Track 2

チャプター2

【チャプター2】 で、いくらお前が鈍感でも、アタシがラブホに連れ込んだ理由はもう分かってんでしょ? そ、お前に告らせるため。 でもそれは半分正解って感じかな。 ってか、アタシらって付き合うだけなら簡単だったけどね。 アタシから告ればいいだけだし。 でも、誰かさんのせいでアタシから告るって選択肢はなかったの。 お前はアタシのことを「可愛い」とか「好き」とか言ったことなかったじゃん? まー、アタシもお前に「格好いい」とか言ったことがないんだけど、それは置いといて… お前に告らせたくて可愛くなろうって努力してんのに、 アタシが髪を染めたら「外見まで不良っぽくない?」ってイミフなこと言うし。 ロングだった髪を肩までにしたら「失恋した?」とかほざくし。 照れ隠しだとしてもさ、無神経すぎんでしょ。 あー思い出したらムカついてきた。 あとでお前のちんちんに歯型つけてやろっかな。 フフッ、で、アタシは絶対にお前から告らせてやるって意地になってたわけ。 でも何やっても鈍感無神経男には効果なしで… 最終手段として、ラブホに連れ込んだわけ。 ラブホでお前に好きって言われて、やっとアタシは満足したっていうか… ホッとしたっていうか… あ、他に好きな子がいるかもって不安はなかったよ? ここまでやって、アタシのこと好きって言わなかったらどうしようとは思ったけどね。 だから…お前がアタシを好きって言った時は、嬉しかったし… 「遅いんだよバカ」って苛立ちもあったな。 それで意地悪してやろーと思って、さっさと告らないと、他の男にとられるかもよって、 お前が焦るようなことをいっぱい教えてあげたわけ。 アタシは他の男に告られても付き合う気はなかったから、実際は脅しにもなってないんだけど あの後すぐ告ってきたし、お前に効果はあったから、オールオッケーかな。 めでたくアタシらは、幼馴染から恋人になったわけだし。 まー、アタシも意地悪だったとは思うよ(笑) ラブホに連れ込まれたのに、セックスはお預けだからね。 ちなみに、危険日だったってのはホント。 あの時も言ったけど、お前に嘘はついてない。 ま、女の子の体で危険日じゃない日なんてないんだけどね。 安全日って言うけど、あくまで確率が低いだけだよ。 確実な避妊をしたいなら、ゴム使って、ピル飲むのが鉄則。 ゴムだけだと破れたり、外れることがあるからね。 そんな時のためにアフターピルがあるし… ぶっちゃけゴムがなくても、ラブホで出来なかったわけじゃないんだよな(笑) 一応言っとくけど、あの時はアフターピルのことを、 偶然にもついうっかり忘れて言わなかっただけで、アタシ嘘はついてないからね? フフッ(笑) あ、そういえばさ、あの時「お前がゴム持ってるかも」ってことは微塵も考えてなかったわ(笑) もし持ってたら、アタシめっちゃ動揺してたかも(笑) でさ、今日はちゃんとゴム準備してんでしょ? ね、自分でゴムつける練習とかした? やっぱお前のってデカいからサイズもLとか買ったの? 上手につけれた? ねぇねぇ?(笑) アハハッ、デカいのは自信持っていいし、練習するのは悪いことじゃないじゃん(笑) 初めてって女の子だけじゃなくて、男も意外と緊張すんだよ? 例えば…ゴムつけるのに手間取ったりして焦るとさ…だんだん萎えてくるらしいじゃん。 お前も、ゴムつける練習してて萎える経験したろ?(笑) それで更に焦ると興奮も冷めて勃たなくなって、男としての自信がなくなっちゃう。 人によっては勃たなかったことがトラウマになるらしいよ。 女の子も初めてだったら「私がフェラしてあげる」とか言い出せないよね? で、女の子の方は、相手が大好きな彼氏だとしてもさ。 自分の裸を見られるんだから、どうしても緊張するじゃん? おまけに自分の体に入ってくるものを初めて見るんだから、体は緊張でガッチガチ。 お互いに恥ずかしいから、早く済ませたくて、すぐ挿れようとするわけ。 当然、女の子は濡れてるわけないし、処女じゃなくてもそんな状況だったら痛いって。 それで女の子が泣いちゃったら、男としては罪悪感しか抱けないでしょ? つまり、本当に相思相愛の初めて同士っていうのは、ある意味とっても素敵なカップルだけど、 性欲よりも相手を思いやる気持ちとかが強いから、失敗することがあるの。 ってか、遊んでる奴でも、本命相手だと勃たないってことはあるらしいよ? で、男にもプライドがあるから、そっから関係がぎこちなくなったりするんだよね。 上手に出来なかったとか、勃たなかったことが恥ずかしくて、別れたいって気持ちになるわけ。 こんな感じで、アタシって友達から色んな話聞かされて、知識だけはいっぱいあるから、 お前とは失敗したくなかったんだよ。 だからアタシは、お前をラブホに連れ込んでも、最後までする気はなかったの。 もう分かったろ? ラブホに連れ込んだもう一つの目的は、今日のための下準備。 アタシの献身的な愛情のおかげで、今はアタシにちんちん見られるのが恥ずかしいとか、 ゴムつけるの手間取ったらどうしようって不安はないよな?(笑) それに今日はアタシがリードしたげるから安心だろ? じゃあまずは、アタシの緊張をほぐすところから始めようか。 映画でも見て緊張ほぐす?(笑) アハハハ、冗談だって(笑) 映画なんかより、アタシはこうやってお前と喋ってるほうが楽しいの。 恋人になって、気兼ねなく一緒にいれるってマジで最高なんだよね。 じゃあ、改めて…アタシの緊張をほぐす方法を教えてあげよっか。 アタシにキスして? アタシはお前にキスされるのが一番好き。それだけで安心すんの。 [キス音] フフッ…お前のキスってほんと優しい。 でもさ、これからアタシを抱くんだよ? アタシがその気になるようなキスしないとダメじゃない? 舌を絡めて…お互いの唾液を交換するような…濃厚なキスしてよ… [ディープキス音] んっ。(唾液を飲み込む音) フフッ…なんかキス上手になったんじゃない?(笑) さて、このままベッドイン…と言いたいとこだけど、その前にシャワー借りていい? アタシも家で浴びてきたけど、一応念の為。その間にお前もゴムとか出して準備しとけよ あ…そうだ。 どうせ後でアタシの裸は見れるんだから…覗くなよ? フフッ。