トラック1「プロローグ」
…ふふ。はい、また私の勝ち
これでもう五連勝かな?
後輩君は相変わらずゲームが苦手だね
ほんと、君って面白い子だよね
なんでこんなに沢山ゲームを持ってるのに、全然上手くないのかな
…あぁ、勿論、私としては構わないんだよ?
こうやって後輩君の家で毎日色んなゲームを楽しめるし
ゲーム好きな身としては、良い後輩を持ったなー、って感想に尽きるかな
でも、君の立場で考えてみると楽しいのかなぁと思っちゃってね
…ねぇ、どうして?
どうして毎日私の相手をしてくれるのかな?
つまらなかったりはしないの?
…ね、なんで?
先輩に言ってごらん?
ほら。ん?んー?
…
…ふふ
ふふふふふ
あはははは。もう、相変わらず可愛いねぇ君
そんなに顔を真っ赤にしなくてもいいのに。
ほんとからかい甲斐のある子だねぇ
ふふふ、はーあ、面白い。…さて、私は次のゲームをやらせてもらおうかな
えっと、どれにしようかなー、確かこの辺に…ん?
…ああ、いいよいいよ、無理に答えようとしなくても
ゲームをやらせてもらってばっかりだけれど、これでも一応君の先輩だからね
可愛い後輩君のこと、少しは分かってるつもり
後輩君は私の胸に興味があるんだよねー…おかしいな、この辺にあったはずなんだけど
…ん、どうしたの?変な声だしちゃって…
…あ、まさか、気付かれてないと思ってたのかな?
ふふ、それはちょっと私を侮ってるかなー
…ふふふ
…あれだけ胸をちらちら見てたら、どんなお馬鹿さんだって気付くと思うよ?
君。おっぱい、好きなんでしょ?
私の胸、おっきいもんねー…どんなこと想像してたのかな?
もしかして…君がベッドの下に隠してるえっちな本みたいなこと、とか?
こら。しーっ…静かにして、ね?
うん、私は全部お見通し
隠すならもうちょっと分かりにくいところに隠した方が良かったねー
んー、でも、私、ちょっと心配かなー
…君の持ってるエッチな本、女の子に虐められるシチュエーションばっかりだったもんね
…ふふ、君ほんと面白いね
大丈夫、慌てない慌てない
…実は私も、ちょっとそういうことに興味があってさ
ほら、今の時代って、ネットで幾らでもそういうの見れるでしょ?
色々知識は蓄えてるつもりなんだけど、いかんせん実践の機会がなくて困ってるんだよ
…だからさ、もし後輩君が良ければ…
…してあげよっか?
いやらしい、こ・と…