オープニング~幸せいっぱいの猫甘ロッジです♪
/SE:自然の音
/SE:あちこちから猫の鳴き声
;以下、ボイス位置:1 少し離れたところから、徐々に近づいて、最後は正面
【愛衣】
「あー、もうソラちゃんそっち行っちゃだめー。危ないでしょー? あ、こら、クーちゃんもついてかないでよー、もー。そんなことしてると、おやつ抜きにしちゃうよー?」
【愛衣】
「少しはミケちゃんのこと見習ってー? ほらほら、猫ハウスに戻ったら、新しいカリカリあげるから。あ、ソラちゃんは猫缶が一番好きなんだよねー、ふふっ、勿論それも用意して……あれ?」
【愛衣】
「あ……あははっ、えーと……もしかしなくても、お客様……ですか? う、うわぁ……あぁ、もう、すみません、恥ずかしいところ見せちゃって……」
【愛衣】
「そ、そうですよね、予約が入ってたのって、確かこの時間だったし……。あぁもう、ごめんなさいバタバタしちゃってて……え、えっと、すぐ案内しますので、ちょっと待っててください」
【愛衣】
「ほらほら、お客さん来たから家に戻ろうねー? そーそーいい子いい子ー。……さてと、あはっ、お待たせしました。改めて、ようこそ。私、雉村愛衣といいます」
【愛衣】
「見ての通り、このロッジの管理人で、あとJKで……それと、ほら、この耳。ふふふっ、ここにいる時だけは、隠したりしてないんですよねー。その方が落ち着くので」
【愛衣】
「……といっても、これだけだとコスプレにしか見えませんけどね。ふふっ、一応、この付近の猫たちをまとめている神様、いわゆる猫神ってやつです」
【愛衣】
「あ、神様といっても、そんなに偉いわけじゃないですよ? 他の猫達が悪いことしないよう見張ってるだけって感じです。……まぁ、さっきの様子を見れば分かりますけど、見習いなんですけどね、私」
【愛衣】
「あ、でも、おもてなしはちゃーんとしますのでご安心を。お兄さんが気持ちよく泊まれるように、真心込めてお世話します。プランは一泊二日でお間違えないですか?」
【愛衣】
「……ふふっ、そうですか。ではでは、どうかゆっくりとくつろいでいってください。……といっても、他にお客様はいませんけどね、えへへっ」
【愛衣】
「ここに来る途中に見えたと思うんですけど、近くに大きなホテルが出来ちゃって。ここからも見えるかな? えーっと……あ、あそこです、ほら、向こうの山より大きく見える、あのドドーンとしたやつです」
【愛衣】
「お客さんはもう完全に向こうに取られちゃって。ここのロッジに来る人は、本当に物好きなお客さんばかりになっちゃったんです。……あ、あぁ、あのお兄さんのことを悪く言ってるわけじゃないですよ?」
【愛衣】
「それに完全に客足が途絶えたってわけでもありませんし。森の空気を感じながら、静かーに過ごしたい人とか、あと……ふふっ、猫が好きで好きで仕方ない人とか」
【愛衣】
「ここで飼ってる猫たちは、ちょっと人懐っこすぎて困り物なくらいですけど……でも、きっと嫌いになったりはしないはずです。ふふっ、猫たちに囲まれながら、都会では味わえない、ゆううーーっくりとした時間を過ごす……」
【愛衣】
「きっとお兄さんにも気に入って頂ける、そんな場所だと思っています。私も頑張っておもてなしをさせて貰いますので、どうかお願いしますね、ふふっ」
;ボイス位置:3 横に立って、普通に話す感じで
【愛衣】
「それではロッジの中に案内します、ついてきてください。……あぁミケちゃん森の中入っちゃめっ、また迷子になっちゃうよ? あ、ソラちゃんも大人しくしてってばー……」
【愛衣】
「……あ、あの……えへへっ。すいません。早く行きましょうか、あはは……。ほら、みんなも行くよー? おやつ用意してるから、いっぱい食べてねー?」
/時間経過
/SE:ロッジのドアを開ける音
【愛衣】
「さて、と……。適当な座椅子に座ってくつろいでてください。私は、えーっと……猫におやつをあげてから、お茶を淹れてきます。すみません後回しになっちゃって」
【愛衣】
「でもその方が、猫たちもおとなしくしてくれるので。すぐに用意しますから、ちょこっとだけお待ち下さい」
;以下、ボイス位置:1 どんどん離れていく
【愛衣】
「……はいはーい、そんな騒がないのー。あ、もう足にくっつかないで。おねだりしなくてもちゃんとあげるからー。えーっと、カリカリが4皿、ささみと帆立と猫缶が3つずつっと……」
【愛衣】
「んしょっと……あぁもう喧嘩しないで。みんなの分もあるから仲良く仲良く。……よっと……ん、はーい用意出来たよー、ゆっくり召し上がれー、ふふっ……」
【愛衣】
「っとと、そうだ、お茶を……。ん……よっと。……はぁ、ん……ふふっ、これでよし……」
;ボイス位置:1 正面で普通に話す
【愛衣】
「ふぅ……お待たせしましたー。ちょっと熱いくらいなので、火傷しないようふーふーしてから飲んでくださいね? あ、お茶請けもあるので、よければどうぞ」
【愛衣】
「えーっと、それでは、お客様の宿泊プランについて話しますね。……といっても、基本的にルールとかないんですよね、ここ。森で迷子にならなければ何やってもいいって感じでして」
【愛衣】
「バードウォッチングに出かけるもよし、渓流釣りを楽しむもよし、温泉に浸かるのもよし、そしてロッジの中で猫とたわむれるのもよし。……まぁ、こんなロッジなので、利用者の殆どが猫と1日中遊んでますけど、えへへへ」
【愛衣】
「あ、ご飯とかは私が用意するのでご安心を。これでも結構上手いんですよ? 家庭科の実習でも、一番褒められますし、えへへっ。もしリクエストがあれば、遠慮なく頼んじゃってください、大抵のものは作れるかと」
【愛衣】
「それ以外にも、何か用がある時はお呼びください。久しぶりのお客様ですから、こちらも頑張っておもてなししちゃいます。ふふっ、今日は宿題とかもありませんし、こっちの仕事に集中出来るんです」
【愛衣】
「それに明日は休日、部活とかもやってませんから、ずーっとお兄さんに付き添っていられます。あ、どこか一緒にお出かけするのもいいですね。釣り竿とかも一応ありますし」
【愛衣】
「あ……あぁ、でも猫のお世話もあるから、あんまり遠くには行けませんね……。川までちょっと歩きますし、一緒に連れていくことも……うぅぅぅ……」
【愛衣】
「す、すみません……。優先順位とかつけちゃいけないってわかってるんですけど、ここでお世話している以上、どうしても猫たちのことも考えなくちゃいけなくて……」
【愛衣】
「そっちの方も、大切なお仕事の1つといいますか……。むしろそっちがメインで、ロッジの経営はおまけになっちゃうというか……。あ、でもでも、お兄さんのお世話をおろそかにはしませんよ? それだけは約束します!」
【愛衣】
「なので……して欲しいこととかありますか? 料理以外でも全然リクエストしちゃって結構です。温泉で背中を流して欲しいとか、ここの猫たちと上手く遊べるおもちゃを貸してほしいとか」
【愛衣】
「あとは……自分も猫の気分を味わいたいから、毛づくろいして欲しい、とかですかね。まー結構気持ちいいものですよ、あれ。……あ、私ですか?」
【愛衣】
「んー、たまにやるってくらいですかね。……あぁ勿論、この身体じゃなくて、猫に戻ったときです。あははっ、人の姿でいると、毛づくろいしなくても済みますから」
【愛衣】
「毛づくろいって、基本的にお掃除なんですよねー。自分の体を綺麗にするために、あっちこっちペロペロするって感じで。あとは体温調節とか、血行促進とか」
【愛衣】
「寒い時に身体を舐めると、毛がふわふわになって暖かくなるんです。逆に熱い時にすると、水分が体温を奪ってくれるので、ちょっと涼しくなると」
【愛衣】
「それで、まぁ血行がよくなるのは、マッサージみたいなものですね。あは、だから猫同士でも舐め合ったりしてるんです。だから言葉が話せない猫にとって、毛づくろいし合うのは、大事なコミュニケーションの1つになってるんです」
【愛衣】
「あ、ふふっ、結構興味あるって感じの顔してますねー。ふふっ、猫になってみたい気分になりましたか? お兄さんが体験したいなら、体験させてあげてもいいですよー?」
【愛衣】
「なんといっても、このロッジには猫がいーっぱいいますからねー。今更一匹増えたって構いません、しかも見た感じ……猫たちの中で一番大人しくしてくれそうですし、ふふっ」
【愛衣】
「あ、私もそういうのには抵抗ないので平気ですよ? 猫の姿でいる時は、それなりにやり慣れてますし。……あ、恥ずかしいとか、そういう気持ちがないわけじゃないですけど……」
【愛衣】
「でもこれって、恥ずかしさというよりは……面白そうって意味でのドキドキだと思うので、お気になさらず。ふふっ……人の姿で、人に毛づくろいすると、こういう気分になるんだなーって、自分でもちょっと驚いてたり」
【愛衣】
「ね、どうします? 猫と人間とじゃ、気持ちいい部分は違いますけど……。でも、ふふっ、猫の気持ちと人間の気持ち、両方わかる私なら……気持ちいいこと、出来るかもしれませんよ?」
【愛衣】
「……ふふっ、結構乗り気みたいですね。分かりました……じゃあ、お兄さんの毛づくろい、たくさんしちゃいますねー? ふふっ、どんな感じになるのか楽しみですねー」
【愛衣】
「それじゃあ……まずはどこを舐めてあげよっかなー。んー、気持ちよさ重視でもいいですけど、まず最初は血行を良くするやり方でいきましょうか」
【愛衣】
「じゃあお兄さん、こちらへ来て貰えますか? ふふっ、私と向き合う感じで座ってください。ちょ、ちょっと恥ずかしい体勢ですけど……でもその方が、色々とやりやすそうなので、えへへ」
【愛衣】
「あ……お兄さんが良ければですけど、思いっきりハグしてもいいですよ? ふふっ、せっかく泊まりにきてくれたんですし、ちょっとはサービスしてあげたいので。ふふっ、というわけで、こちらへどうぞ」