Track 1

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Track1.喜べ、お前は選ばれたのだ!

すー…すー… すー…ムニャ… んんぅぅ…んっ、なんだ…もう起きたのか? お前の声がうるさくて、起こされてしまったではないか まったく…ぶつぶつ、ぶつぶつと…大の男が朝から騒がしい… はぁ? 覚えておらんのか?昨晩、お前はあんなに悶えていたというのに… まぁ、私も楽しませてもらったがな。忘れてしまうとは、少し悲しいぞ? ふふ、安心しろ、怒ってなどいない。記憶がないのも無理はないしな 何せ、私が楽しませてもらったのは、お前の夢の中でのこと …あぁ、失礼。私はノーブルサキュバスのリスティと言う そうだな…悪魔、と言えばお前には分かりやすいか? ひと言でいえば淫魔というやつだな ただ、普通のサキュバスとも違うのだ 私の種族の方が高位にあたるのだが…その辺りはお前には分かるはずもないだろう あいつ等との違いは…そうだな、精気ならばどんなものでもいい、という考えは、私は持ち合わせていない 私は極上の精気を常日頃求め続けているのだ。ただの精気などでは物足りないからな ふふふ、お前のような男を探すのには苦労したのだぞ? 人間界の男の夢にくまなく入り込んでようやく出会えたのだ まぁ、夢の中だけで満足できる輩もおるがな… …ふむ、お前、私の姿を見ても驚かないのだな 悪魔という言葉を聞いても、素直に話に聞き入っているし… お前はエサだぞ、と宣言しているようなものなのに、逃げる素振りすら見せない、ときている 不思議には思っていたのだが、お前たちの国ではサキュバスの存在はそう珍しくないものなのか? ほぅ…この小さな画面の中に描かれているのは…少し様相は違うが、サキュバスに間違いないな 驚いた、これほどまでに人間界にはサキュバスが知れ渡っているのか お前が、私に驚いてない理由は分かったぞ ふむ、そうだな。何から話したものか… 私はさっきも言った通り、高貴な生まれのサキュバスでな、並みの精気の持ち主では私の腹は満たされなくなってしまったのだ それで、質の良い精気を探しては腹を満たしていたのだが…質の良い精気もずっと取っていれば、それはもうただの普通の精気。 そうして、さらに質の良いものを、レアものを…という風にエスカレートしていった、という訳だ 当然レアモノというのは個体数が少ないからな、いろいろ探して回っているうちに、お前に行きついた …お前のような精気の持ち主はなかなか居なくてな 特に、純粋な童貞は ふふ、お前は誇っていいぞ?  何せ、私に選ばれたのだからな …ん?どうした、神妙な顔をして…よくわからぬ奴だな まぁ、いい。それよりも、だ 食事を取らなかったこともあって、私の身体はこんな風に縮んでしまったのだ 正直に言うと困っている このような姿では、以前のように力も振るえん上に、家(うち)に帰れない… 元の姿は大人の女の姿だぞ?今の私は、力が減衰している仮の姿ということ 選り好みしすぎた結果だと言われれば、そうなのだが ふむ、夢の中で搾精をするという手はある、むしろ正攻法だな だが夢の中での搾精の量など、たかが知れている すべての点において直接得た方が効率的という訳だ …うむ、という訳なのだが、どうだ?お前、私と契約しないか? 精気を継続して得るという物で、他の淫魔に取られぬように囲ってしまう、という感じだな まぁ…お前がいくら嫌といっても、私が決めたからには、強引に契約するつもりだが なんだ?私がお前のハジメテを奪ってやるのだぞ?  光栄だろう?何が不満なのだ? 普通の人間と違う、感じたことのない快楽で骨抜きにするなど、私なら造作もないこと…これ以上の相手など居ないだろうに んなっ…!!そんな訳の分からん理由で私と契約ができん…だ、と…? 私は元は大人の女と変わらんとさっき言っただろうが! もしやお前、私の言うことが信じられんというのか? それとも、ただバカにしたいだけ?…ふふ、どちらにせよ、私を軽く見ているな… こうなったら力づくだ…。お前が私でイけないのであれば、私も潔く諦めよう そして、お前がもし私にイかされたのであれば、契約の成立だ。いいな? 私を甘く見たこと、後悔するがいい… …ちゅっ、ちゅ…ふふ、たっぷりと味わえ。お互い、楽しもうじゃないか… あぁー…むっ、じゅっ、じゅるるっ、ぴちゅっ… んくっ、ちゅぅ…れろっ、れろぉっ…

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