お姉さんと放課後デート
//SE 自動販売機で缶ジュースが落ちる音
//SE 缶ジュースを自動販売機から取り出す
//SE 缶ジュースの蓋を開く
//ダミーヘッド位置・1(正面・近い)
【逢坂】
「(缶ジュースを飲む)」
【逢坂】
「……ぷっふぁー。仕事終わりの炭酸ジュースはたまんないね」
【逢坂】
「何より、後輩くんのおごりだし。
全ての飲食物は人の金で買うと数割増しで美味しくなる」
【逢坂】
「だって、その人との思い出が味に加算されるからね。
ふふ、何を隠そう、私はセンチメンタルお姉さん」
【逢坂】
「……電車が来るまで、まだ結構時間があるなぁ」
【逢坂】
「よし、押し相撲でもするか。……いや冗談。流石に恥ずかしいよ……。
ジョークだから。ジョークです。ごめんって、押し相撲の構えヤメて」
【逢坂】
「ふーむ……」
//ダミーヘッド位置・3(右・近い)
【逢坂】
「ふーむ……」
//ダミーヘッド位置・7(左・近い)
【逢坂】
「ふーむ……??」
//ダミーヘッド位置・1(正面・近い)
【逢坂】
「うむうむっ♪ やっぱり、非常に良いね、その髪型。
すごく爽やかな感じがして、お姉さん好きだぞ」
【逢坂】
「ふふ……明日ガッコに行ったらモテモテのモテかもしれんよ、後輩くん。
はぁ~、そのときはお姉さんに金一封送りたまえよ~?」
【逢坂】
「と言うか君は、恋人とか作らないのかい?
仲良くしてる女の子居るだろ。うちの部の。みうみうとか、わっかーなとか」
【逢坂】
「癒やし部の部室使ってー、なーんか二人でイチャイチャしてたって聞いてるよー?
フフ、青春だねえ後輩。……あっ、てことは私の敵じゃん。粛清しないと」
//SE キック
【逢坂】
「喰らえ。陰キャのリア充撲滅ローキック!」
【逢坂】
「お昼だってお姉さんと食べるのもいいけど、
ちゃーんと好きな子に誤解されないようにはしときなよー」
【逢坂】
「恋の歯車は、一度噛み合わなくなると一気に崩れだす……。
ふっ……センチメンタルお姉さんの含蓄深い箴言さ……」
【逢坂】
「…………ふーむ。ていうか君、なんだかんだ私と居る時間も長いけど」
*(右 耳元)
【逢坂】
「もしかして、お姉さんが本命だったりするのかい?」
【逢坂】
「くふふ。ふふ。あー、顔赤くなったー。
そうかそうか、お姉さんの事、結構意識してるんだー。そっかそっかー。ふふ」
*(正面 近)
【逢坂】
「……ま、私はもうすぐ受験だし。
志望校はここからかなーり遠いトコだからー……」
【逢坂】
「お姉さんルートは割と灰色なので、オススメしないけどね。
私、頭いいぞー。彼氏には同じ大学……とは言わないでも近くに居てほしいし」
【逢坂】
「うーん遠距離は私、無理だなー。
たぶん、すごい不安になって、ゲロはいちゃう。うん、ムリ」
【逢坂】
「お姉さんルートに行くには、
青春全部ぶん投げて、色々頑張らないといけないぞー」
【逢坂】
「んー? どうした、後輩。変な顔して……考え事でもしてるのかな?」
【逢坂】
「くふふ。悩み給え悩み給え。な? 青春なんてかったるいだろー」
【逢坂】
「でも……まぁ……もしも、大変なお姉さんルートに進みたいならぁ……」
//ダミーヘッド位置・3(右・近い)
//声 ささやき
【逢坂】
「まずは私を口説き落としてみる?」
//声 ささやき
【逢坂】
「かなーり面倒臭いけど……お姉さん、かなり尽くすタイプの女だゾ♪」