アラクネのおもちゃ
あらあら……。
何かが網にかかったみたいだから様子を見に来てみたら、ウフフ……可愛い侵入者さんだこと♪
この森のこと、誰かに教わっていなかったのかしら?
ここが、人喰い蜘蛛こと、わたし、『アラクネ』の住処だっていうこと。
それともあなた……もしかして危険を承知の上で、わたしのテリトリーに踏み込んできたのかしら?
たまにいるのよね。
好奇心丸出しの村の子供とか、わたしの討伐を依頼されてきた、勇敢な冒険者さんとか……。
あなたもそういうタイプかしら?
そういう人たちがこの森に入ってきて……そのあとどうなったか、知りたくない?
ウフフ。言葉で説明するまでもないわ。
これからあなた自身の身体で追体験させてあ・げ・る♪
ああ、むだむだ。
どれだけ力を入れて引っ張ったって、一度からみついたその糸は、けっして離れやしないわ。
ね? とぉーっても強靭で、とぉーってもしなやかで、ねばねばぁ~って、皮膚にからみついているのがわかるでしょう?
ほぉら、もうっ。暴れてないで、大人しくしなさい。
そんなに抵抗するイケナイ子は、わたしの糸でぐるぐる巻きにしちゃいましょうねえ。
ほーら、ぐるぐる♪ 脚も……腕も……身体じゅうにやわらかい糸が巻きついていくわよ♪ 気分はどう? 痛くないように、絶妙な力加減で締め付けてあげてるのよ♪
ミノムシみたいな姿になっちゃってかわいそう。もうぜんぜん身動きできないでしょう?
これであなたは完全にわたしのモノ……♪
もう絶対、逃げられないわよ♪
どうしたの? 震えてるの? こわい?
呼吸が荒くなってきてるし、お顔が真っ青よ。
わたし、そんなにがっついてるように見えるのかしら?
フフ……いきなり食糧にしたりしないから安心しなさい。
これでもね、人間には興味があるのよ? いつも森の奥で巣を張って、ぼけーっと誰かが来るのを待ってるんだもの。動物や虫じゃ、話し相手にもならないし。退屈で退屈で死にそうだったの。
特に、あなたみたいな若い男の身体には、興味シンシン♪
なぜかって? わたしだって……女の子だもん♪
だから、そう簡単に壊したりはしないわ。じっくり楽しませてちょうだい?
そうね……あなたの態度次第では、優しくしてあげてもいいのよ?
そのかわり、嫌だって言っても、途中でやめたりしないけど♪
そう、あなたはどのみち、わたしのオ・モ・チャ♪
ん? 身体をモゾモゾさせて、どうしたの?
なんだか熱いって?
クス……それはね、身体じゅうに巻きつけた糸から分泌してる粘液が、あなたのお洋服をちょっとずつ溶かしてるからだよ。
便利でしょぉ。さすがのわたしも、布までは食べられないからね。
心配しなくても、皮膚まで溶かしたりしないわ。久々に手に入れたオモチャなんだもの。男のひとの生の身体を、じっくり観察したいだけだから安心して?
……まあ、人体に何の影響もないのかっていうと、そんなこともなくて。
ちょこっと感覚が敏感になって、身体の芯があつぅく火照ったりするようなこともあるようだけど、火傷させたりしないわ。
そのへんはうまく調節してあるのよ。
ウフフ……糸の下はすっかり生まれたままの姿だね♪
素肌で感じるわたしの糸の感触はどう? あたたかくて、やわらかくて、じわーって広がる熱が、体温ととけあって、気持ちいいでしょう?
ほぉら……全身をぎゅぅーって優しく締め付けてあげる。ぎゅううぅぅう~。
はい、緩めま~す。
あはは、ちょっと苦しかった?
でも、全身をマッサージされてるみたいで、ちょっと気持ちよかったでしょ?
も一回やってあげようか? はい、ぎゅーっとね♪
人間の身体っておもしろーい♪ 硬いところと柔らかいところがあって、骨のまわりや関節のちかくでは、お肉のつきかたも違うのよね。ほ~ら、全身よぉ~くほぐしてあげますからね~♪
……って、あら?
さっきまで柔らかかったところが、急に硬くなって、大きくなりはじめたわね。
おへその下――足の付け根のあたりかしら。
こんなところには骨はなかったはずだけど……?
あなた、こんなところにいったい何を隠しているの? ひょっとして武器でも隠していた?
なぁんてね、ウフフ……わたしちゃんと知ってるのよ。男の人ひとの身体には興味があるって、言ったでしょう?
苦しそうだから、ここだけちょっと糸を緩めて、閉じ込められたものを引っ張りだしてあげるね♪
だめ♪ やだって言っても、見ちゃう♪
あなたの男の象徴、見ちゃうよ見ちゃうよ~♪
――って、きゃあっ!?
わあ、すごい! 引っ張りだすまでもなく、ボロンって、飛び出してきたわ!
すごい、大きい……。それにこんなに、熱く、硬くなって……びくびくぅって、力強く脈打っているわ♪
脚でつついてあげるね♪ ツン、ツン♪
反対側からも、ツン、ツン♪
うーん不思議だわあ。骨もないのに、筋肉だけでこんなにカタくなっちゃうのね♪
それにこの独特の形……不思議ねえ。
表と裏では形が違って、先端のところはキノコみたいに傘があるのね。ええと確か、カリっていうんでしょう? どうしてこんな構造になってるのか、あなた説明できる?
ん? どうしたの? 勃起してるところを見られて、恥ずかしいの?
べつに恥ずかしがることないわ。生命の危険を感じると、自分の子孫を残さなきゃっていう本能が働くっていうじゃない。
あれ、それとも……? 人喰い蜘蛛のお姉さんに捕らえられて、いじめられてる自分に、興奮しちゃってる? ん?
そういう人間もいるって聞いたことがあるわ。ヘンタイっていうんでしょ? もしかしてあなたも、ヘンタイの人間さんだったの……?
ンフフ……このヘンタイさん。
人喰い蜘蛛に自分の急所を握られれるのに、興奮しちゃってるのぉ?
えい♪ ツン、ツン♪
わたしの脚から逃げようと、必死に背伸びして、ぷるぷる震えちゃって、かわいい♪
何だかちっちゃな子供を相手にしてみるみたい♪
まあ、あなたがヘンタイさんでも、わたしは構わないわ♪
こんなに大きなおちんちん、滅多にお目にかかれるものじゃないし……真っ赤になってるあなたの顔、ちょっとわたしの好みかも♪
あなたも、こんなに大きなものを持ってるんだもの。誇っていいんじゃないかな♪
ねえ、ほら、元気を出して?
うふふっ♪ じゃあこうしてあげる。こうやって、全体をネバネバの糸でくるんで……ゴシゴシこすってあげたら、元気になるかしら♪
どう? 適度に湿っていて、弾力のあるわたしの糸に、おちんちんを包まれてる感想は?
きっと人間の女の子の中より気持ちいいわよ♪ からみつく糸の一本一本を個別に動かして、全体を収縮させたり、あなたの弱いところを集中的に責めたてたりできるんだから♪
ほら、動かすわよ♪ ほら、全体をぎゅーーーってね♪
次は、根元から先っぽにかけて、段階的にぎゅーっ♪ ぎゅーっ♪
やっぱり先っぽが感じるんだね♪ じゃあ敏感なトコロだけっ、ぎゅぎゅーーーっ♪
あはっ♪ ちっちゃな穴からトロトロのオツユが溢れてきてるぅ♪ たまらないでしょう♪ こんな締め付け、普通に生きてるだけじゃ味わえないからね♪
ガマンしなくっていいんだよ♪ あなたの射精するところ、見たいな♪
ガマンする悪い子には、もう一度、全体をぎゅーーーっとしちゃうぞ♪
どうしたの? 気持ちいいんでしょう?
糸を通してあなたの心音が伝わるよ。すっごくドキドキしてる♪
出したいんでしょう? あなたの精液、びゅーってしたいでしょう?
恥ずかしいことなんてないのよ、これは生物学的研究なんだから♪ 精液を発射して雌の生殖器まで届けるんでしょう? わたしたちにはないメカニズムだから、とっても興味があるな♪
ふふっ、竿全体がすっごくビクビクしてきたよ♪
もう限界かな?
ほらほらほらっ、もっとぎゅうぎゅうに締め付けちゃうぞ♪ 早くしないと、大事なおちんちんがちぎれちゃうかも♪
間近でジックリ見ててあげるから、ほーら射精して♪
ぎゅーーー♪
(ビクンッ! ビクビク!)
――ひゃあっ!!
すごいっ、たくさん出てる♪ すごい勢い♪
噴水みたいにびゅーびゅー吹きあがるんだね♪ わたしの糸でいっぱいぎゅーぎゅーごしごしされて、よっぽど気持ちよかったのかな?
顔にちょっとかかっちゃったわ……うふふ、精液って変な味ぃ♪ でもクセになりそう♪
まだビクビクしてる? 腰もカクカクしちゃってえ。溜まってたぶんを全部放出しちゃったのかな♪
射精お疲れ様っ♪ よくがんばったね♪
でも、うふふ……まさかこれで終わりだなんて、思ってないわよね?
蜘蛛はね、捕まえた獲物をその場でぜんぶ食べちゃったりしないの。糸でぐるぐる巻きにして、貯蔵して、いつでも楽しめるように保存しておくのよ♪
これまで捕まえた人間たちもね、ちゃーんと生かしたまま保存してあるの♪
あなたもわたしのステキなコレクションの一部になるのよ♪ もう人間たちの世界には戻れないけど、わたしと一生遊べるんだから、別に寂しくなんてないわよね?
大丈夫、あなたは若くて性欲も旺盛なようだから、乱暴に扱ったりはしないわ♪ わたしのお気に入りだもの♪
何度も何度も射精させて、身体じゅうがカラカラになって、心がぐずぐずに溶けちゃうまで、気持ちよくしてあげるからね♪
あなたは立派なものを持ってるんだから、もう一回くらい、すぐ射精できるよね?
巣の奥のほうまで連れてってあげる。絶対に誰も来ない、助けに来ない森の奥深くで、今度はもっとゆっくりじっくり、楽しもうね……♪