01 - お兄ちゃんって優しい
妹の側に居たいから
シナリオ:長谷川名雪
【1‐ お兄ちゃんって優しい♡】
やっほー、お兄ちゃん
今日もいつも通りというか…もっとテンション上げていこうよ
なんてね
お兄ちゃんは普段通りにしてくれればいいんだから
自然体が似あってるよ
あは、お兄ちゃん照れてる~
おもしろい♡
そうそう
どうかな?前、作ってくれるって約束したお人形、どこまで出来た?
ちょっと見せてほしいな…なんて
えぇ?どうして拒〈こば〉むの?ちょっとぐらい良いでしょ
やりかけの物を見せるのは恥ずかしいだろうけど…
私は気にしないよ
お兄ちゃんがどこまで作ってくれたのか、見たいの
お願いだよ♡
頑固だな…っと、ははん…そっかそっか
あそこにあるんだね…
ちょっと机の引き出しを調べるからね♡
だってお兄ちゃんの視線、引き出しの方をちらちら行き来してるんだもん
気付かない方がおかしいよ
今さら平静を取り繕ってもね…
遅いかな?
むむっ、お兄ちゃん妨害〈ぼうがい〉しないでよ
私はただ…お兄ちゃんの作ってくれたお人形さんを見たいだけなのに…
(ここからは泣いた振りで演じてください)
ひぐっ…ぐすっ…
意地悪…すんっ、ううっ…
悲しいよ…だってお兄ちゃん、私を邪険にするんだもん…
(ここで、泣いた振りは終えてください)
えっ、見て良いの?(言葉を弾ませる感じでお願いします)
さすがお兄ちゃん、話が分かる分かる
あは?嘘泣きに決まってるでしょ?
それとも何?お兄ちゃんって、一度OKしたことを取り消すの?
私、信じてるから(意地悪く追及するように)
お兄ちゃんがそんな女々しい人じゃないって
どれどれ?
あー、これね…
リスみたいなお人形…
目に生気がないような…
なんだかすごい出来…芸術的というか…
あぁ!落ち込まないでよ!(焦りながら励ます感じでお願いします)
私、嬉しいんだよ。お兄ちゃんが私のためにお人形さん、作ってくれて
完成品が待ち遠しいな♡
出来たら、ちょうだいね(爛々と)
お兄ちゃんの作ってくれたお人形、大切にするから♡
何度も言わせないでよ
お兄ちゃんが私のために作ってくれたんだよ
私のわがままを聞いて…すごく嬉しいんだから
私のために一生懸命になってくれて、ありがとう♡
あは…なんだか照れくさいな…(もじもじした感じでお願いします)
胸がムズムズする…
お兄ちゃんも同じ気持ちなんだね…(ほっと吐息をつくような感じでお願いします)
はぁ…気持ちがシンクロしちゃった♡
あぁ…お兄ちゃん
どうして私のために苦手な人形作りをしてくれたの?
えっ、ええぇ!?
そ、そんな告白されても…こ、困るよ…(言葉を濁す感じでお願いします)
私を真剣に見つめちゃったりしてさ…
あふぅ…私も…お兄ちゃんが好きだよ…
もうお兄ちゃんなしの生活なんて考えられない…
私のこと、ずっと離さないで…
お兄ちゃん…
頭がくらくらしてきちゃったな…
ねぇ…私をここで愛して…(照れた感じでお願いします)