Track 4

■母 ■01_導入

あら~。 それはそれは。 はいはい、今行きますよ~。 は~い。いらっしゃい。 アイちゃんのお友達? はい、いらっしゃい。 ゆっくりしていってね。 あら、いやだ。 姉だなんて、嬉しいわ。 アイちゃんの母です。初めまして。 そうですね~、母としても、かなり気にはなりますね~。 あら、そうねぇ。 ふふっ、んふふ。 まぁ、そういうことにしておきましょうか。 あら、なぁに? そうね。後でお茶とお菓子、持っていってあげるわ。 あぁ。それとも、んふふ。 お部屋には、近づかない方がいいかしら? あら、どうでしょう。 ですけど。 ん~? そうですねぇ? 似てない、とは言えない感じですかねぇ、んふふ。 んもう、お姉ちゃん? おかしなコト言わないの。 あら。 んふふ。 はいはい。余計なコト言わないの。 とにかく、本当にゆっくりしていって下さいね。 自分の家だと思って、くつろいでもらって構いませんから。 あぁ、そうだわ。 よろしければ、お夕飯食べていきませんか? 私、腕によりをかけちゃいますから。 遠慮なんてしないで下さいね。 アイちゃんのお友達なら、私にとっても大切な人、ですから。 え。 そ、そうね。あはは。 えっと、じゃあ、玉葱を剥いてもらいましょうか。 それじゃ、お姉ちゃん。 夕飯、楽しみにしていて下さいね。 それでは、また後ほど。