04
;翌日の朝
「あ、おはよう。ふふ、今日はちゃんと起きてこられたね。良かった、そろそろお越しに行こうかなーって思ってたんだ」
「ふふ、言った通りでしょ? 夜にちゃんと寝れば朝は自然と目が覚めるの。そうそう、昨日お昼寝してたからちゃんと眠れるか心配してたんだよ? そろそろ生活時間を戻さないと、って思ってたからね」
「もし起きなかったから? ……ふふ、もしそうなら悪戯しちゃおうかな、って思ってたんだよ? うん、寝てるところに悪戯……ふふ、どうしたの? なんか顔、赤いよ?」
「……どんな内容って……えっと、マジックで顔に落書きしたりかなぁ。あ、ちゃんと水性ですぐに落とせるようにはしておくから安心してね?」
「ふふ、気づかずに学校行くなんて、顔洗う時間もないくらい寝坊してるって事だよね? それじゃ、自業自得だよ?」
「そうそう、何でも規則正しく……なんて言うつもりは当然無いけど、それでも生活に支障が出るようなら改めないとね……お姉ちゃん? ふふ、お姉ちゃんに何か直さなきゃいけない事、あるかなぁ?」
「無くて七癖って言うし、あるなら言って欲しいなぁ……どういうのがあるかな?」
「……距離が近い? ……うう、お姉ちゃんと一緒に居るのが嫌なんて、遅れた反抗期? 本気で言ってるなら……お姉ちゃん、何しちゃうかわかんないなぁ……」
「……くすくす……冗談だよぉ……そんなに驚いた顔しないで? それで、どうなのかな? お姉ちゃん、もっと距離を取った方が良い? 出来れば、そんな事言わないで欲しいんだけどなぁ……」
「……ふふ、そうだよね。ありがと……じゃないかな、冗談でも悪い冗談があるんだから、怒る場所かな? ……くすくす……大丈夫だよ、怒ってないから。でも、次に同じような事言ったら、ちょっと怒っちゃうからね?」
「さ、それじゃ朝ご飯にしよっ。うん、今日はとっても良い天気だから、放課後は空けておいてね? 買い物とか洗濯物をたたんだり、することはいっぱいあるんだから、ね?」
;3秒程度間