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起きてるかな? それとも、もう寝ちゃったかしら …もう、電気はつけっぱなしだし、お布団にも入ってないじゃない。寝るならちゃんとお布団に入っていないとダメよ。小さい子じゃあ無いんだから… 今更寝てるフリしてもダメよ? 起きてるの、知ってるんだからね。キミは悪い子だもんね。でも、だめよ? 今日も一日大変だったんでしょう? だから早く寝て、明日に備えなきゃ。あんまり夜更かしすると明日が大変よ? もぅ、わがまま言わないの…うふふ、このパジャマ、気が付いた? うん、新しいの買っちゃったの。 色もカワイイし。リボンのついたウサ耳もカワイイでしょう? パジャマくらいではしゃぎすぎって思ってるでしょう? でも、ちょっと触ってみて。 ね? とってもふわふわでさらさらで気持ちいいでしょう? 私がはしゃぐのもわかるでしょ? だって、キミと一緒に寝る時のためにとっておいたんだもの。私もキミも、このふわふわさらさらに包まれて眠るなんて素敵だと思わない? ふふっ。だぁめ。キミはちゃんとお布団にいるの。 これから寝るんでしょう? 子供じゃないんだから、出てきたらダメよ。風邪引いちゃうじゃない。 もぅ、仕方ないわねぇ。私も一緒にお布団に入ってあげるから、ちゃあんとお布団の中に居ましょうね。 じゃあ、電気消すね? うふふ、暗いのは恐い? 子供扱いされてるみたいで、イヤ? あらあら、じゃあ、ちゃあんとお利口さんにしてねんねちまちょうねぇ…ふふ、うふふ…冗談よ。そんな顔しないの。 それとも、赤ちゃん言葉であまやかちてもらうほうがちゅきでちゅかぁ?(甘やかしてもらう方が好きですかぁ?) ふふ、冗談だってば。じゃあ、私の代わりに電気消してきて? その間、私がちゃあんとお布団温めて(あっためて)おいてあげるから。 でも、もう君の体温でお布団暖かく(あったかく)なってるね。それにキミの匂いがする…なんだかもうキミに抱きしめられてるみたいな気分。ふふっ、ホントはキミのそばが一番好き。だから早く電気消してこっちに来て? …真っ暗だけれど、大丈夫? ちゃんと私の隣に来れる? 早く来ないとお布団が閉まっちゃうますよー。 ごーぉ、よーん、さんっ、にぃっ、いちっ【5からのカウントダウン。3から急に早くなる】。はい、時間切れでーす。お布団はもう満員でーす。 …あらあら、どうしたの? 入れて欲しいの? どうしようかなぁ。キミは悪い子だから本当はお布団に入れてあげられないんだよ?  いい子にしてちゃんと寝る? もうワガママ言わない? …じゃあ、特別に入れてあげる。でも、今回だけよ? またワガママ言ったり、ちゃんとお布団に入らなかったら今度こそ入れてあげないからね? わかった? じゃあ、ハイ。どうぞ。 あん。もう、動いちゃダメ…どうしたの? 眠れないの? ちゃんとお布団に入ってなかったから湯冷めしちゃったのかな。それとも何か考え事? 怖い夢、見ちゃいそう? ほら、手、貸して…まだ暖かいね。湯冷めしちゃったワケじゃないみたいだね。じゃあ、この手は私がずっとぎゅってしててあげる。キミが寝てる間もずぅっと。 そうすれば、もしキミが怖い夢を見てもきっと助けに行ってあげられるから…怖い夢を見たら私の手をぎゅっと握りしめて。そうしたら私が怖い夢からキミを連れ出してあげる。それで、もっと穏やかな夢が見れる場所まで手を繋いで、一緒に行ってあげる。だから、ほら。キミも手、ぎゅってして… キミの手、大きい。私の手じゃキミの手にすっぽり包まれちゃう。こんな小さな手の私じゃあ頼りないかな?  …ねぇ、もし私が怖い夢を見たら。この大きな手で私を怖い夢から連れ出してくれる? うん、きっと呼ぶから、絶対来てね? …うふふ、ありがと、年下でもちゃんと男の子なのね。キミのそういう所、好きよ。でも、それは私の役目。寝ている間まで頑張らなくてもいいんだよ? だから、こうやって抱きしめてあげる。ふふっ、ふわふわもこもこ、いいでしょう?  【囁き】そのまま、目を閉じて…うん、いい子。 キミが寝ている間だけは、ここに居て良いんだよ。怖いものや嫌なものは私が全部覆い隠してあげる。 だから、キミは小さな子がお母さんにしがみつくみたいに私の胸の中にいていいんだよ。キミの目が覚めるまで、ずっとこうしてキミのことを守ってあげる。だから、安心して私の匂いと私の体温に包まれていて。【ここまで】 すぅ、はぁ…【深呼吸の吐息】石鹸とシャンプーと、キミの匂い…私、キミの匂い好きよ。なんだか落ち着くの。キミも私の匂い、好き? うふふ、ありがと。じゃあもっと私にぎゅってしてもいいよ? 私もキミの匂いをもっと近くに感じたいから… あらあら、恥ずかしいの? 私はちょっとだけ恥ずかしいかも…でも、キミのそばにいたいから離れてあげない。 だって、こんなに近くにキミがいるのに離れて眠るなんてちょっと寂しいじゃない。だから、キミが我慢できなくなって眠っちゃうまで私はずっとここにいてあげる。ううん、キミが眠ってもそばにいて抱きしめていてあげる。 うふふ、なぁに? どうしたの? 顔が真っ赤よ? これから寝るんでしょう? でも、こうやって何かを抱いて寝てるとそれだけでなんだか落ち着いてくるでしょう? …だから、私をぎゅっとするのがイヤなら、私のこと枕とかクッションだと思ってくれても良いから…【本当はそう思ってほしくない。切なそうな感じで】 …いいの? 嫌だったら無理して私のそばにいなくても良いんだよ? …ありがとう。そう言ってくれると私も嬉しいな。あらあら、また赤くなってる。恥ずかしがり屋さんなのに頑張ってくれたんだね。お礼にもっとぎゅっとしてあげる。あん、逃げちゃダメ。ちゃんとここにいるの。それともさっきの言葉はウソなのかな? ウソじゃないんだったら証拠、見せてほしいなぁ… 【囁き】キミの身体、あったかい…ふふっ、キミが眠るまで見ていようと思ったのに、これじゃあ私の方が先に寝ちゃいそう。【ここまで】 キミはまだ寝ないの? 私にキミの寝顔見せてほしいなぁ。起きてる時の気を張った顔も好きだけど、寝てる時の穏やかな顔も好きだから。 キミが寝ている時どんな顔でいるか知りたい? 聞いても教えてあげないけどね…うふふ、だぁめ。これは私だけの秘密。でも、キミの寝顔は本当に好きよ? だから早く寝て? ふふ、寝顔を見るのは私。キミが先に寝るの。 …もう、意地悪。キミにぎゅってされたら、私も眠くなっちゃう。さっきまであんなに恥ずかしがってたのに。そんなに私の寝顔が見たいの? 女の子の寝顔なんて覗き見しちゃダメよ。男の子は女の子の無防備な姿を見ちゃいけないの。そういうのを見せるのは特別な男の子にだけなんだから。 …見たいの? えー? どうしようかなぁ。 もう悪い子しないって約束したからお布団に入れてあげたのに、全然反省してないし、私に意地悪するし… そんな子は私の特別になんてしてあげないんだからね? ふーんだ。キミのことなんか知らない。【あくまで冗談ぽく】 …なぁに? 反省した? もう私に意地悪しない? いい子にしてる? ちゃんと寝る? どうしようかなぁ。うーん、やっぱりまだ許してあげない…ふふっ、許して欲しい? じゃあ、腕枕して? そうしたら許してあげるかも… やっぱり、男の子の腕って違うのね。女の子とは全然違って、逞しくて、暖かくて、優しい。 これから寝なきゃいけないのに何だかちょっとどきどきしちゃう。さっきキミがドキドキしていたのもちょっと分かるかも。 …ほら、手はこっち。背中の方から腰に回して。うん、そう…こっちの方がダランとさせているより手がしびれなくていいでしょう? それにこうしているとキミの腕に抱き寄せられてるみたいで、キミの温もりを全身で感じられてとっても落ち着くの。だから、もうちょっとぎゅってしてくれると、うれしいかなぁ。 あらあら、どうしたの?  また恥ずかしがってるの? 私の寝顔が見たいんでしょう? そ、れ、に、まだ、キミのことは許してあげてないんだけどなー。 ちゃんとぎゅってしてくれないと、キミのことをお布団から追い出しちゃうよ? 私だけ、暖かい(あったかい)お布団にいてキミは冷たくて硬い床の上で寝て、体痛くなって風邪引いちゃうんだよ? あーあ、かわいそー。でも仕方ないよねー、キミがいじわるするからいけないんだよ?【冗談ぽく】 そんなのはイヤ? 私も、キミがそんなふうになるのは悲しいなぁ…【囁き】だからもっと、ちゃんと抱きしめて…【ここまで】 ふふ、私の息があたってこそばゆい? なぁに? どうかしたの? 許してほしいの? うふふ、どうしようかなぁ。いいチャンスだからもっと甘えちゃおうかな。だから、まだまだ許してあげない。【ふざけて茶化すように】 …じゃあ、もう悪い子しちゃダメよ? お姉さんの言うことちゃんと聞いていい子にできる? はい、眼、つむって…ゆっくり息をして…いいよ。私の身体、もっとぎゅってして。私もキミのこと抱きしめてあげる。私の匂い、落ち着く? じゃあ、もっと深く、深呼吸して… こうして耳を澄ませていると、私の鼓動が聞こえるでしょう? この音が、お母さんのおなかの中でキミも聞いていた音だよ。ヒトはこの音が一番落ち着くって知ってた? 一番安心できる場所にいた頃のことを覚えているからなんじゃないかな、きっと。赤ちゃんの頃には戻れないけれど、少しでも安心してキミが眠れると私も嬉しいな。 それにね、この格好、私も落ち着くのよ。キミを抱いた腕にキミの鼓動を感じるから。キミの腕に抱かれてると、なんだか守ってもらえてる感じがするの…ふふっ、私のほうがお姉さんなのにね。 …ありがとう、いい子ね。ナデナデされるのは嫌? でも、これも落ち着くでしょう?  ふふ、これってなんだかお姉さんぽくない?…これでいいの、ホントにお姉さんなんだから。 たまにはこうやってお姉さんに甘えてもいいのよ? なんて、ふふっ… 【以下3行少し真面目な雰囲気で囁き】…あのね、キミが疲れてるの、私知ってるんだよ? 昼間は色んな事考えて、上手く行かなかったり、つまらないことで衝突したり… だから、お布団の中くらいはキミにはなんにも考えないでいてほしいな。小さな子供みたいに何の不安も忘れて私の胸の中にいてくれれば、良いの。 本当は、もっと色んな事をキミにしてあげられたらいいんだけれど。私にはこれくらいしかキミにしてあげられないから…【ここまで】 もっと声が聞きたい? もう、わがままね。じゃあ、私がお話してあげる。キミはそのまま聞いていてくれていいからね。 途中で眠たくなったら、そのまま眠っても大丈夫だから…先に寝られちゃったら、ちょっとさみしいけど【独り言っぽくぽつりと】 それじゃあ… 【以下読み聞かせ】 …まだ起きてるの? もう、寝てもいいって言ってるのに。もっとお話聞きたかった? ふふっ、それはまた今度ね。 ふあ…【あくびを噛み殺す。以下、眠気で次第に呂律が怪しくなっていく】ごめんね。なんだか私のほうが眠くなってきちゃった…キミの寝顔を見るまでは寝ないって思ってたのに。 私、もう寝ちゃいそうだから。キミも、寝よ? 私が、そばに…居てあげるから… 私は、こうして、キミと一緒のお布団に…いるだけで、幸せだよ? キミも、同じ気持ちだと、嬉しいな… そう、嬉しい…うふふっ… 【寝息】 【囁き】…おやすみなさい。明日も、頑張って… 終

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