1 プロローグ編
【姉】
お兄さん、こんにちは♪ お久しぶりですね~♪
【妹】
久しぶり~♪ 数年ぶり? 相変わらず地味でパッとしないなぁ♪
【姉】
くすくす♪ ごめんなさい、怒らないで下さい♪ 以前みたいにお兄さんをからかうのが目的じゃありません♪
【妹】
くす♪ ごめんなさーい♪ お兄さんを見るとつい♪
【姉】
今日はぁ・・・お兄さんに彼女が出来たお祝いをしに来たんですよぉ・・・♪
【妹】
あれぇ? なんで知ってるのーって顔だね・・・♪ くすくす・・・♪
【姉】
くす♪ お兄さん、周りの友達には教えてたみたいじゃないですか・・・♪
【妹】
なんで私達には教えてくれなかったのかな~・・・?
【姉】
んふ♪ もしかして私達には知られたくなかった・・・とかではありませんよね?♪ くすくす♪
【妹】
ひっどいなぁ♪ 昔はあんなに仲良く遊んでくれたじゃーん?
【姉】
近い・・・ですか? うーん? 私達は男性と話す時はいっつもこんな感じなんです♪ くすくす♪
【妹】
変な事? くすくす♪ 変な事ってなーに? ちょっと近づいてぇ、腰のところに手置いてるだけだよぉ・・・?
【姉】
こんなの全然"変な事"じゃありません♪ お兄さんと私達は仲良し、なんですから♪ くすくす・・・♪
【姉・妹】
すぅ・・・ふぅ~~~・・・・♪
んふ♪ はぁ・・・はぁ・・・♪ すぅ・・・はぁ~~・・・♪
【妹】
ね・・・? せっかくお兄さんに彼女ができたんだからぁ、お・い・わ・い、させてぇ?♪ くすくす・・・♪
【姉】
仲良しだった頃を思い出してぇ・・・いろぉ~んなこと、させて欲しいなぁ・・・♪
【妹】
男と女の仲良しな事、たっくさんさせてねぇ・・・♪ おにーさん♪
【姉】
うん? 彼女がいるからって・・・それとお祝いに、何の関係があるんですかぁ?
【妹】
そうだよぉ♪ 変なお兄さん♪
【姉】
それに・・・くす♪ どうしてそんなにオドオドしてるんですか? 目も泳いでますし♪ くすくす♪
【妹】
まるで私達を怖がってるみたい♪ 年下の女の子を怖がるなんてやっぱり変だよー? くすくすくす♪
【姉】
むー♪ お祝いするのがそんなにダメなんですかぁ?
【妹】
くすくす♪ 離れろっていうわりには全然抵抗しないよね、おにーさん♪
【姉】
くすくす♪ それじゃあですね、これ、見てください♪
【妹】
くす・・・♪ 思い出した? 忘れて・・・ないよね?
【姉】
これはぁ・・・お兄さんが私達の下着を盗もうとしているところの写真です♪
【妹】
くすくす♪ こわーいよね?♪ かなり前の事だけど、未だに信じられないもーん・・・♪
【姉】
違う? くすくす♪ 何が違うんですかぁ?
【妹】
お兄さんの部屋に遊びに来てる時にぃ、偶然脱衣所に私達の下着が置いてあってぇ・・・♪
【姉】
その時は偶然刺激が強すぎるエロぉ~い下着でぇ・・・♪
【妹】
お兄さんが下着を盗もうとした瞬間、"偶然"私が手に持っていたスマホで写真撮ったんだよね~・・・♪
【姉】
偶然に偶然が重なったとはいえ、盗もうとしてたところをちょうど捉えたんだよね♪
【妹】
くす♪ だから違うってなーに?♪ ・・・んー? まぁ確かに盗もうとしてるんじゃなくて手に持っただけにも見えるかな?
【姉】
全然覚えの無い下着・・・しかもドスケベでいやらしいのが自分の部屋に置いてあるんですから、ひとまず手に持って確認しようとしてもおかしくはないですね♪ くす♪
【妹】
くすくす♪ お兄さんが誤解だなんて言ってもぉ、この写真を見た他の人が同じ事を思うかなぁ? くすくす♪
【姉】
例えばぁ・・・彼女さんとか♪
【妹】
あ、顔色変わった♪ やっぱお兄さん面白ーい♪ くすくす♪
【姉】
何が望みって・・・なんだか私達が脅してるみたいじゃないですか♪
私達はただぁ・・・昔みたいに遊んで欲しいなぁって思ってるだけです♪
【妹】
うんうん♪ でも昔と同じ遊びじゃつまらないよねー?
だ・か・らぁ・・・んー・・・ちゅっ♪ くす・・・♪ ん、はぁ~・・・♪