■母 ■01_導入
あら~。
それはそれは。
はいはい、今行きますよ~。
は~い。いらっしゃい。
アイちゃんのお友達?
はい、いらっしゃい。
ゆっくりしていってね。
あら、いやだ。
姉だなんて、嬉しいわ。
アイちゃんの母です。初めまして。
そうですね~、母としても、かなり気にはなりますね~。
あら、そうねぇ。
ふふっ、んふふ。
まぁ、そういうことにしておきましょうか。
あら、なぁに?
そうね。後でお茶とお菓子、持っていってあげるわ。
あぁ。それとも、んふふ。
お部屋には、近づかない方がいいかしら?
あら、どうでしょう。
ですけど。
ん~?
そうですねぇ?
似てない、とは言えない感じですかねぇ、んふふ。
んもう、お姉ちゃん?
おかしなコト言わないの。
あら。
んふふ。
はいはい。余計なコト言わないの。
とにかく、本当にゆっくりしていって下さいね。
自分の家だと思って、くつろいでもらって構いませんから。
あぁ、そうだわ。
よろしければ、お夕飯食べていきませんか?
私、腕によりをかけちゃいますから。
遠慮なんてしないで下さいね。
アイちゃんのお友達なら、私にとっても大切な人、ですから。
え。
そ、そうね。あはは。
えっと、じゃあ、玉葱を剥いてもらいましょうか。
それじゃ、お姉ちゃん。
夕飯、楽しみにしていて下さいね。
それでは、また後ほど。