トラック7_予想外の再会
うぅぅうううう~…………。
ご主人様ぁ”~……いてくれて良がっだぁ~……。
あの後ー……お店に帰ったらー……受付さんにー…………。
匂いで一発でバレたぁぁぁ~…………!
そんな匂いをさせてる子はお店に出せないからぁ……。
匂いが取れるまでご主人様に責任取ってもらえって~……うううううううう~……。
……ということでご主人様……レトは捨て犬になってしまったのだけれども……。
責任取って、拾って頂けますかぁ……?
…………はうぅう~……良かったぁ~…………。
じゃあ、申し訳ないのだけど、しばらくお世話になります……。
……ん?
……ご主人様、なんかちょっと、嬉しそうな顔してない……?
レトが来て、もしかして、喜んでるの……? ふふーん……そなんだ……♡
……ってっ、も、もーっ……ご主人様にだってっ、半分ぐらいは責任があるんだからねっ?
そこんとこ、分かっているのかいっ?
いくら大好きなレトさんがやって来たからと言って、まったく、まったくまったくだよっ。
レトだって……ちょっぴり嬉しいのを我慢してちゃんと反省の色を見せるようにしているのだから、ご主人様にも同じ努力を要求しますっ。
いーいっ? いわば謹慎期間中なのだから、今日はいちゃついたりしないんだからねっ!
……するとしても、ちょっとだけなんだからっ。
……では改めて。
ふつつか者ですが、よろしくお願いします。
……じゃあ、とりあえず。
お耳の匂いから、嗅いじゃおうかな。にへっ。