シーン01
悪堕ちタナリ化した変身ヒロインの幼馴染に逆アルを奪われオホさ話。悪堕ちタナリ化した変身ヒロインの幼馴染に逆アルを奪われオホさ話。
シーン1
変身ヒロイン公認試験前日の話
たぁあああぁぁ――――ッ‼
あなたは悪の邪気に当てられているだけ、今ならまだ間に合う……私、魔装少女ミルキークリスタルの力で……助けます!邪気に完全に取りこまれて、私の言葉も届かないけど……怪人に堕ちてしまうのだけは、
防がなきゃ!
浄化のクリスタル、シャインステッキの力でそのまがまがしい邪気を完・全・浄・化♪してあげるよ浄化の光を、この魔法のステッキの先端に集めて――はぁああぁぁッ。まばゆいきらめきを見せる浄化のエネルギーで、その身体に巣食う邪気を頭のてっぺんから足のつま先まできれいさっぱり払っちゃう!ミルキークリスタルの必殺技、シャインステッキの浄化の魔法をその身体で感じてみなさいッ!
……チャージ完了!人を惑わす、まがまがしくて、陰気で、え~と、とにかくッ、悪の邪気なんか全部、消し飛んじゃえ!シャイ~~ンっ!ステ~~ッキ!
いっけえ~~~~ッ
うしっ、今日もいい感じ!悪の邪気も完全に抜けて、普通の身体に戻ったみたい。もうちょっとで邪気に支配されて、元に戻れないところだったね。でも、間に合って、よかったぁ♪
んふふ、邪気の浄化は魔装少女ミルキークリスタルにお任せだよ。どんな怪人が出てきたって、シャインステッキで完全浄化してあげるから。
魔装少女ミルキークリスタル、この街じゃ、ちょっとした有名人よ。う、なによ、その目は。確かに、まだ変身ヒロインの公認試験には受かっていない、無所属でアマチュアの変身ヒロインだけどね…
でもね、それも今日で最後。明日の変身ヒロイン公認試験に受かれば、私も堂々と変身ヒロインできるのよ。お給料だってもらえるし、サポートだって受けられる。もっともっと強くなって、たくさんの人を救うことができるの。そのために…一生懸命、
変身ヒロインになる勉強をしてきたんだから。
きっと受かってみせる。
聞いてる?私の決意。
話を聞くふりして、私のコスチュームばっかりじろじろ見ないの。戦ってる時はあんまり気にならないけど…すっごい恥ずかしい格好よね、実際。身体にぴっちり張りついたコスチュームで、腰からお尻、太腿へのラインだって、しっかりと丸見えで、内腿の形だって綺麗に出ちゃってて…。胸も大きいのが強調されて、谷間が覗いちゃってるもん。素材も光沢のあるつるつるしたヤツで、裸でいるよりも、ぜ~ったい恥ずかしい、エロいよね、これ。おまけにスカートは超ミニで、すらっと伸びた足がまる出しで…。
ねえ、何よ足ばっかり見て!そんなに足が好きなの。はぁ……キミも、せ、い、ぎの味方なんだから、エッチなのは禁止!
ねえ、キミ、本当に変身ヒロインサポートのスタッフ用の公認資格、持ってるの?国家がバックにいるはずの組織なのに…なんだか不安になってくるわね。私なんて、何回受けても、変身ヒロインの公認試験になかなか受からないのに。キミだけ、さっさと受かっちゃう次の試験は、ぜ~ったいに受かって見せるからね。そのために、キミにも、たくさん協力してもらったし。今回、ライバルに同じタイプの変身ヒロインがいるけどだいじょうぶ。必ず受かってみせる。
何回も変身ヒロインの試験に落ちつづけても、不死鳥のように蘇って立ち向かう、この私のド根性を見せてあげるッ。競争相手も多いけど、こっちはキャリアが違うのよ。キャリアが。何年も野良変身ヒロインやりながら、三回も公認試験落ちてるのよ。四回目は、絶対に合格する!って…聞いてる?ともかく、明日の試験は私の正念場。変身ヒロインとして活動してきた、ここ数年の全てをぶつけるよ。もちろん、受かった後もよろしくね。
その……キミのこと、結構、信頼してるんだからね。
だから、ちょっとは応援してよね!