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プロローグ

「おはようございます。今日も早いですね。勇者くん」 「信仰深いことは大変いいことです」 「毎朝、足を運んでいるキミに、神様は大いなるご加護を与えてくださるでしょう」 「さぁ、どうぞ。私も一緒に祈らせていただきますね」 「ん? 何か聞きたいことでもあります?」 「.....ふむ、祈りの内容ですか」 「村の平穏と人々の健康と、そうですねぇ」 「あとはキミがもう少し大きくなって、勇者として冒険に出たときのご加護を与えてくださるようにお願いしています」 「ちょっと気が早いかもですが、キミがずっと無事でいてくれる方が、私も嬉しいですから」 「.....村で気になる人?ですか?」 「そういう目で村の方々を見ることはありません。何せ、私は神様に仕える立場ですので.....」 「聖職者として、この身はすべて、神様に捧げていますので」 「.....ちょ、ちょっと、何を言い出すんですか。私はシスターですよ?」 「エッチなこととか、したくなる訳、無いです。当たり前じゃないですか」 「.....何でニヤニヤしてるんですか?あ、私のことからかってます?そうですか、そういうことしゃうんですね」 「いいでしょう。勇者くん、ちょっと今から、懺悔室に行きましょうか?」 「キミにお説..... いえ、大事な教えを説く必要があるようですので.....」

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