Track 7

7.耳かきと炭酸綿棒ばい!

遥【うちの膝枕...落ち着く?そっか、良かったぁ...うちの太ももの上で、お兄ちゃんの頭を...なでなで、なでなで...お兄ちゃんの髪の毛、さらさらしとって...気持ち良か...よしよし、よしよし...さっきは、足でなでなでしちゃったけど...やっぱり、手で撫でた方が、優しい感じ、するったいねうちの気持ちも、お兄ちゃんの心に、伝わると思う...ん~?次は、耳かき、してほしいと?...良かよ。 そう言うと思って、道具...用意してきたっちゃんお兄ちゃん、うちの耳かき、大好きやもんね休みん日は、いつも耳掃除して~って頼んでくるし...でも、あんまりやり過ぎるのも耳に良くないけん、最近はご無沙汰やったっちゃんねきっと、耳垢が良い感じに溜まっとるんやないかいな...ん、どれどれぇ...右耳の中は......あ、見えるよぉ...奥の方で、カサカサって、しとるうちに取ってほしくて、こんなに集まってくれたんかな...なんて......カリカリ、カリカリ......カリカリ、カリカリはぁ......久々の、耳かきやね前した時よりも、気持ち良くお掃除できとぉ?癒されるったいね...うちも、お兄ちゃんの温もりを感じられて、ほっとするばい不思議...やんねお兄ちゃんの耳をお掃除しとると、うちまで、癒されるっちゃんふふ......カリカリ、カリカリ...カリカリ......カリ、カリ......次は、深いところを......ん、しょ...ん......かきかき、かきかき......かきかき、かき......かきはぁ......幸せ実は...うち、お兄ちゃんの耳、ばり綺麗にしたかったとよでも...あんまりやり過ぎちゃ、耳ん中、傷つけちゃうやん?やけんね、お兄ちゃんだけじゃなくて......うちも、我慢しとったんよほんとは、膝枕しながら......お兄ちゃんの、頭の重さを感じて。 一緒に、くっついていっぱい......いーっぱい...隅々までお掃除してあげたかったとうちも...お兄ちゃんの耳かきするの、大好きやけん今が、とっても、幸せ......ん......かきかき、かきかき......かきかき......かきかき......ん......はぁ......んぅ......ん......はい、耳垢取ればい今度は反対の耳を......って、思うっちゃろ?今回の耳かきは、一味違うばいお兄ちゃんに、もっと癒されてほしいけん、少し珍しいもの、持ってきたんよ......ん?先っぽがふわふわした......あぁ、梵天は違うけんね。 別に珍しくもなかろ?うちが持ってきたのは、耳かき棒の他に、まずはこの綿棒先が細くなっとって、耳垢を押し込みにくいとよそして...これ、耳垢水じ〈こうすい〈て言って...本当は耳垢が乾燥しとる人や、奥にくっ付いちゃって、取れにくい時に使うっちゃけど...綿棒を耳垢水に浸して耳掃除すると...ばり気持ち良いとようちは、炭酸綿棒って呼んどーよ......耳の中に触れると、しゅわしゅわするけんさふふ、ほんとばいそういうタイプの耳垢水で、最後の仕上げや、耳ん中をすっきりさせるためにも使うとよちょっと、準備するけんねまずは手のひらに垂らして......人肌に、温めるったいいきなり綿棒につけちゃうと、ひんやりしとって、耳ん中が冷たくなるけん......ん、このくらいでいっかなあとは手のひらの耳垢水に先っぽを浸して......はい、炭酸綿棒のできあがりこれを、お兄ちゃんの耳の穴に......ん......しゅわしゅわ~ふふ、どう?本当に、耳ん中がしゅわしゅわするやろ~...うちも初めて試してみた時は、炭酸の弾けるような音が、すぐ側で聴こえて...ちょっと驚いたけどすぐに、慣れてくるけんね......ほぉらしゅわしゅわ~......しゅわしゅわ......しゅわしゅわぁ、しゅわしゅわしゅわぁ......くすっ耳ん中をくすぐられとるみたいで、気持ち良かろこのしゅわしゅわ感...っていうんかな?だんだん癖になってくるよぉ...お兄ちゃんの敏感な、感じ易い耳には、少し刺激があるかもやけど...耳ん奥で何度も、ぱちぱち弾けとーうちに...こしょばいような気持ち良さが、止まらんくて......抑え、られんくて...気づいたら、炭酸綿棒の...虜になっとーよ...ほらね、ぱちぱち...しゅわしゅわぁ.........右耳は、これでお終い炭酸綿棒のおかげで、細かな耳垢まで取れたばい......次は、反対側をお掃除するけん、うちん方に顔を向けてそう、左耳が上にくるように...】 遥【ん...この体勢、お兄ちゃんと...見つめ合えちゃうねふふ...うちに耳かきされて、頬が緩んだ...幸せそうな顔、たくさん見せてねん......んぅ......浅いところから、丁寧に......ん、しょ......カリカリ...カリカリ......カリカリ、カリカリ......お兄ちゃんの左耳も、うちが一人占め...ふふカリカリ...カリカリ普段は見えん、耳の色んなところに触れて...優しく...そぉっと...探し物をするんよ...ここかな......こっちかな......って見つけたら、奥に仕舞わんよう...また、そぉっと...優しく...手前へ...カリカリ...カリカリ......カリカリ、カリ...カリ...まずは小さな耳垢から......だんだん、奥ん方も......ん、しょ......ん......かきかき...かきかき...自然と溜まった耳垢が、どんどん掻き出されて...耳の外へ...一つ...また一つ...耳の穴を転がって...綺麗に、なってくね奥のこしょばいとこに、耳かきの匙が触れて...ふふ......お兄ちゃんの頬、緩んできたばいうちの大好きな、幸せそうな...お兄ちゃんの寝顔はぁ...うちも、幸せこうして耳かきしとーと、時間の流れが、じわーって...時計の秒針も、うとうとしとーみたい...二人だけの、穏やかな時間ん、はぁ......かきかき......かきかき......かきかき、かきかき...ふぅ...あとは、仕上げの炭酸綿棒かなまずは耳垢水ば手のひらに...ひんやりしすぎんよう、あっためて...んー、こんくらいかな...お兄ちゃん、左耳にも、炭酸綿棒入ってくばい...しゅわしゅわ~、しゅわわぁ~♪左の耳も涼しくなろうね~、ふふどげん?耳ん中、気持ち良か?しゅわしゅわぱちぱち、泡が弾けるみたいな感覚...奥ん方まで、味わってねん、しょ...炭酸のしゅわしゅわを、深いとこまで、満たすよう......んっ...左耳も、すっきりしてきたかな?...しゅわしゅわ、ぱちぱちしゅわしゅわ、しゅわわぁ~♪細かな耳垢も、どんどん剥がれて、綺麗になってくばい...涼しい炭酸の音色で、耳ん中はもちろん...心もすっきり癒されてね......ん、はぁ......最後に、綿棒をくるっと回して...耳いっぱいの、しゅわしゅわを......はい、これで左耳んお掃除も、お終い今回の仕上げは、ちょっと不思議な感じがしたと思うっちゃけど...気に入ってくれた?ふふ、ありがとお兄ちゃんがしてほしいなら、また...してあげるけんねじゃあ、次のお願いは......このまま、寝ときたいと?そっか、たくさん歩いて、疲れたけんねうちも...お兄ちゃんの側から、離れたくないし...このまま...寝ちゃおっか頭...撫でるねよしよし、よしよし............お兄ちゃんうち、これからもお兄ちゃんと、一緒...やけんねずっと...ずぅっと......お兄ちゃんの隣には、遥がおって......うちん隣には、お兄ちゃんがおってくれる...もう、時々じゃ...なかよ朝...目を覚ましたら、大好きな人が、側におって目を開ける前も、気持ち良さそうな寝息が、耳に届いてる...そんな日が、毎日...ずぅっと、続くと......いつか、それが当たり前になっても...うちん気持ちは、変わらんよ...愛おしいって、思う......お兄ちゃん。 ......愛しとーよ......っ、お兄ちゃんも、同じ気持ちで...あぁ......大好きな人と、気持ちが繋がるのって.........愛し合うのって......あったかい...ね......ん......すぅ......すぅ......すぅ......ん......ふふ......すぅ......すぅ......すぅ......すぅ......)