03-かき氷あーん勝負
その年頃の 夏祭りって言えば
二人で一緒に屋台を回って下駄の音がカランゴロンっと
花火の照らされた君 見慣れない表情
並んで歩くうちに 慣れない浴衣が着崩れって
な~つ とか
浴衣もの凄く着慣れでなす
な~つ が なんか世帯を感じますな
芹さんそんなたっだんですか?
そんなじゃなかったけど いいのよ これで
夏なんだから
そもそも 相手がうりちゃんです
夏祭りがこう言うものなのよ ねーお客様
ちょっとスプーンを拝借
花火を見える石段何がて 二人並んで座りながらね
はい お客様
あーん
美味しい?
舌の色 お揃いだね
ちょっと!
ああもう 鼻 鼻
すみません
今のは芹さんが悪いでございます
ちょっとスプーンを借りしますね
今時の子はもっとスマートでございます
風邪 大丈夫?
お祭りに来てる場合じゃないです
確かに
その辺を屋台を食べ歩きながら 一つだけかき氷買うんでございますよ
花火は ヒュウートンっと上がるのが
これ 私一人じゃちょっと多すぎるから
今なら皆花火に向いてるよ
ほら あーん
うん? あんま効いてないご様子
ほっぺに かき氷付いてるぞ
あれ~
同レベルじゃない
じゃあ 次はずなな
ええ! たっと思いましたけど
もう旦那さんのかき氷ほとんど水です
じゃ きゅうりていいでございます
ええ 旦那様がまた食べてないですから
乙女ね
"Credit goes to hana from Bahamut (Taiwan site) for the JP Script."
- Hayate