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01 見逃してくれませんよね

えっと、このフォルダの…これかな? …ハズレ。 ならこっちの…あっ、これっぽい。多分この先に…見つけた! パスワードは入手済みですよ…っと。 中身も…よし、間違いない。 後はこれを…OK、保存できた。ふふ、意外と簡単だったわね。 それじゃ、さっさと引き上げますか…。 うわわっ! …あ、お、お疲れ様でーす… どうしたんですか? こんな時間まで… そ、そうですか…大変なんですね。 いつも頑張ってて尊敬しちゃいます。 本当に仕事熱心なんですね! でも、今日はもう遅いですし、上がっちゃったらどうですか? 私も明日会議なのでそろそろ帰りますね。 あ、こ、これですか? 会議資料ですよ、ただの資料。 さ、ほら、上がりましょ上がりましょ! お互い疲れてますからね。休むのが一番! …ちょ、ちょっと、なんで掴むんですか…! へ? 画面? …あー、これはその…間違えてアクセスしちゃったっていうか… ほ、ほら、パソコンの調子悪くて… なんて、見逃してくれませんよね。 あーあ、上手くいったと思ったんだけどなー それで、これからどうするんですか? 上に報告でもします? こいつが機密情報を盗もうとしてましたって。 そして私はクビ。貴方の評価はまた上がるって訳ですね。 仕事が出来て、新人教育も上手で、企業スパイまで捕まえて… ほんと完璧ですよね。 私の研修の時にも、何から何まで優しく教えてくれましたよね… 最後までデキの悪い新人でごめんなさい。 こんな形で裏切っておいて今更ですが、貴方への感謝は本当ですよ? 私なんかに親しくしてくれて、ありがとうございました。 それじゃ、明日(あした)みんなの前で報告してください。 私も逃げるつもりはありませんので。 でも、それでいいんですか? ふふ。どうせ最後なんだし、ちょっとお話ししていきましょうよ。 研修の時みたいに…。ふふ、なんか懐かしいですね。 あ、そうだ。研修と言えば~… 私の隣で教えてくれてた時、ずーっと見てましたよね? 私のあ・し♪ 気付いてましたよ? じろじろ見てたこと…。 私の太もも、そんなに気になっちゃいました? それとも、こっちかなぁ…♪ すらーっとしてて、綺麗でしょ? ふふ、実はちょっと自信あるんですよねぇ…♪ あ、そうだ、まだちゃんとお礼してなかったですよね 今更言葉で何を言っても無駄なのでぇ…体で払っちゃおっかな~♪ ねえ、イイコトしてあげましょっか? 貴方の大好きなこの脚で、 とーってもいいこと…♪ いいんですよ? 貴方の好きなこと、教えて? 私がぜ~んぶ叶えてあげます♪ だから、もう少し私に付き合ってください…ねっ♪

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