深夜のお忍び…
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お兄ちゃ~ん…まだ起きてる? 私だよ…
ちょっと、部屋…入ってもい~い?
…うん、そうだね…そうだよ、ね。
こんな時間に不謹慎だよね。
もう遅いし……だから、いっしょに寝ようね?
ほら、お兄ちゃん。ベッドもっとそっちに詰めてよ。
細身の、女の子、1人分のスペースで、いいからッ!
えへへ☆ おじゃまします…
お兄ちゃんのベッド、私の部屋のより大きくてずるい。
寝返り打っても落ちる心配がないね。
だからそんなに離れてないで、もっとこっち来なよ~…
…ちぇっ、無視か。つまんないの…
コホン…お兄ちゃん、急にゴメンね。
色々考え事してたら、その…不安になってなかなか寝付けなくて…
少しで良いから一緒にいさせて?
…あれっ? 反応無し…
お~い、お兄ちゃ~ん…起きてる~? もう寝ちゃった?
…起きてるじゃん!
ぷっくっく…なんか修学旅行みたいだねっ♪ 枕投げでもする?
…いや、さすがにそれは無いか…バカみたい。
お母さん達、起きちゃったら困るし。ふふ…
じゃあ、代わりにおしゃべりでもしようよ。
お兄ちゃん、何かお話して?
退屈したら眠くなるかも…そしたら部屋に戻ってあげる。
…何も話題なんか無いから、早く戻れって?
つまんな~い! 退屈ってレベルじゃないし…
何か拍子抜けしすぎて逆に目さめちゃった。
もう当分の間、戻れないね。帰らない。ずっとここにいる!
あらら、背を向けちゃって…
お兄ちゃん、怒った?
…うん、と…
お兄ちゃんがしゃべってくれないなら、私から話そうかな。
そういや、こんなにじっくり話すのって久しぶりだね?
いつの頃からかな…
お兄ちゃん、私にあんまり口を利いてくれなくなったよね?
昔は何をするにしても、偉そうに声をかけてくれたのに…
…偉そうは余計だって? ふふ、だって本当の事だもん。
でも全然嫌じゃなかったよ。
あれはまだ小さかった私に目を配ってくれてただけだもんね?
…お兄ちゃん、背中…大きくなったね。
昔はもっと小さかったけど、この背中にしっかりついて行けば遠い所にも遊びに行けたし、
イジメっ子に目をつけられる事も無かった…頼もしかったな…
知ってた? ちっちゃい私にとって、お兄ちゃんはヒーローだったんだよ? ふふ…
でも大きくなったのは…お兄ちゃんだけじゃないよ。
わかる? 背中に私の胸、当たってるの…
年々大きくなってる…背はなかなか伸びないけど、胸の成長はまだ止まらないみたい。
体育の時なんか男子がジロジロ見ちゃうんだよ。恥ずかしい…
下着もしょっちゅう大きいサイズの物に換えてるんだ。
気づいてる? ぬふふふ…
…あれ? お兄ちゃん、体硬いよ?
それにやけに熱い…どうしたの?
…何でもない? くすくす、変なの。
ねえ、お兄ちゃん…好きな人とかいる?
…良いから答えて。兄妹だもん、別に恥ずかしくなんかないでしょ?
絶対、誰にも言わないから…
…そうか、いないか。
いるわけないよね。よしよし…
でもさ、いつか好きな人が出来たら、その…キスとか、するわけでしょ?
その日が来た時のために、ちょっと…練習、しておかない?
…その、もちろんキスの練習の事だよ。
私も少し興味あるし…
…ダメ? 兄妹でこんな事しちゃうの、いけない?
妹のパンツのニオイを嗅いだりするのは良いのに!?
ふふっ。私、知ってるんだよ。
お兄ちゃん、お風呂に入る前、脱衣所で…
洗濯機の中の私の下着こっそり触ってるよね?
…ウソ。隠さなくたっていいよ、お兄ちゃん。
私、脱いだ下着の置き方ちゃんと決めてるから、
形がくずれてるの見れば誰かが触った後だってすぐ判るもん。
私の後にお風呂入るの、お兄ちゃんだけだし…疑いが晴れる余地は無いよ。くすくす…
それとも、お母さんに言っちゃおうか?
お兄ちゃんは、妹のパンツを被る変態です…って!
…ふふふ。
うん、お兄ちゃんがそこまで頼むなら…言わない。
でも私、口が軽いから…うっかり誰かに漏らしちゃうかも。
そうならないように、このお口をお兄ちゃんの唇でふさいで!
キス、して…ね?
んっ…