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ようやくお目覚め?

…あら、ようやくお目覚め? 随分とまたねぼすけなのねぇ、あなた… …ここ?ここは私の家よ? あなた…もしかして何があったか覚えていないの? あなたはこの森の中で、凶暴な魔物に襲われて、死にかけていたのよ? 正直、今のあなたの装備とレベルじゃ、この森の魔物には到底敵いっこないわね とりあえず、私の調合した薬で命は助かったけど… もう少し遅かったら、あなたは死んでいたでしょうね… ところであなた…魔王を倒す旅をしている勇者でしょう? あら、別に隠すことなんてないじゃない もしかして…魔物に負けちゃったことが、恥ずかしいのかしら? 安心して、他の誰かに言ったりはしないから だって、この森の魔物はとっても強いんだもの ベテランの騎士ですら、魔物の集団に襲われたらひとたまりもないくらいに… ああそれと、あなたが飲んだ薬は、体の傷を強力に癒す効果がある反面、ちょっとした副作用もあ るから気をつけてね 別に、痛いとか苦しいなんてものじゃないから安心しなさい具体的には、しばらくは体が動かなくなってしまうことよ 傷の治癒に体力を使うから、その反動で手足が重たくなって動けないのよ ここから追い出したりはしないから、そのまましばらく寝ていなさい …私? ああごめんなさい、まだ名乗っていなかったわね 私はここに住んでいる…そうね~、”魔法使い”って所かしら ここで魔法や薬の研究をしているのよ 一応、あなたの命を助けた恩人なのよ? …別に、お礼なんていらないわよ 困ったときはお互い様、でしょ? それに… そんな身体で…どんなお礼をしてくれるって言うのかしら? ちなみにね…あなたに飲ませた薬、ホントは2000万はするのよ? ある国の王様は、3000万でもいいから売ってくれと言っていたわ… 貴重な素材を、惜しまずた~っぷり使ったものだもの… もし私にお礼がしたいなら…薬の代金、支払って貰えるかしら…? そんなこと…勇者のあなたでも無理でしょう? ほーら、分かったら大人しくしてなさい じゃあ私は隣の部屋にいるから、何かあったら声をかけなさい …そういえば、教会騎士団から対インキュバス用の毒薬の依頼を受けていたんだっけ… 男の悪魔だから、若い人間の男の精液に弱いんだけど…どう調達しようかしら… この前は山奥の教会のシスターから魔物を操るための魔術薬の依頼といい、どうして教会からの依 頼は、こうも胡散臭いものばっかりなのかしら… …あぁごめんなさい、独り言よ 世の中には変わった人が多いって話よ、気にしないで ん…?若い人間の男の精液…ふふ、ちょうど目の前にいるじゃない… ねぇあなた…”お礼がしたい”って、さっき言ったわよね? それならちょっと、手伝ってくれるかしら? 実はね…新しい薬の材料に、活きのいい男の精液が必要なの それも、結構大量に… もし私に恩を感じているのなら… あなたの精液、分けてもらえないかしら? 別に、オナニーして出してくれるだけでもいいのだけど… 今は身体が動かないでしょうから、今日は私が、ぜーんぶしてあげる…♥ もちろん…とぉ~っても気持ちよぉ~く、ね…♥ どう?悪い話じゃないでしょう? …ふふふ、交渉成立ね あなたの事、たぁ~っぷり、可愛がって…あ、げ、る…ふ~~…♥ じゃあ少しだけ待ってて頂戴 今、色々と用意するから… ごめんなさいね、あなたの精液を採るのに、ちょっと準備がいるのよ まず最初に…ほら、口を開けなさい 精液がたくさん出るようになる、この薬を飲んでもらうわ 口移しで、飲ませてあげるから… んんっ、んん… …ふぁっ…はぁ…全部飲めたかしら? この薬、甘い匂いがするでしょう? 街で最近売っているんだけれど、知らない? 男の精力増強に、私が発明したのよ? 街で売っている物は、これを20倍くらいに薄めた物だし、安価な素材で代用した、粗悪な大量生 産品だけど… 今あなたに飲ませたのは、私が直接調合した、超濃縮の物…♥ 名付けて…”射精促進剤”…♥ は…もう薬の効果で、頭がぼーっとしてきたんじゃない?

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