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はい、冷たいお茶、入れてきたよー♪
ふふっ♪ やっぱり、動くと喉乾いちゃうねー♪
……こくっ、こくっ、こく……。
はー♪ おいしー……♪
今日はせっかく、一日家にいる予定なんだから……
どうせだったら、ずーっとえっちなことして過ごしちゃう?
いいリフレッシュになるかもしれないよー♪
お姉ちゃんは、大歓迎♪ あなたを気持ちよくしてあげるの、大好き♪ ふふっ♪
……でも、さすがにしばらく休憩? うん♪ そうだね♪ あんまり無理にしても、逆にストレスが溜まっちゃうだろうしね。
あ。そうだ。今のうちに、お掃除しちゃってもいーい?
あなたは、もう少しお休みしてるでしょ? ふふっ♪ お姉ちゃん、もうかなり元気になったから、お掃除しちゃおっかなって。
えー? ううん、大丈夫♪ あなたはたくさんぴゅっぴゅーってした後だし、ゆっくり休んでて♪
あ。それとも、ベッドでひと眠りしてくる? だったら、寝室のお掃除は後にするけど……
……大丈夫? うん、分かった♪
少しうるさくなると思うけど……ちゃちゃっと終わらせるから、ちょっとだけ我慢してね♪
窓、開けるねー。雨は……吹き込んでこないかな?
……大丈夫そう。
さてと。まずは、ハタキから……
ぱた、ぱた、ぱた、ぱた……。
お姉ちゃん、できるだけ毎日掃除するようにはしてるんだけど……
いっつも不思議なんだー。
毎日毎日、ハタキでパタパタしたり、掃除機をかけたりするたびに……いっぱい埃が溜まってるの。
普通に生活してるだけなのに、どうしてこんなに埃が溜まるんだろうね?
埃を撒き散らす見えない生き物みたいなのがいて、お部屋を汚してるみたいだなーって。
そんな感じの想像しながら、お姉ちゃん、お掃除してるよ。
不思議だよね。髪の毛とかは、まだ分かるんだけど……。
お姉ちゃんもあなたも、髪の毛は生えてるし、抜けるっていうのはしょうがないことだよね。
あとは、お料理したあとの、野菜の皮の破片とか。ビニールの切れ端とか。そういうのも、分かるよ。
だけど、埃だけが分からないんだー。お姉ちゃんたちの生活ペースに、埃の供給量がかみ合ってない気がするの。
そう思わない? ……思わないかな? お姉ちゃんがメルヘンチックなだけかなー?
ふふっ♪ あなたも、謎が解明できたら、お姉ちゃんに教えてね?
……うん。これくらいかな。
じゃあ、今から掃除機かけていくね。ちょっと邪魔しちゃうかもしれないけど、ごめんね?
いくよー。
よいしょ、よいしょ……。
……うーん。やっぱり、埃、たくさんある。ちょっと吸っただけなのに……。
一体、この埃は、どこから出てくるんだろうねー。
不思議……。
……あ。足、ちょっとごめんね?
うん、ありがとー♪
ふふっ♪ 別に、ソファからどかなくても大丈夫だよー♪
足を避けてくれるだけでだいじょーぶ♪
……うん♪ こっちのお部屋はおっけー♪
他のところ、やってくるねー♪
さっきから、お姉ちゃんのこと、じーっと見てるけど……どこか、変なところでもあった?
そうじゃなくて?
……お姉ちゃんのこと、見てただけ?
ふふっ♪ 別に、お掃除してるところ見ても、面白くないよー♪
……それでも、なんとなく見ちゃうの?
なんだかちょっと恥ずかしいけど……でも、お姉ちゃんでよければ、好きなだけ見てて♪ ふふっ♪
ふー♪ 簡単だけど、これくらいかなー♪
お部屋、綺麗になった? ……ふふっ♪ どういたしましてー♪
あなたも、お部屋は綺麗なほうが気持ちいいよね♪
あ、お茶、ありがとー♪
……んー? 次は手伝ってくれるの?
ふふっ♪ ありがとう♪ でも、本当に、疲れてないときで大丈夫だからね♪ お姉ちゃん、その気持ちだけで嬉しいよー♪
さて、と。しばらく、お掃除はおしまーい♪
これからまた、いちゃいちゃしよーね♪ ふふっ♪