Track 7

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07_エピローグ

トラック07_エピローグ …あら、どうかした? あなた、明け方にこっそり帰ってから…まだ数時間しか経っていないのだけど。 そんなにわたしに会いたかった? そう素直に言われると、調子が狂うのだけど… な、なによ、にやにやして。 …昨夜のわたしが、すっごく可愛かった? はぁ…いくら誕生日とはいえ、ちょっとサービスしすぎたかしら。 言っておくけど、あれ、演技だからね? それはもちろん、あなたは恋人だし? 好きって気持ちも嘘ではないけど… あなたが喜ぶかと思って、ちょっと盛って演技したの。 当たり前でしょ? あんなの、わたしのキャラの真逆じゃないの。 …うぅ。なによ、さっきから可愛い、可愛いって… 演技だって、言ってるじゃない… え? でも、ああいう体に負担のかかることは、やっぱり心配…? …しょうがないじゃない。 それもこれも、あなたのスマホに、 『朝まで耐久フェラチオ』とかいう頭の沸いたアダルトビデオが入ってたのが悪いのよ。 ……だって面白くないでしょ。 一応よ? 一応、わたしはあなたの彼女なのよ? 負けた気分のままで過ごすのは、癪じゃない。 コレクションにあるやつ、全部やってやるつもりだったのよ、わたしは最初っから。 え? わたしに悪いから、ビデオを消す? そんな、消さなくてもいいわよ… お金払って買ったんでしょ? それに、えっちなビデオを見るのはあなたの自由だもの。 わたし、そういう束縛って嫌いなの。 いい? 消したらダメ。 息苦しいお付き合いなんて、わたしはごめんだからね! …言い分はわかったけど、もう見なくていいかも? わたしの方が、ずっと可愛くて、ずっとえっちだから…? ふ、ふ~ん? まあ、そうかもね? あなた、スマホの暗証番号を、 わたしの誕生日にするくらい、わたしのことが大好きだものね。 だったら…うん。仕方ないわね。 わたしがずっと、あなたの性癖を満たしてあげるしか…なさそうね? 喜びなさいよ? これからずっと、ず~っと。 わたし……あなた専用のお口便器に… しょ、しょうがないから……なってあげるっ💛

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