Track 1

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雨の降る公園で…

…ん? 誰、おじさん、何か用? おじさんには関係ないでしょ。 早くどこか行ってよ。 …しつこいなぁ。 早く帰った方が良いって言われても…こんな時間だし、もう電車…ないから。 だから、ここにいるの。 雨も、そこまで強くないから…たぶん、平気だよ。 それに、…誰も私の事気にしている人なんていないから。 おじさん、そんなに私に興味があるの? …ふーん。 そっか、そういう事か。 …そんなに心配してくれるなら、今日おじさんの家に、泊めてよ。 …私、おじさんの考えてること、分かるよ……私と、したいんでしょ。 とぼけなくても良いのに。 もしかして、私の口から言わせたい…とか? …まあ、どっちでも良いけど。 したいんだよね? 私と…エッチな事。 …別に……良いよ…その代わり、朝まで、家に泊めてそれが条件。 別にお金は良いから…それで、どう? おじさん、どうして慌ててるの? …まさか、本当に…そんな気なかったとか? ふーん、そっか。 おじさん、私が言うのもアレだけど、ちょっと変わってるね2別に、それが嘘でも本当でも良いんだけど。 私としては、今日泊まれる場所が見つかったし、それで、良いんでしょ? ん? 泊めてくれるって、おじさんの中でもう決まってたんじゃないの? …はぁ。 話進まない……とにかく、ここで言い合ってても意味ないから…帰りながら、話さない? ……どこにって、そんなの、おじさんの家に決まってるよそれとも、さっき心配してくれたのは嘘だったとか? …じゃ、道案内、よろしくね。 ん、しょ…じゃ、行こっか…え。 傘…入れてくれるの? …そう。 …ありがとなら…もうちょっと、近くに寄るね…ん。 どうしたの? 立ち止まってたら、帰れないよ…おじさんの部屋、何か見られたくない物でも、あるの? …ないんだったら、問題ないよねじゃあ…行こう? 少し…肌寒くなってきた、かも…それに。 この公園には、もう居たくないから……ん、何でも、ないよ。 何でも…

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