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Script ∞-Trance

本日は、私(わたし)のトランス体験にご興味をお持ち頂き、 誠にありがとうございます さて、トランス誘導を始める前に、 いつものお願いになりますが、注意事項を一緒に確認していきましょう まず、周りの音や人通りが気にならないような環境は、整っていますか? 一人きりで、ゆったりとリラックスできる状態で そして、そのまま眠ってしまっても問題ないような状況で、 お聴きくださいね そして、人によってはトランス状態に移行する過程で、 怖いとか、嫌だという風に感じてしまう場合があります そういった場合や、やむを得ず途中で中断する場合は、 すぐに解除パートを聴いた上で、ご視聴をおやめ下さい 繰り返し体感する事で、慣れる場合もありますが その際は日を改めるなどして、コンディションを整えてから聴いてみて下さい よろしいですね? はい、ありがとうございます それでは、今しばらく仰向けのまま、リラックスしてお待ち下さいませ こんにちは、お待たせしました…今日は宜しくお願いしますね さて、本日はどうされました?…ふふ、分かっていますよ トランス、というものに、ご興味をもたれたんですね 催眠誘導で、トランス状態に落とされてみたい その心地よい状態だけをひたすらに味わって、楽しみたい だから、私の元へ来て、こうして私の声を聴いている そうですよね?それとも…ちょっと言い過ぎだったでしょうか? 今日の貴方は、無理に肯定も否定もする必要はありません たまにはそういった責任とか、義務とかから解放されて、もっと楽な気持ちで ただただ私の声を聴いて、私の声に導かれて、催眠状態に落ちる感覚と、 トランスの心地よい感覚だけを感じていく そういう時間に、していきましょうね では早速、心地よいひと時を過ごす為の準備を始めましょう そうですね、例えば深呼吸…催眠誘導ではよく使われる手段ですが、 リラックスをするのに、とても効果的です 深呼吸でリラックスすると、心も穏やかになって 私の言っている事も、素直に理解しやすくなります それに、息を吸って、吐く というシンプルな行動に、感覚を集中する事で 意識そのものを、トランス状態に近付ける事ができるのですよ では、まずはとりあえず、私の声に合わせてやってみましょう 大きく、穏やかに、息を吸ってーーー 身体に入った力を一緒に吐き出すつもりで、息を吐いてーーー もう一度…大きく、息を吸ってーーー 全身を緩ませるつもりで、息を吐いてーーー 息を吸ってーーー 息を吐いてーーー はい、ありがとうございます 少しやってみただけでも、先程より頭と身体がふわーっとして、 リラックスできているの、感じられますね? こういった変化を実感するのは、非常に大切な事ですから ではもう一つ、単純な行動の繰り返しを体験してみましょう 頭の中に、丸くて小さい光を思い浮かべてみて下さい、どうぞ そう、真っ白な光が、頭の中でふわふわ、ふわふわと浮いている それは貴方の意識が集まったもの、とでも思って下さい 目は…閉じてしまっても構いませんよ その方がきっと、光のイメージがしやすくなりますからね…ほら では、頭の中でその丸い光を、横向きの8の字を描くように、動かしてみましょう 分かります?『無限大』の記号と、呼ばれるものですね 最初はゆっくり、小さくから…はい、どうぞ ふーら、ふーら ふーら、ふーら 頭の中で、丸い光が尾を引きながら、ゆっくりゆっくり、8の字を描く ふーら、ふーら ふーら、ふーら ではそのまま少し、8の字を大きくしてみましょう…どうぞ くーるくーる、くーるくーる そう、 意識の光だけでなく、頭まで少し動いてしまうかも、しれませんね くーるくーる、くーるくーる では、頭の中いっぱいに、マークを広げていきましょう、どうぞ くるくる、くるくる、また意識の光が広がって、ふわふわと頭の中を飛び回る 光のスピードも、また少し上がったかもしれませんね そう、くるくる、くるくる では、無限大の記号をえがき続けるという、この単純な意識のイメージ しばらく、続けてみて下さい その間に私は、少しお話させて頂きますね さて、先程からお話している『トランス』とは、何の事でしょうか? ヒトは普段生活している上で、たびたびこのトランス状態になっている、 とも言われています たとえば、ぼーっと考え事をして、周りが見えなくなっている時 何か一つの事に集中して、自分の世界に没頭している時 このように意識が、普段の状態から変化しているのを、 トランス状態と呼ぶことがあります 貴方も今…こうなっているのかもしれませんよ? だって、頭の中でくるくる、光の玉が絶えず回っていますよね? まさに単純な動作に集中して、没頭している状態 そう、無限の軌道をえがきながら、くるくる、くるくるって…ちゃんと続けていますね? ふふ、お話も続けていきますね… 私の声は、ひとりでに貴方の内側にすーっと届いていきますから、 無理に聴こうとしなくてもいいですよ トランス状態の意識というものは、間違いなく貴方のものでありながら 貴方のコントロールから外れている、無防備な状態 ある意味、意識のバリアが弱まった状態、と言ってもいいかもしれません ですからこの状態で命令だとか、お願いをされると、よい、悪いの判断をする前に 暗示がバリアを通り抜けて、意識の奥に植え付けられてしまうのです ですが、今日はそのような暗示を与えたりはしませんので、ご安心ください 今日は深い深いトランスの状態、意識の無防備な状態、完全に心の緩んだ状態 ただただそれだけを、存分に楽しんで頂くのが目的ですからね どうです?頭の中でくるくるするのは、気持ち良かったですか? もちろん、もう頭の中から離れなくなってしまったのであれば、 そのままずーっとくるくるしていても構いませんから、ね さあ、意識は…どうなっていますか? 先程より、何だかくらくら、ぼーんやりと、してきましたね? そうです、そのような意識の変化を感じられる、という事は、 トランス状態を感じられる、という事 今から、貴方を深い深いトランスにご招待致しますよ それではここで、ひとつお願いをさせて頂きます このまますぐにトランス状態に落ちていくのももちろん気持ちいいのですが、 十分に我慢した上で、一気にすとん と、そのまますーっと、そしてずぶずぶと 落とされる方が、もっと気持ちいい 何となく想像、できますよね? これから私が、『意識が沈む』感覚を感じられるような催眠誘導を行いますが、 貴方はその沈む感覚に、少し抵抗してみて下さい 方法は…さっきの意識の光が貴方の外の世界へ引っ張られないように、 私の指示に合わせて、頭の中心に感覚を集中させる もっと簡単に言うと、意識がもっていかれないように、気を付ける それだけです そうする事で、意識がある事は感じたまま、 徐々に強いトランス状態を味わえるようになりますよ 自分の意識だけに集中していればいいので、身体は楽にしていて構いませんが もし結果的に少し力が入ったりしても、問題ありませんからね では、改めて…私の言葉を聴いて下さい 今この空間にいるのは、仰向けでリラックスしている貴方自身 そして耳に優しく聴こえてくるのは、透き通るような私の声 とても安心した状態で、このまま眠りについてしまいそう もちろん、気持ち良く眠ってしまっても構わないのですが… 今日は、このふわふわした感覚をもっともっと、楽しんでいきましょうね ほら、ぼんやりと私の声を聴いていると、何だかうとうと、うとうと 睡魔が、少ーしずつ近付いてくる ふふ、そうだ…じゃあ貴方に近付いて来るのは、羊のような格好をした、 睡魔のお姉さん、という事にしておきましょうか ほら、このままだとお姉さんがそのまま、貴方の意識を持っていって すーっと、深い所に降りていってしまうかもしれませんよ そうしたら、きっと貴方はそのまま眠ってしまうでしょうね では、さっきお話した、『抵抗』をやってみましょう さあ、貴方の頭の中心に、感覚を集中 ほら、意識の中心に、キュッと感覚が集まっていく、はっきりとしていく そうです、そうやって睡魔のお姉さんに抵抗してみましょう 後頭部から優しく、すーっと意識を持っていかれそうになっても 私の言う通りに、頭の中心に感覚を集中させれば、大丈夫ですから はい…よくできました、お上手ですよ では、頭と身体から力を抜いて下さい、ほら ふわーーっと、力が抜ける、気が抜けて全身がリラックスしていく それに私の声、とっても柔らかくて温かいから、聴いているだけでまた、 頭の中がふわ~って、とろけてしまいそうですね、また眠たくなってしまいますね ふふ、今度は睡魔のお姉さんが二人になりましたよ またゆっくり、ゆーっくり貴方に近付いてきて 意識を優しく抱きかかえて、ほら、後頭部の方から外に すーーっと、持っていこうとする さらに力が抜けていく、 気持ちが穏やかになって、ふわーってぼやけていく とっても心地よくて、眠たくなってしまう…さあ、また抵抗してみましょう ほら、頭の中心に感覚を集中 キューっと、さっきよりも強く感覚が集まっていく 代わりに他の感覚が鈍くなって、はっきりしなくなっていっても 頭の中心にある、意識だけはしっかりと感じて、離さない そうです、深い所に引っ張られる力がもっと大きくなっていっても、 意識だけは手放さないように、感覚を集めましょうね はい、よくできました また頭と身体から力を抜いて、リラックスしましょう ほら、ふわーーっと、力が抜けていく… 意識がぼやーっとしたり、はっきりしたりを繰り返して 少し、くらくらしてしまいますね?でも、頑張って我慢、続けてみましょうね ほら、そんな事を言っている間に… また、睡魔のお姉さん達がすーっと近付いてきた 今度は、一人、二人、三人…どんどん増えてきてしまいますね ぽかぽか、ふわふわ、ゆらゆら 温かい、柔らかい、優しい 今までよりもっともっと強く、意識が吸い込まれてしまいそうになる 意識がどんどんぼやけて、もうどこにあるのか、よく分からない… では、また抵抗してみましょう ほら、頭に感覚を集中 ぎゅーっと濃縮されるように、感覚がまた、頭に集まってくる、さらに集まってくる 頭の中の小さな一点に集中していく 他がどんなにぼやけて、ふわふわした気持ち良さに飲み込まれて、 分からなくなってしまっても 頭の中心の、そのまた中心だけをしっかり感じられていれば 貴方はちゃんと我慢ができている、だからそれでいいの はい、よく我慢できましたね でもいーっぱい我慢したから、意識の状態が最初とだいぶ変わってきている… その事に、もう自分でも気が付いていますよね? 頭の一点に感覚が強く集まっているけれど、 その周りはもやもや、ふわふわ、ゆらゆら、って 何かぼんやりとしたものに包まれて、 意識はあるはずなのに、ちゃんと起きているのか、もう半分眠っているのか よく分からないような状態、と言ってもいいかもしれません でも、それが何だか心地よいものだと、そう感じている…そうですよね? もうお気づきでしょうか?それはつまり…意識が普段の状態から変化して、 トランス、し始めている状態… 深い深いトランスに落ちていく準備が、整った状態 なんですよ? ではそのまま、もうどこにあるのかよく分からない意識で、 よく聴いていて下さい 今から貴方に一つ、大切なキーワードを教えます これまで沢山我慢してきた貴方の意識は、私に『ほら、落ちる』と言われると あっという間に、ゆらゆらと揺らめいて 今よりもずっと、どこか深い深い所へ、すーーっと落ちていく 意識が深い所に降りれば降りるほど、もっと心地よい感覚を味わうことができる それこそが、貴方の求めていたトランス 『ほら、落ちる』…今のキーワード、 すっかり無防備になった貴方の意識に、すーっと入っていきましたよ はい、ありがとうございます もう抵抗も我慢もしないで、私の言う通りにすればいいですから あぁ、でも…貴方は最初から、ちゃんと私の言う事を聴いていてくれましたね ふふ、ありがとうございます ここから先は、さっきのように睡魔に引っ張られるのではなくて、 貴方自身の意思、願望で降りていきましょう だってさっきまで、何の為にずーっと我慢をしていたんでしたっけ? ふふ、もう何も考えなくていいですよ、私が教えてあげますから 貴方がさっきまでずーっと我慢をしてきたのは、 今から最高に気持ちいい、トランスに落とされる為です 『ほら、落ちる』 すーーーっと落ちる この言葉だけで、わずかな意識がゆらゆらっと揺れる、頭からこぼれて、落ちる そのまま落ちる、落ちる、落ちる ふわふわした感覚に包まれて、意識がすーーっと落ちていく 全身の力もすーっと無くなっていく、余計な感情もふわーっとどこかに溶けていく ただ、心地いい、気持ちいい、それだけを感じ続ける もちろん、今の言葉を言う度に、言えば言う程、 貴方の意識はより深くて心地よい場所に、吸い込まれて、誘い込まれていきますよ 『ほら、落ちる』 落ちる、落ちる、もっともっと深い所に落ちていく だって貴方が望んだ事だから、もっと心地よい世界に浸っていたいから だからすーっと落ちる、ただただ落ちていく ふふ、感じられるでしょう? この心地よい感覚、優しい感覚、幸せな感覚… 深い場所に降りれば降りるほど、もっと満たされて、いっぱいになっていきますよ さあ、満たされていきましょう 『ほら、落ちる』 心地よい雲の中にふわふわと落ちる、 優しい温もりの中にゆらゆらと落ちる、 幸せな空間の中に、ずぶずぶと落ちる 落ちれば落ちるほど、素敵な感覚で満たされていく そういえば、感覚って、さっき貴方もよく使っていましたね そうそう、一点に集中させたり、分散させたりできる、とっても敏感な感覚 じゃあこの心地よいとか、優しいとか、幸せっていう感覚と 貴方のもっている感覚…同じ感覚なんですから、 もっと落ちていったらどんどん混ざって、 一つになっていってもおかしくないですよね? 『ほら、落ちる』 貴方の感覚が落ちる、落ちていく 心地よい感覚の中にふわふわと落ちて、混ざる 優しい温もりの中にゆらゆらと落ちて、混ざる 幸せな空間の中に、ずぶずぶと落ちて、混ざる あっという間に貴方の感覚が、心地よくて、優しくて、幸せな感覚と とろとろに混ざり合って、一つになってしまいましたね これ、多幸感 っていう言い方をしたりするんですよ じゃあ、この多幸感に包まれた感覚のまま… さっきまでやっていたアレ、やってみましょうか すっかり小さくなった貴方の意識に、 今貴方が感じている、心地よい感覚がぎゅーって集まって、濃縮されていったら… ☆多幸感の海の中で、この上なく幸せな表情を浮かべながら、意識が溺れていく☆ 想像しただけで、とっても心地よさそう、ですよね? さあ、やってみましょう さっきのやり方を思い出して…そう、一点にきゅーって感覚を集めるんでしたよね? はい、『頭の中心に、感覚を集中』 ほら、ぎゅーーって 心地よい感覚、優しい感覚、幸せな感覚が 頭の中心、貴方の意識に直接流れ込んでくる 頭の芯からふわふわ、ゆらゆら、とろとろ 多幸感で塗り潰されて、とろけちゃったみたい これで、もっともっと深い所に落ちていけますね 『ほら、落ちる』 落ちる落ちる落ちる、意識のリミッターが外されたから、 もっと深い所まで落ちる 幸せな感覚と感情が大きくなりすぎて、 自分がどこにいるのかよく分からない、 何者なのか分からない、ただひたすらに気持ちいい このまま私と一緒に、何度も何度も、落ちていきましょうね 『ほら』 …ふふふ♪もう、私が『ほら』って言っただけで、 『落ちる』って続けなくても そう…落ちそうになっている、落ちるのを期待している 落として下さいって、望んでいる じゃあもう今からは、その二文字(ふたもじ)だけで 落とされていきましょう…分かりましたね?ふふ 『ほら』! たったこれだけで落ちる、落ちる、深い深いトランスに落ちていく 意識はもう、外からも中からも心地よい感覚に絡め取られて、うまく働かなくなって 難しい事は何も考えられない、何も理解できない赤ちゃんみたい 何も分からないまま、なすがままに、もっと心地よい世界へ沈んでいく、『ほら』 なんで落ちていくのか、もう分かりますね? キーワードを言われると、気持ちよく落ちていく そういう風になると、私に教えてもらったからです そう、この言葉だけで貴方は深い所へ落ちていくんですよ、『ほら』! 落ちる、落ちる、落ちる ほら、落ちていくのが心地いい ほら、落ちていく感覚が優しくて ほら、落ちていく貴方は、幸せ ほら、ほらほらほら ふふ…たっぷり落とされてしまいましたね 通常の催眠術では、トランスが十分に深まった段階で 目的の催眠暗示をかけたりするのですが 本日は、その終着点はありません つまりどこまでも、好きなだけトランス状態を、ただただ深める事ができます だって最初に、貴方自身で、自分の潜在意識に何度も植え付けてたじゃないですか… 無限の軌道を描く、意識の光 くるくる、くるくる そう、無限に、永遠に、って… あの時から、ずーっとお願いしていたんですよ くるくる、くるくる 思い出しただけで、トランスしちゃいますね? ほら、貴方自身が望むままに、ムゲントランス さあ、何度でも何度でも堕ちていきましょう まるで悪魔の誘惑に負けて、大事な掟を破ってしまった天使が その罰として堕落していくかのように ほんの少しの、神に背いた背徳感と、 意識の器から溢れんばかりの、いけない事に手を出しちゃった快感 今日だけは、好きなだけ味わって良いんですよ そう、貴方の意識は、あの二文字(ふたもじ)だけで 深い深い所に落ちていく、そうでしたよね?『ほら』 堕ちる、堕ちる、すーっと堕ちる 『ほら』、ずぶずぶと堕ちる、堕ちる、堕ちていく 今はそれで、構いませんよね?だってそのほうが楽しくて心地よくて、気持ちいいから 『ほら』!…ふふ、また堕ちていっちゃった もうあるのかないのかも分からないような、かすかな意識を どんどん深いトランス状態に落とされて、さらに私に言われた通りになっていく、 それはとても心地いい、ゾクゾクする そんなにこの感覚、好きになってしまったんですね だって、その証拠にまた、とっても可愛らしい姿になっていますよ 『ほら』、ふわーっと堕ちていって、とってもだらしないお顔で、 視線はどこを向いているのか、よく分からない ふふ…最高に気持ちよさそうですね では、もっと気持ちよく、心地よくしてさしあげましょう 『ほら、ほら、ほら』 言われた分だけ堕ちる、堕ちる、堕ちる 自分と周りの境目が無くなっていく、何もかもが曖昧になっていく 貴方がはっきりと感じられるのは、すーっと語りかけてくる私の声と 心地よい、優しい、幸せ、という、感覚と感情 それだけ…分かった? じゃあまた堕ちていきましょうね、『ほら』 とろとろ~、ずぶずぶ~って、堕ちる もう何もしなくていい 貴方の元いた世界ではない、深い深いトランスの世界で どろどろにとろけていれば、それでいい 『ほら、ほら、ほらほらほらほら』 だって、どこまでも深いトランスに浸って、この心地よい世界で過ごす権利が 貴方には、与えられたのですから だから、深い所に堕ちながら、心地よく眠ってしまいましょう… いいえ、眠りについた後も、気持ちよく堕ちていきましょうね 次に目覚める時にはすっかり、ここに来る前の、元の貴方に戻っていますから むしろ余計なものが頭の中から無くなって、すっきりと目覚められるかもしれませんね ねぇ…さっき、何度も貴方を誘惑していた、睡魔のお姉さん達が… 一人…二人…三人…四人、五人、六人 いいえ、もっともっと沢山、やってきた とても優しい微笑みを浮かべた彼女達に、見つめられている すっかりとろけた表情の貴方は、それをぼんやりと感じるだけ ゆっくりと近づいて来る彼女たちに、そのまま取り囲まれていく まるで貴方を暖かく見守る、揺り籠に包み込まれていくみたい このままだと意識、奪われてしまいますね さっきの、一点に感覚を集中させる…というの、まだできそうですか? 一回だけ、頑張ってみましょう? では、私が指示を出したら、最後の力を振り絞って、 貴方の感覚を一点に集めて下さい でも、意識を集める事はできても、 貴方にはもう、抵抗するだけの意思は残されていません それはトランスの世界に完全に浸かってしまった貴方自身が、 一番よく分かっているはずです ですから、これから貴方が頑張って集める意識は いとも簡単に、睡魔のお姉さん達に捕まって 貴方はそのまま完全に、眠りの世界に飲み込まれていきます 眠った後も、お姉さん達と一緒に、気持ちよーく、堕ちていきましょうね 分かりましたね?…ふふ、本当にいい子ですね では、いきますよ…よく聴いて下さい 『ほら、頭に感覚を集中』 すーーっと頭に感覚が集中して、じわーっと、意識が一点に集まっていく はい、頑張って集めた貴方の意識、そのまま睡魔のお姉さん達に、捕まっちゃった ほら、ほら、ほら、堕ちる、堕ちる、堕ちる お姉さん達の中に優しく引き込まれる、吸い込まれる、飲み込まれる …おやすみなさい そのまま完全に意識を奪われて、穏やかな眠りの世界に…堕ちていった さて、そろそろお時間となってしまいました トランスによる不思議な体験…十分に、お楽しみ頂けたでしょうか? 貴方が望めば、この気持ちいい感覚、この心地よい世界 いつでも、楽しめますから…分かりましたね? はい、本日はこの位にしておきましょうね、お疲れ様でした それでは、貴方にかけられた暗示を解除して、元の状態に戻していきます 意識も感覚も元通りになってから、目覚めましょうね 今から私が数字を、1から10まで数えます 数字が10に近付くほど、今ここで起こった事を忘れていって、 代わりに貴方の意識が段々はっきりとしていき 10になって手を叩くと、すっきりと起きる事ができますよ それでは、始めますね? いーち 呼吸が少しずつ、整えられていく にーい 気持ちがゆっくりと落ち着いて さーん 感覚も穏やかになっていく しーい 呼吸のたびに、冷たい空気が鼻を通る ごーお 思考がクールダウンされて、はっきりとしていく ろーく 身体にも、少しずつ力が入れられるようになっていく しーち エネルギーが高まって、気分よく目覚める準備ができていく はーち 目覚めたら、ぐーっと背伸びをしてみましょう  きゅーう さあ、次ですっきりと目を覚ます ほら、じゅう!(ぱんっ) はい、おはようございます 早速、大きな伸びをしてみましょう ほら、ぐーーーって… そうです、少し身体を動かしたりして、 しっかり元に戻ってきた事を確認して下さい 少しお疲れだと思いますから、 この後はどうぞ、ゆっくり過ごして下さいね それでは、本日はお疲れ様でした

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