01_プロローグ
はい、いらっしゃい。その辺、適当に座って?
あっ、そうだ。せっかくだから、こっち来て? そうそう、隣においで~?
んっふ、ふふふ。そんな緊張しなくてもいいよ? な~んて、無理よね~?
キミは~、私のことが~、だ~い好きなんだもんね~?
ふふふっ。んん、ん~? あれ~? 大好きじゃなかったっけ?
あぁ、大々だ~い好き? 愛してる? 生涯の愛を誓っちゃう?
だ・け・ど~。ざ~んねん。私の答えは、あの日と同じ。
私が好きなのは、キミじゃない。キミとよく似た、キミのお姉ちゃん。
私の親友。私の幼なじみ。私にとっても、二ヶ月ちょっとお姉ちゃん。
キミも、好きでしょ? お姉ちゃんだもんね~。家族愛、いいな~。
私も、一緒に暮らしたい。私も、好きになってもらいたい。私も、愛されたい。
たとえ家族愛でもいいから、あの子に愛されたかった。
百合に、愛されたかった。
ふふふっ、やぁね。告白なんてできるワケないんだってば。
あの子の言う好きと、私の言う好きが、噛み合うことはないって、キミにだってわかるでしょ?
異性を好きになるあの子と、同性を、いいえ? 百合しか好きにならない私。
いくら親友でも、幼なじみでも、私たちの思いが重なることはない。
どれだけあの子に恋しても、私の思いは届かない。
どれだけあの子を愛しても、私の思いは伝わらない。
私が女であると言うだけで、私があの子に受け入れられることはないの。
ね~、悲しいでしょう? 可哀想でしょう。哀れよね~。惨めよね~。
だ・け・ど~。私、見つけちゃったの。気付いちゃったのよ。
私の思いが成就する方法。キミの思いが叶う方法。
ほら、うちの制服。これを着て? えぇ、そうね。女装になっちゃうわね。
でも大丈夫。どうせ私しか見てないんだから。ほらほら、早く着て?
はい、良くできました~。あとは、このエクステを付ければ~。
うんっ、似てる似てるっ。キミが可愛い顔をしてるっていうのもあるけど、やっぱり姉弟よね~、驚くほどソックリになったわ。
とはいえ、ほんのちょっとだけ男の子っぽいわね。ふふふ、そうね。男の子だものね。
だけど、ちょっとワイルドになったあなたも素敵よ、百合♪
ねぇ、百合? 聴いてもらいたいことがあるの。
私ね? あなたが好き。好きなの。好きよ。友達としてじゃなくて、幼なじみとしてじゃなくて、一人の女性として好きなの。
恋愛感情の好き。恋い焦がれている好き。慕っている好き。愛してるの好き。
情愛のこもった好き。愛欲に満ちた好き。性愛に溢れた好き。
キスをしたい好き。オッパイを揉みたい好き。オマンコを重ね合いたい好き。
あなたで気持ち良くなりたい好き。あなたの指で感じたい好き。あなたの性器と絡み合いたい好き。
唾液を混ぜ合いたい好き。愛液を舐め合いたい好き。
あなたと一緒に、絶頂したい、好き。
ねぇ、百合? 叶えてもらいたいことがあるの。
私と、セックスしましょ? 私とキスをしましょ? 私とオッパイをまさぐり合いましょ? 私と性器をくっつけましょ? 私の性器に、あなたの性器を重ねましょ?
ねぇ、百合? 私のこと、好き? んふん、ふふふ。好き? 好きでしょ? 好きよね。
私も好きよ。私も、あなたが大好きよ。愛してるの。とてもとても、愛してる。
あなたに、私をもらってもらいたいわ。あなたに、私の全部をあげたいの。捧げたいの。
私の体をあげたい。私の心を捧げたい。
私の唇を好きにして? 私のオッパイを好きにして? 私のオマンコを好きにして?
私の性欲を、あなたの性欲で満たして。私の欲望を、あなたの欲望を満たして。
ふぅ~。えぇ、いいのよ? その格好をしてる限り、あなたは百合だもの。
愛する百合になら、何をされても構わないわ。いいえ? むしろ、何でもされたい。
見つめ合いたい。キスしたい。愛撫したい。愛撫されたい。
セックスしたい。セックスされたい。滅茶苦茶にされたい。
身も心も、あなたに支配されたいの。あなたのことだけ考えて、あなたのことだけ思って、あなたのことだけ感じていたいの。
だから、して? 私を、あなたの好きにして?
だ・け・ど~。あなたは、服を脱いじゃ、駄~目、ね♪