幻想催眠★スライム捕食
「幻想催眠★スライム捕食」 作 300y's
いらっしゃいませ。
ひとときの戯れを叶える、我が催眠の工房へようこそ。
あなたの望む事は…おっしゃらずとも、わかります。
ふふ。
私(わたくし)には全部、わかってしまうのです(妖しく笑う)。
なので、私の言うとおりにしていただければ、大丈夫です。
あなたが望む事…叶えて差し上げますので。
ふふふ。
では、早速、横になって下さい。
次に、目を瞑り、ゆっくり、ゆっくりと深呼吸。
気分を落ち着かせましょう。
食 べ ら れ る準備をしましょう。
(ゆっくりと)
すーーーー。
はーーーー。
そのまま、繰り返します。
すーーーー。
はーーーー。
全身の力を抜いて。
すーーーー。
はーーーー。
何も考えず、ゆったり深呼吸。
すーーーー。
はーーーー。
深く、意識が沈んでいきます。
すーーーー。
はーーーー。
深く、深く、意識が沈んでいきます。
すーーーー。
はーーーー。
ドクン、ドクンっ。
普段は聞こえない、自分の音。
すーーーー。
はーーーー。
ドクン、ドクンっ。
いつもは聞こえない、自分の音。
すーーーー。
はーーーー。
脳内に響く、鼓動。
脳内に響く、脈動。
すーーーー。
はーーーー。
それに合わせて、全身がドクンドクンっ。
それに合わせて、全身がドキンドキンっ。
すーーーー。
はーーーー。
体が、徐々に暖かくなっていきます。
全身が、徐々に暖かくなっていきます。
すーーーー。
はーーーー。
足の指先から、頭の先まで、じんわり、ぽかぽか。じんわり、ぽかぽか。
すーーーー。
はーーーー。
体が温まり、余計な物が、体の外に、押し出されて、いきます。
深呼吸をするたびに、押し出されて、いきます。
すーーーー。
はーーーー。
ほら、あなたの妄想が、漏れでてきます。
すーーーー。
はーーーー。
あなたの、妄想が、形に、なっていきます。
すーーーー。
はーーーー。
これが、あなたの妄想なんですね。
もっとも、私には、あなたを一目見たときから見えていたのですけど(笑)。
すーーーー。
はーーーー。
わかってますとも、
とびきりの“スライム”を…ご用意致しますわ。
あなたを捕食する、ス ラ イ ム、を。
すーーーー。
はーーーー。
その、妄想、叶えます。
私が、叶えます。
すーーーー。
はーーーー。
あなたが大好物の肉食スライムをご用意いたします。
(指パッチン)
すーーーー。
はーーーー。
さぁ、
隣の部屋に、ご用意いたしました。
すーーーー。
はーーーー。
後は、あの白い扉をくぐるだけです。
そうすれば、すぐに、スライムが、あなたの妄想を叶えてくれます。
スライムに捕食されたいという、あなたの…素敵過ぎる…願望…を。
すーーーー。
はーーーー。
あなたの捕食されたいという、願望。
目の付けどころが、とても素晴らしいと思いますわ。
すーーーー。
はーーーー。
捕食されるという、快感…。
それは、と て も と て も、筆舌にしがたい、快 楽 ですから、ね。
すーーーー。
はーーーー。
では、扉をくぐりましょう。
扉まで、10メートル。
歩いてもすぐですね。
9メートル。歩く姿がちょっとぎこちないですよ。
8メートル。
7メートル。
6メートル。緊張が伝わってきます。
5メートル。
4メートル。扉が近付くにつれて、ますます、ドキドキ。
3メートル。
2メートル。さぁ、もうすぐです。
1メートル。扉の目の前まで、来ました。
大きく深呼吸してから、開けましょう。
すーーーーーーーー。
はーーーーーーーー。
(ギィイイ)
ずりゅ、ずりゅ(SE)
うふっ。
いましたね。
うねうねとした半透明の黒い巨大なゲル状のスライムが、いました。
3メートル近くあると、だいぶ迫力がありますね。
あなたを見て、喜んでいますよ。
その証拠に、ぷるるんと体が波打って、震えています。
今すぐ、あなたを食べたくてしようがないようですね。
大好物のあなたを目の前にして、たまらないようです。
すーーー。
はーーー。
私が合図すれば、今すぐにでも、あなたに襲いかかりますよ。
すーーー。
はーーー。
準備は、いかがですか?
気持ちよくなる覚悟はできましたか。
すーーー。
はーーー。
あなたの中の淫らな気持ちが、どんどん、どんどん、高まります。
どんどん、どんどん、食べられたくて、たまらなくなります。
すーーー。
はーーー。
食べられてくて、
気持ちよくなりたくて、
あなたの顔が紅潮し、
あなたの頬が緩みます。
すーーー。
はーーー。
あぁ、でも、そんな顔を、したら…、
そんな顔のあなたを、前にしたら…、
スライムは……。
ニュルッ。(SE)
ズバァッ。(SE)
やはり…。
あなたがそんな顔をしたら、そうなります。
そうなってしまいます。
堪(こら)えきれなくなったスライムに、食べられてしまいます。
見事に、まるごと…一飲み。
私が、瞬きするよりも早く、スライムの体の中に取り込まれてしまいましたね…。
でも、半透明の黒色のスライムの体の中で、嬉しそうな、あなたの顔。
す…っごい笑顔です。
俗にいう、アヘ顔ですね。
顔は紅潮し、目は大きく見開き、瞳はあさっての方に向きつつ、ほぼ白目状態。
大きく笑みゆるんだ口元から、舌がこぼれてます。
そんなに、食べられるのが、気持ちいいのですね。
そうして、為す術も無く、身体を溶かされてるのに、気 持 ち い いのですね。
足も手も胸もお腹も、おちんちんも。
全部が全部、スライムの体内の酸で溶けて、崩れていきます。
スライムの体内に、あなただったものが、墨を撒いたように広がります。
その墨もすぐに吸収されて、いきます。
なのに、あなたの顔、あなたの顔は笑顔。
凄い、嬉しそうです。
これ以上ない、笑顔。
私、こんな満面の笑みで喜ぶ人を初めて見ました。
よかったです。
あなたが気持よくなってくれて、よかったです。
あなたが喜んでくれて、嬉しいです。
どうぞ、意識が途切れるその寸前まで、味わって下さいませ。
どうぞ、意識が途切れるその瞬間まで、味わってくださいませ。
スライムの凄まじい快楽は、死んでも覚えてるはずですから。
なんの憂いもなく、食べられてください。
なんの心配もなく、食べられてください。
ぐちゃ…ぐちゃ(SE)
なんというスライムの食欲。
あっという間に、あなたをまるごと、吸収してしまいました。
あなたはもう、どこにもいません。
いいえ、スライムに吸収された今、スライムになったと言い換えるべきでしょうか。
その、黒色のスライムは、満足気に、体をプルプルと震わせています。
ふふふ。
喜んでくれて、私はとても嬉しいです。
返事のようなゲップ(SE)
さぁ、戻りましょうか。
私は余韻を味わい尽くし、満足気に人心地ついた、スライムを促します。
もはや、スライムになったあなたを促します。
私としましては、ここに残ってもらっても構わないのですけど、
それだと、あなたはずっと、スライム。
スライムになって、たまに、人を食べる生活っていうのも、楽しいかもしれませんけど…ね(笑)。
でも、戻りたいと思うなら、
やってきた扉をくぐれば、
いつもの、あなた。
スライムじゃない、いつもの、あなた。
いつもの、あなたの世界。
いつもの、あなたのお部屋に、戻れます。
そうですか。
帰りたいのですね。
わかりました。
では、帰りましょう。
深呼吸しながら、帰りましょう。
すーーーー。
はーーーー。
さぁ、10秒も歩けば、元の世界です。
すっかりすっかり、いつもどおり。
なんにも心配しないで、下さいね…。
(ゆっくりと)
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
…0。
またのご来店をお待ちしております。