Track 3

Track3.ハンドケアでリラックス

それではお客様、引き続きハンドケアの方に移らせて頂きますね んっしょと…失礼します こちらのタオルの上に手を置かれてくださいませ はい…ありがとうございます ハンドケアを行う前にまずは深呼吸を… ええ、リラックスした状態で行わないと効果が半減してしまいますから、楽にされてくださいね すぅ…はぁ… すぅ…はぁ… 続けてお手を失礼します ん… こうやってしばらくの間、両手で包み込みます あ…お客様の手、温かいですね 触れているだけでお客様の体温がしっかりと伝わってきますよ え?そうですか? あ、ありがとうございます…そんな風にじっと手を見つめられますと恥ずかしいのですが…♪ 他の方と比べると酷使していますし、そこまで綺麗ではありませんよ? ふふ、お世辞がお上手なんですね いえ、嫌だという訳ではなくて、何と言いますか…こそばゆくって でもそう言って頂けて嬉しいです これはいつも以上に気合を入れてサービスしなければ…なんて♪ さてと、それでは早速始めさせて頂きますね まずは指先と指の関節を… んしょ… 親指から順にさすっていきますよー ん… んぅ… 親指の腹で軽くさするようにして… んしょ… 優しく…優しく んっ… 一本一本丁寧に関節をマッサージしていきます ん… 触れる部分は皮膚というより骨の硬さを感じられるよう、若干力を加えて動かします こんな風に… 指先…第一関節…第二関節… そしてげん骨ができる部分も… ん… んぅ… はい、最後は小指ですね んしょ…んしょ… 次は右手の方を…失礼します ん… こちらも親指の方から順番に始めていきますよー んっ… すりすり…すりすり… 関節の部分はしわが出来ますから場所が分かりやすいですよね ここを優しく丁寧にさすって…さすって… んっ… んぅ… このまま小指まで続けていきますねー… ん… すりすり、すりすり… はい、関節のマッサージはこれでおしまいです 次はこのオイルを使ったマッサージを行っていきますね んしょっ ふふ、甘い香りがしますか? これはサンダルウッドという植物を使ったオイルなんです 肌を柔らかくする効果がありまして、乾燥肌にも良く効くんですよ この甘い香りを嗅いでいると精神的にもリラックスできますし、少し緊張されてるお客様に相応しいのではないかと はい、気に入って頂けたのでしたら嬉しいです♪ あっ、ただちょっとだけ注意点がありまして… しばらくお洋服にこの香りが付いてしまいますので、どうかお気をつけて下さいませ ええ、直接衣類に付着しない限りは大丈夫だと思います 袖はしっかりと肘より上に上げておいてくださいね それでは早速、手に馴染ませて… ん… まずは手の甲から肘の手前までさすっていきますよ このまま右手を失礼します… んっ… 手の平を密着させたまま、何度も何度も往復させて… んぅ… 全体的に馴染むように優しく広げていきます はい、オイルが広がりましたので続けてマッサージを… 先ほどと同様に手の平を密着させて、手の甲から肘付近まで何度もさすっていきますね んしょ…んしょ… 如何ですか?痛くないです? ふふ、良かったです このまま続けていきますねー… んっ… んぅ… 腕の表面だけでなく、裏側の方も同じように… こうやって腕全体にオイルが染み込むようにマッサージしていきます ん… んんー… この一連の流れをもう一度… んっ… はい、こんな感じですね… 最後は肘を失礼します んしょっと… 肘を手のひら全体で包み込むようにして… 肘骨を中心に円を描くようにマッサージします さすさす…さすさす… んっ… んぅ 肘は手や腕を使うには欠かせない部位ですからね こうやっていつもありがとうって優しくケアしてあげるのが大事なんです ええ、入浴中でもいいので是非マッサージしてあげてくださいね♪ ん… んん… はい、右手はこれでおしまいです 次は左手の方を行っていきますね お手を失礼します… ん… マッサージオイルを手に馴染ませてっと それでは早速… 先ほどと同じように手の甲から肘にかけてオイルを丹念に広げていきます こうすることでオイルの効能を全体的に得られる事になるんです んしょ…んしょ ん… んー… これくらいでいいかな… オイルが馴染みましたので、腕のマッサージをしていきますねー… 手の平を密着させたまま、ゆっくりと丁寧に… ん… んん… 手の甲から肘まで何度も往復させて、すりすり…すりすり… んっ… んー… 腕の裏側も同じように動かして、腕全体を丹念にマッサージしていきますよ すりすり…すり、すり… んっ… ぅん… また表側に戻ってすーりすり…すーりすり… 何度もさすっていくことでオイルが染み込んでいきますからねー… んしょ…んしょ… 裏側も全体的にっ… ん… んっ… 最後は肘を失礼します 力を抜いて楽にしていてくださいね 私が動かすとぶらぶらってなるくらいに… そうです、そんな感じで… ん… すりすり…すりすり… はい、これで両手の甲から肘にかけてのマッサージはおしまいです 今度はメインである手の方を重点的にやっていきますよ 少し手にオイルを垂らして… まずは手の甲をこちらに見えるようにしてくださいませ はい、ありがとうございます 甲側にあります手首をこうやってマッサージしていきますね… んしょ… ん… んぅ… 手首の中央を親指で上下にさするようにして… これを何度か往復させていきます んっ… んん… この辺りには「陽地(ようち)」と呼ばれるツボがあるんですよ ここを刺激する事で手足の血行が良くなり、冷え症に効果的なんです んしょ…んしょ 続けて手の両側のくるぶしも指の腹を使ってマッサージしていきますね んっ… ん… 円を描くように優しく…優しく… ぐりぐり…ぐりぐり… ぐりぐり~…ぐりぐり~ 次に中手骨(ちゅうしゅこつ)の間をマッサージしますね 中手骨というのはげん骨ができる骨から手首に向かって伸びる細長い骨の事です この骨の間を指の腹を使ってさすっていきますよ~… んしょ… んっ… ん… 親指の側から何度も擦(こす)って… ん… 人差し指と中指の間… んぅ… 中指と薬指の間… んっ… 薬指と小指の間も… はい、次は指を一本一本マッサージしていきますね こうやって指を握るように持って… んしょ… そのまま円を描くようにして指先から指の付け根まで丹念に擦っていきます んっ… ん… 一本一本丁寧に…丁寧に… んー… 優しく…優しく… はい、今度は指を側面から挟むようにして押していきます ん… 大丈夫ですか?痛くないです? 了解です、このまま続けていきますね こちらも指の先から付け根にかけて4、5箇所くらいを指圧(しあつ)して… ん… んぅ… んしょ…んしょ… んっ… んん… さてと、続けて指と指の間を軽くつまみ、引き抜くマッサージに入りますね このように指と指の間にある溝を親指と人差し指でつまんで… よいしょっ んっ… んん こんな感じで引き抜いていくんです 何も付けないと少々痛いですが、オイルがありますので丁度いいのではないでしょうか はい、これを小指側から親指にかけてやっていきますね ん… んぅ… 親指の方は溝から更に奥の方に「合谷(ごうこく)」と呼ばれる万能のツボがあるんです こちらを数秒ほど強く指圧し、刺激していきますね~ んっしょ… 1・2・3・4・5… 親指と人差し指が交わる窪みの部分をもう一回… 1・2・3・4・5… はい、これで指のマッサージは一通り終わりました 続けてお手を失礼しますね このように手のひらを上に向けまして… ん… 力を抜いて広げていただけますか? はい、その調子です 手を広げますと、親指側と小指側に膨らみが出来ると思います これを母指球(ぼしきゅう)、小指球(しょうしきゅう)と呼びまして、ちょうどその膨らみのきわをさすっていきますね んっ… ん… きわに沿ってカーブを描くように… んぅ… ん…んん 続けて手の平にありますツボを刺激していきますよー… まずはここ… 手の平の中央のくぼみにある「手心(しゅしん)」ですね ここを数秒強く押します 1…2…3…4…5 ん… 1…2…3…4…5 次はそのすぐ側にある「労宮(ろうきゅう)」です 拳を握ったら中指が当たる部分といえば分かりやすいでしょうか こちらも同じように… ん… んっ… はい、お疲れ様でした これで手の平のマッサージは終わりですので、甲を表にして戻しておきますね んしょっと… 最後はマッサージの締めに手から肘までの間を優しくさすっていきます はい、前半に行ったものと同じですね 気持ち良く感じる手順の一つですので、お客様が望まれるやり方でさせて頂きますよ? ふふ、かしこまりました 優しくゆっくりと…ですね♪ それでは失礼します… んっ… ん… んん… 満遍なくオイルが馴染むようにゆっくりと… 何度も何度も往復させて広げていきますね… んっ… んん… すり…すり… すり、すり… これくらいでもう大丈夫ですか…? ふふ、了解です♪ それでは仕上げに移らせて頂きますね お客様の手を両手で上下から優しく包み込んで… ん… そのままゆっくりと指先の方へ滑らせて抜き取っていきます …はい、お疲れ様でした これで一通りのマッサージはお終いです 続けて右手の方も同様の手順で行わせていただきますね それではお手をこちらにどうぞ… んしょ…失礼します まずは甲側の手首中央を指で圧をかけながらさすって… ん… んぅ… ツボを意識しながら擦っていくととても心地が良いかと思います… こちらは自律神経を整える効果がありますから、ストレスがたまりがちな現代人には効果的ですよ んっしょ…んしょ… んぅ… はい、続けて手の両側にあるくるぶしも親指の腹を使ってマッサージを… ん… んん… 丁度、骨がある部分を円を描くようにして… すりすり…すりすり… すり、すり…すり、すり… ん… 次に中手骨の間をマッサージしていきますね 親指側の方から骨と骨の間をさすっていって… ん… んん… 骨のきわをこする事で筋肉に繋がる腱を緩める事ができ、リラックスを促す事が出来るんです 手は生活するうえで必ずと言っていいほど使う部分ですし、大事にしませんと… んっしょ… 何度も何度もきわを擦っていって… 普段酷使している手に感謝の気持ちを思いながら、マッサージをお受けくださいね ありがとう…ありがとう…って あっ、別に声に出さなくてもいいんですよ? これじゃ、まるで私が拝まれてるみたいでちょっと恥ずかしいんです… も、もう~…! 私を見つめながら言うのもダメですってば ふふ、お客様は面白い方ですね♪ おかげで私の緊張も少し解れてきました そうは見えないかもですが、私だって緊張はしてるんですよ? お客様は初めてでいらっしゃいますし、ちゃんとリラックスして頂けるかドキドキです 本当ですか? それなら安心しました でしたら最後まで心地いい気分を感じられるように頑張りますね♪ さてと、次は指のマッサージを始めます このように手で握るようにして… んしょ…失礼します 指の腹で指先から指の付け根までを丹念に擦るようにして… ん… んぅ… 指全体を小さく円を描くようにして徐々に徐々にマッサージしていきますよ ん… すりすり…すりすり… すり、すり…すり、すり… ん… んー… はい、今度は指の側面を親指と人差し指で挟むようにして… んしょ… こちらも指先から付け根の間にある部分を何箇所か押していきますね ん… んぅ… 一本一本ぐっ…ぐっ…と小さな圧をかけて… ふふ、指先まで段々温かくなってきましたね これは血行がよくなってきている証拠ですよ? はい、表面からはなかなか分かりにくいですが、手の平側から見てみると… ほら、指先が少し赤みを帯びてきています 良い兆候ですから、どうかそのままリラックスしていてくださいね ん… んん… 仕上げに指と指の間にある溝を摘むようにして、そのまま引き抜いていきます 少し指を広げますね…失礼します はい、こうやって溝を摘んだあと…えいっ 数秒摘んだ後、すっと引き抜くのがポイントですね こちらも指の骨の間…きわを刺激する事で筋肉の緩みを促しているんです んしょ… ん…えいっ ん…んっ… っしょ… 親指と人差し指の間の部分は、万能のツボである「合谷(ごうこく)」を押し込んでいきます 1…2…3…4…5 痛くないですか…? もう一度力を入れますよ ん… はい、これで指のマッサージはおしまいです 続けて手の平の方に入らせて頂きますね んしょ… オイルを手に少し垂らして…と お手を失礼します… 手に力を抜いたまま楽にしていてくださいね ん… 手の平をこちらに向けて… そのまま…そのまま… 親指と小指をこちらの方で支えておきますから、ゆっくりと手を開いていってください はい、大丈夫です ではこの状態のままマッサージに入りますね んしょ… まずは母指球(ぼしきゅう)と小指球(しょうしきゅう)のきわをなぞるようにしてさすっていきます… ん… んん… 膨らみに沿うように何度も何度も… んっ… んぅ… 次は手の平にあるツボを刺激していきます 初めに中央付近にある「手心(しゅしん)」を… んん… これくらいの力で大丈夫ですか? はい、このまま続けていきますね… ん…っしょ 今度は近くにある「労宮(ろうきゅう)」ですね 1…2…3 1…2…3…っと どちらのツボも自律神経に効果がありますから、不眠、イライラ、冷え症にもよく効くんです 調子が悪いなって感じたら押してみるのも良いかと思いますよ ん… これで手の平のマッサージはおしまいです 手の甲を表に戻しますね… はい、お疲れ様です あとはお客様に心地良くなって頂く為のマッサージを… ええ、主に腕全体をオイルでさすっていく手法ですね こちらも右手と同じように優しくゆっくり…が宜しいですか? ふふ、かしこまりました♪ それでは早速始めさせて頂きますね まずはオイルを手に… ん… お手を失礼します んっ… んん… ゆっくりと丹念にオイルを馴染ませるように… ん… これくらいの速さで宜しいですか? はい、このままですねー… んっ… んん… んっ… 腕の表面だけでなく裏側も… んしょ…んしょ… このオイルが肌に馴染む感じがとても心地良いですよね ええ、まるで体の中に染み込んでいく様な気分になってきます ん… んぅ… すりすり…すり、すり… すりすりっ…すり、すりっ… ん…んー… もうそろそろ大丈夫ですかね… ふふ、お客様があまりに気持ち良さそうな顔をされていましたから、少々長めにやってしまいました♪ ええ、目がとろんとされていてとても眠たそうなお顔でしたよ? いえいえ、そんな謝らないでくださいませ 眠くなるくらいリラックスして頂けたのでしたら、私も嬉しいですから それでは最後の仕上げを… んしょ…お手を失礼しますね お客様の手を両手で包み込んで… ん… 優しく静かに私の温もりをお客様へ伝わらせていきます んん… ではこのまま仕上げとさせて頂きます するするっと…指から引き抜くように… ん… はい… これでハンドマッサージのメニューはおしまいです 長時間お疲れ様でした 続けてスペシャルコースのメニューに入らせて頂きますね んしょ… お客様、目を閉じて頂けますか? このまま楽にされてくださいね? こちらの目隠しを…失礼します そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ これから起こる事はお客様にとって決して悪い事ではありませんから でも、一つだけお約束事がございます 私がいいって言うまで目隠しを外したり、起き上がったりしないでくださいね ええ、何があっても絶対に…です 身体を楽にして全てを受け入れる事がお客様のケアにも繋がりますので、宜しくお願いします