■姉 ■01_導入
あぁ、お帰り~。
って!
お、お母さーん!
アイちゃんが彼氏連れて来たー!
ほら、見て見て!
なかなかイケてる!
あたしがお姉ちゃんでーす。
制服同じってコトは、同じ学校だ。何年?
あぁ、クラスは同じなの?
それとも部活で一緒? 委員会とか?
何よ~、いいじゃない。
妹の彼氏について根掘り葉掘り訊きたくなるのは、姉として当然の本能よ。
それで?
二人はどこまで行ってるの?
うちに連れてくるくらいだから、もうセックスくらいは。
あ。まだ。
じゃあ、お互い揉み合いっことか?
あたしと違ってって、何よ。失礼しちゃう。
ねぇ、お母さん。
あたし、恋愛に関しては結構真面目だと思うんだけど。
ブゥ~。何よお母さんまで~。
そんなコト言ってさ? お母さんだって結構。
別に~?
なんでもありませ~ん。
ま、とにかくゆっくりしていってよ。
ゆ~っくりと、ね?
お。
やっぱ家に来たってコトは、そういうコト?
へ~? ふ~ん?
ふむふむ。んふふ。
なるほど~。
いや~?
やっぱ姉妹だから、趣味は似ちゃうのかな~、ってさ?
ねぇ、お母さん?
でっしょ~?
ちなみに、キミは?
だから、アイちゃんに気があるってコトはさ、あたしだって、ねぇ?
もしくは、お母さんだって、むふふ。
え~?
でも、お母さんだって聞いてみたくない?
結構、好みでしょ。
こ、の、子。
あぁ、はいはい。冗談冗談。
いくらあたしだって、妹の彼氏取ったりしないわよ~。
彼氏なら、ね?
そんじゃ、あたしも手伝おうかな~。
ふ、二人して何よ!
あたしだって料理の一つや二つ。
え~?
どうせ剥くなら、アッチの方が。
いえいえ。なんでも。
はーい。
そんじゃ、彼氏未満くん、また後で、ね~?