エピローグ
「~~~~~♪ ん、起きたのか。風呂、借りたぞー」
「~~~~~♪ んー、何してるって……料理? 腹減ったし、冷蔵庫見たら食材あったから適当に作ってるんだけど……あ、お前も食うよな?」
「お前の分も作ってるっての。俺のだけ作ってお前の作らない何て、した事ないだろ? まー、大人しく待ってろよ、今日の親子丼は仕込みが違うからな、ゼッタイにイケると思うんだよなっ!」
「どうしたんだよ、妙に大人しいっていうか、神妙な感じで……あー、さっきの事か……まぁ、気にしてないって言ったら嘘だけど……女になって、ああいう事するとしたら誰と、って考えたら……その、お前くらいしか思いつかないし……う、うっさい、好きとかそういうんじゃなくて、えっと……ただ、そう思っただけです」
「て、テンパってねーし! そもそも、お前は馬か、最後の方はほとんど俺動けないのに何度も何度もしやがって、風呂に入ったら中からすっげー量出てきてビックリしたんだから……って、何言わせるんだ、バカ!」
「ん、こら……料理してる時に抱きしめるなっての……え、ちょ……ん、ちゅ……また盛ったのかよ、さすがに連チャンはキツイから……ん、ちゅ……ふふ……いや、なんか……こういう感じのキスって実は初めてだな、って思ってな……う、うれしくねーです! ニヤニヤすんなぁ!」
「ん、そうだな……ま、お前がこうして支えてくれてるなら何とかなるだろって思ったし……とりあえずは腹ごしらえだ、ほんっと腹減ってるからな! ……ち、ちが、彼女じゃねーし! 俺がいつお前の彼女になったんだよ、バカ!」
「え、そうじゃなかったら……え、えっと……せ、セックスフレンド……? …………ううう、うるさい、見るな、顔赤くなってるとか言うな、良いから風呂でも入ってメシ出来るの待ってろ、ばかぁ!」