Track 8

お姉さんと放課後デート

//SE 自動販売機で缶ジュースが落ちる音 //SE 缶ジュースを自動販売機から取り出す //SE 缶ジュースの蓋を開く //ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【逢坂】 「(缶ジュースを飲む)」 【逢坂】 「……ぷっふぁー。仕事終わりの炭酸ジュースはたまんないね」 【逢坂】 「何より、後輩くんのおごりだし。  全ての飲食物は人の金で買うと数割増しで美味しくなる」 【逢坂】 「だって、その人との思い出が味に加算されるからね。  ふふ、何を隠そう、私はセンチメンタルお姉さん」 【逢坂】 「……電車が来るまで、まだ結構時間があるなぁ」 【逢坂】 「よし、押し相撲でもするか。……いや冗談。流石に恥ずかしいよ……。  ジョークだから。ジョークです。ごめんって、押し相撲の構えヤメて」 【逢坂】 「ふーむ……」 //ダミーヘッド位置・3(右・近い) 【逢坂】 「ふーむ……」 //ダミーヘッド位置・7(左・近い) 【逢坂】 「ふーむ……??」 //ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【逢坂】 「うむうむっ♪ やっぱり、非常に良いね、その髪型。  すごく爽やかな感じがして、お姉さん好きだぞ」 【逢坂】 「ふふ……明日ガッコに行ったらモテモテのモテかもしれんよ、後輩くん。  はぁ~、そのときはお姉さんに金一封送りたまえよ~?」 【逢坂】 「と言うか君は、恋人とか作らないのかい?  仲良くしてる女の子居るだろ。うちの部の。みうみうとか、わっかーなとか」 【逢坂】 「癒やし部の部室使ってー、なーんか二人でイチャイチャしてたって聞いてるよー?  フフ、青春だねえ後輩。……あっ、てことは私の敵じゃん。粛清しないと」 //SE キック 【逢坂】 「喰らえ。陰キャのリア充撲滅ローキック!」 【逢坂】 「お昼だってお姉さんと食べるのもいいけど、  ちゃーんと好きな子に誤解されないようにはしときなよー」 【逢坂】 「恋の歯車は、一度噛み合わなくなると一気に崩れだす……。  ふっ……センチメンタルお姉さんの含蓄深い箴言さ……」 【逢坂】 「…………ふーむ。ていうか君、なんだかんだ私と居る時間も長いけど」 *(右 耳元) 【逢坂】 「もしかして、お姉さんが本命だったりするのかい?」 【逢坂】 「くふふ。ふふ。あー、顔赤くなったー。  そうかそうか、お姉さんの事、結構意識してるんだー。そっかそっかー。ふふ」 *(正面 近) 【逢坂】 「……ま、私はもうすぐ受験だし。  志望校はここからかなーり遠いトコだからー……」 【逢坂】 「お姉さんルートは割と灰色なので、オススメしないけどね。  私、頭いいぞー。彼氏には同じ大学……とは言わないでも近くに居てほしいし」 【逢坂】 「うーん遠距離は私、無理だなー。  たぶん、すごい不安になって、ゲロはいちゃう。うん、ムリ」 【逢坂】 「お姉さんルートに行くには、  青春全部ぶん投げて、色々頑張らないといけないぞー」 【逢坂】 「んー? どうした、後輩。変な顔して……考え事でもしてるのかな?」 【逢坂】 「くふふ。悩み給え悩み給え。な? 青春なんてかったるいだろー」 【逢坂】 「でも……まぁ……もしも、大変なお姉さんルートに進みたいならぁ……」 //ダミーヘッド位置・3(右・近い) //声 ささやき 【逢坂】 「まずは私を口説き落としてみる?」 //声 ささやき 【逢坂】 「かなーり面倒臭いけど……お姉さん、かなり尽くすタイプの女だゾ♪」