目が覚めるとそこは…
◯このおにーさんが今回の侵入者?
どれどれぇ…。
んー?結構可愛い顔してるんじゃない?
●…顔なんてどうでもいいのよ
人間のオスなんて、どんなに屈強だろうが精神性が尊かろうが、最終的には性欲に溺れてしまう愚か者しかいないんだから
◯えぇー?そうかなー?
まぁ確かに?快感に溺れていく姿は見てて愉しいよねー♪
●そうね…いい趣味してると思うわ。プルネラ
〇へへへ~♪
それでー?このおにーさんは、どうするの?
●そうねぇ、村で依頼を受けた冒険者みたいだから、大方(おおかた)、私たちの討伐が目的でしょ?
いつものように“ヤっちゃえば”いいのよ
それですべておしまい。…いつも通りね
〇ん?
おやおや、起きちゃったみたいですねー♪
おはよーございまーす。おにーさん♪
ここ、どこだか分かるー?
何を、しにきたのかなぁー?うふふふっ♪
●あなた…私たちの討伐依頼でも受けて来たのでしょうけど、失敗しちゃったみたいよ?
あんな単純な罠に掛かるとか、センス無いんじゃないのかしら?ふふふっ♪
●無駄よ。体が痺れて動けないでしょう?
…つまりは、今、あなたは、無抵抗なの。自分の立場を理解しなさい
◯そうそう、ルイゼお姉ちゃんの言う通り、だよ?
抵抗できないの。だから、何をされても文句は言えないってこと♪分かる~?
●あら、随分と活きのいい子ね
なぁに?その状態で、何ができるというのかしら?
〇抵抗しようとしてるみたいだけどー。どうせ無駄になっちゃうんだよ?
おにーさん、冒険者なんだよねー?
それなのに、お屋敷の罠にあっさり引っかかっちゃうんだよ?実力、不足してるの気付いてるかなぁ?ふふふふっ♪
●プルネラ、この子にそんな期待してはダメ
実力不足を理解しているのなら、今ここでやるべきことは抵抗ではなく、命乞いのハズだもの
それができない時点で、いろいろとお察しなのよ
◯あー、なるほどぉ♪確かにそうかもねぇ
こういうのなんて言うんだっけ?身の程知らず?
それか~…ただの馬鹿?ふふふ♪
●そうね♪お似合いの言葉だわ♪
〇あははは~♪
そんなに睨みつけても無駄だよー
怒っちゃった?怒っちゃったのかなー?
おにーさん、可愛い~♪
実力は全然足りてないみたいだけどね~♪
●おそらく、物理的な罠なら、回避できると踏んでたんじゃない?
慢心もいいところよね。
非力な私たちが、そんなものに頼る訳ないじゃないの。ふふっ♪
◯そうそう♪私たちはサキュバス♪
だったら、自分たちの得意分野で、いい感じにやろうって考えるのは普通でしょ?
●はぁ…これだから頭の足りない冒険者は…
自分の立場というものが、まだ、理解できていないようで、残念だわ
〇さっきもお姉ちゃんが言ってたよー?
私たちは“非力”なの♪
おにーさんの言うように、正々堂々?と戦ったりしちゃったら、死んじゃうかもしれない…
そんなこと、すると思う~?
●力任せにあなたを倒せるような、野蛮な特技は、持ち合わせていないの
ごめんなさいね。でも…
あなたがどうしても勝負したい、って言うのなら、一つ、我慢比べをしましょうか?
●私たち『サキュバス姉妹との性行為で自我を保ち続けれたら、この部屋から解放』してあげる
どう?簡単でしょう?男の子なら、それくらいヤれちゃうわよね?
ふふ♪冒険者さまは日々戦うために、色々と鍛えているのでしょう?
◯おぉ~♪それ、楽しそう♪
よぉし、アタシも本気出しちゃおうかな~♪
いっぱい遊んであげちゃうよ~♪
何しようかなぁ?
この前はアレやったから…今回は…ふふふ、ふふふふっ♪
●交渉成立ね
といっても、あなたには拒否権なんてないのだけれど…
◯じゃあ、がんばってねぇ~♪
ダメだと思うけど、期待してるよ~♪