06 花梨に見られて癒されて
あ、もうベッドに入ってるのね♪
ふふふっ♪ いーれて♪
んっ‥‥しょ…♪ はぁ…あったかい…♪
ねぇねぇ…背中こっちに向けて♪
…ありがと♪ いっつも向かい合って寝てるから、たまにはこーいうのも面白いんじゃない? ふふっ♪
背中を向ける行為って一見仲良くなかったり、愛しあってないようにみえるけど、実は安心してるからこそできることなんだよ♪
だって、仮に私が出会った頃のストーカーのままだったら、背中を向けるなんて怖くてできないでしょ…?
安心なんかより、むしろ恐怖感のほうが強くなっちゃうよね♪
まぁ、ストーカーだったときは今みたいにずーっとあなたの背中を見て、追いかけてたんだけどね…♪ あ…今、ゾクってした? くす♪
でももう、あの頃とは違う…♪
あなたの背中を見てるっていう状況は一緒なのかもしれないけど、今はお互いのことをよく知っていて、信頼しあえてるもんね♪
だから、恐怖という感情がなくなって、安心感が込み上げてくるんだよ…♪ くす♪
これ、向かい合うより恥ずかしくないから甘えやすいかもっ…♪ ぎゅーーっ♪
ふふっ♪ どう?安心する…? …くす♪ 嬉しい♪
もう、あなたの中で私は安心できる人になったんだね♪ あぁっ…その顔すきぃ♪
私、あなたの顔大好きだよ♪ すっごく魅力的でかっこいいと思う♪
ん~…… ねぇねぇ…もっと自分に自信持ってよ♪
私はあなたのこと魅力的でかっこいいと思ってるし大好きなのに、そうやって否定されたら、私が否定されてるみたいで嫌な気分になるんだけど…
別にほかの人からどう思われてようが関係ないでしょ? 私はあなたのこと心から愛してるの♪ 私以外の評価なんている? いらないでしょ♪
それに、あなたの好きなところなんてもーっと一杯あるんだから安心してよ♪
私、あなたのことストーカーしてたんだよ? 実際に会って、こーいう関係になった結果、
想像通りだったとこも、想像と違ってたところも沢山あったけど、嫌いになったところなんて一つもないよ くす♪
んー? 好きなとこ聞きたいの? …絶対言わない♪ くす♪
だって私がこういうとこ好きってあなたに言っちゃったら、意識しちゃうでしょ
そしたら好きだったところが変化しちゃうかもしれないでしょ♪
無意識だからこその良さってあると思うの♪ このまま、自然なあなたでいてほしいの♪ ふふっ♪
だから、好きなところは一杯あるけど、絶対言わない♪
んー? 可愛く聞いてもだーめっ♪ 教えません♪
…あっ…♪ そうだ…♪ じゃあ、私があなたに一回イかされちゃう度に一つ教えてあげる♪
それでいいでしょ♪ くす♪ 全部聞き出すまでに、いったい何年かかるんだろうね…♪ まぁ、頑張って♪ ふふふっ♪
ふあぁ…‥…っ(あくび) あなたの安心しきった声聞いてたら眠くなってきちゃった…
やっぱ私…あなたがいないとダメだなぁ… あなたが隣にいてくれないと、不安で眠れないもん…
ふと考えるの… もし、あなたと出会ってなかったら、あの日、家に侵入しなかったらどうなってたんだろ…って
恋愛は駆け引きが大切とか、段階を踏んでとかってよく言うけど、あの頃の私にはそんな余裕なかったし…
話しかけるのも怖かったし、嫌われちゃったらどーしよーって悩んでた…♪
だから、あの時あなたが優しく受け入れてくれて凄く嬉しかったよ♪ まぁ…ちょっとズルい手は使っちゃったけど… くす♪
愛してるよ…♪ これからも頼りにしてるからね♪ んっ…? 不安…? ふふっ♪
それなら、私を頼ればいいよ…♪ 私だって自分にそんなに自信があるわけじゃないけど、あなたのことなら自信があるもん♪
ふふっ♪ ふあぁ…‥…っ(あくび) うん… もう寝ちゃそう… ねぇ‥お休みのキスしよ…?
んっ…しょ… ちゅっ…♪ もう一回…♪ ちゅっ… もう一回… ちゅっ… あと一回…♪ ちゅっ… これで最後‥♪ ちゅっ…
はぁっ…満足した♪ ふふっ♪ おやすみなさい♪