プロローグ
135京(けい)1209兆9371億2983万3910回目の射精です。
計1.4512TL(テラリットル)の精液を放出しました。
まるで生き地獄。死んだほうがマシですね。
被験者を重力の綻びに誘い(いざない)精液を搾り始めてから、約36.532穣(じょう)秒経過しています。
毎秒1回水滴を垂らし、一辺5センチメートルのアルミニウムの立方体に穴を穿つまでの時間に相当します。
途方もない時間が経過しましたね。
また約2.2341エグザカロリーを消費しました。
さらに精液の補填を促します。
これによりあなたは無限に精液を放出することができます。
引き続き陰茎に刺激を与えます。
陰茎への刺激をパイズリへシフトします。
直近の一日の射精回数は173回です。
次代の神を孵卵させるまでに、残り九千九百九十九×10の999999999・・・エラーが生じましたので計算を中断します。
残り時間を考える余裕があるなら素数でも数えてたほうがいくらか気がまぎれると思いますよ。
それでは被験者様の思考を読み取ります。
現在思考放棄状態です。
まるで外部の刺激を感じるだけの肉と化してますね。
現在の快感と苦痛の比率は1.2425対1.4433です。
熱量に置き換えますと0.00035ジュールマイ秒です。
射精直後も扱かれ続ける苦痛が快感を上回ってますね。35発目の射精から依然として変わりませんが。
再び射精するまでにおよそ約12分35秒を必要とします。
手加減はしないのであしからず。
再射精までの時間を縮めるために扱き(しごき)に捻りを与えます。
次の射精までの時間をコンマ2秒の短縮が可能となりそうです。
少しでも早くすることで何万年もの時間の短縮になります。なんせ無限の世界ですから。
被験者の琴線に触れるような容姿を模索します。約2313兆3902億回目の試行です。
陰茎への血液の循環を強めるために必要な工程ですね。
あらたな陰茎を昂らせるシチュエーションを構築します。
では、ご案内します。
終ることのない無限の搾精拷問劇を。