トラック1 面接に向かう彼女
ね、ねぇ……? やっぱりやめない? いくら君の頼みでもこれはちょっと
……。
別に、君の事が嫌になったって訳ではないんだよ? 君の事は大好き。
子供の頃からずっと、君の事だけを見てて、わたしの全てを捧げてもいい
と思ってる! でも、それだから尚更だよ……。
まさか、わたしに風俗で働いて欲しいだなんて……。
ねぇ、今なら面接も断れると思うし、やっぱりやめよ……?
駄目……? うぅ……なんでそんなに働いて欲しいの……? だって、わた
しが他の人とその、エッチすることになっちゃうんだよ……? 私は君だ
けの彼女なのに……。
うぅ……そんな顔しないで……? そんな顔されると断れないよ……。
頭では分かってるつもりなんだよ……? 君が説明してくれた寝取られ性
癖っていうやつのこと……。
でも、実際に他の人に抱かれるって考えたら、凄く怖いの……。それに、
君に嫌われちゃうんじゃないかって……。
うぅ……。すごく苦しそうなお顔……。そうだよね。君も決心してからわ
たしに頼み込んできたんだよね……。
うん……じゃあ……君の為に風俗の面接うけてくるから……。その、他の
人に抱かれちゃっても、私のこと嫌いにならないでね……。