Track 4

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エピローグ

ボクちゃんのお母さんね? もうすぐ迎えに来るって? いま、電話があったよ? お友達はもうみんな帰っちゃったけど…。 良かったね? 《ボク うん》 ふふっ。 今日もまたいつものように、忘れないうちに、おまじないを掛けておかないとね? ほら…。 この音、聞こえる? 《指ならし パチンパチン》 そう、そのまま先生の指を見ていて? これからお話しすることを、よ~く聞くんだよ? いぃい? 《ボク うん…》 ボクちゃんは今日一日、とっても楽しかったね? みんなと遊んで、絵本を読んで、お昼寝をして…。 それから先生と、Hなこともしたよね? その記憶はボクちゃんにとって、すごく大切な宝物。 誰にも触(ふ)れることができないくらいに、ね? 《ボク …うん》 だけど先生が5つ数えて指を鳴らすと、Hな記憶だけは…どうしても思い出せない。 おちんちんが気持ちよかったことだけは覚えているけど、何をされたのか、ぜ~んぶ…忘れてしまう。 でも明日(あした)先生と会ったら…またなにもかも、思い出せるようになるの。 なにもかもね? 《ボク ……》 いくよ? 5(ごぉ)、4(よん)、3(さん)、2(にぃ)、1(いち)…。 《パチン》 《しばらく無音》  さぁボクちゃん、おうちへ帰ろ? お母さん、迎えに来てるみたい? ほら、先生の手を握って? 一緒にお外(そと)までいこ? ね? 《ボク うん》 ふふっ、ふふふっ。

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