり] 【正面・中距離】 むぐむぐ……んふふ……やっぱり美味しいな……パンもオムレツも…… バターの匂いを嗅ぐとお前を思い出すよ……すっかり調教……むぐ……されてるな(「されてるな」だけ口にパンが入ってる感じ) むぎゅむぎゅ……んきゅ……んふふ……だが、これはまだ私には不可能なレベルの料理だったな。 ただ卵を焼くだけなのに、管理すべきステータスが多すぎないか? フライパンの温度とか火の当たり方とか、まだまだ理解しきれる気がしない…… まあ、まずは序盤から……難易度の低いところから攻めていかないとな。 何事においてもそれが定石……だろう? (サラダを食べる少女) あむ……んむんむ……ん…… ん……?このドレッシング、初めてだな。 (主「昨日受け取ってもらった荷物に入ってたんだよ。人参ドレッシング、おいしい?」) ああ、昨日の昼頃に届いた荷物……なるほど、人参のドレッシングか…… ほどよい甘みとドロッとした感じ……んむ……悪くないな…… 美味しいよ。ふふ。 これが使いたかったから、今朝はサラダ付きなんだな。わかりやすい奴め。 ……休みの日はこうやって、少し豪華な朝食が出てくるから……好きだ。 それが、今日はお前と一日一緒にいれるんだって、教えてくれるしな。 (時計を見上げる少女) ……って、そういえばのんびり朝食を食べている時間はないんだったな。 せっかくお前が用意してくれた機会だ。ちゃんと活かさなくては。 ……だが、小さめとはいえ同人イベントというのは、やはり人、多いんだろうか…… いや、行って見たいと言ったのは確かに私だが……目の前に迫ってくると少し怖気付いてしまうな…… (主「やっぱりやめとく?」) ……いや、ここで逃げたら一生機会がなくなってしまう気がするからな。 それに、勇気を出して一歩踏み出すことの大切さ……お前が教えてくれたから…… だから……うん。……頑張るよ。 (「偉いね」といった感じで少女を頭を撫でる主人公) 【正面・近距離】 んふ……いちいち撫でるなよ……髪がご飯に落ちるだろ…… ん……だが、もし無理そうだったら、ちゃんと連れて帰ってきてくれよな? (主「その時は任せて」) ふふ。頼もしいな。その時は、お願いするよ。