Track 15

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15.嵐の予感

15. 軍曹 「いやー、今日もいい天気でありますなぁリポーターさんっ! …おや? なんだか急に雲行きが怪しくなって…って、えぇぇぇぇっ⁉ リリリ、リポーターさん! なぜか空が裂けた隙間から女の子がっ⁉ 女の子が落ちてきてるでありますよ!」 めぐりん 「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! おおお、落ちるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ‼‼‼」 軍曹 「とうっ! キャーーーーーーッチッ‼ でありますっ!」 めぐりん 「はわわわわ…。た、助かりました…ありがとうございます…。」 軍曹 「いやいや! これくらい礼には及ばないであります! あっはっはっはっはっ!」 めぐりん 「な、なんと豪傑なお方…もしやクルセイダー? いや、ケンプファーの方かもしれませんね…。あ、あの、つかぬ事をお聞きしたいのですが…」 軍曹 「はい! なんでありましょう?」 めぐりん 「ここはなんという地名ですか?」 軍曹 「あー、ここは東京でありますよ‼ 今いるところは少し中心から離れてますが…。」 めぐりん 「トウ…キョウ…? 聞いたことがない地名です。ちなみに駆け出しの町アクアセルまではどれくらいの距離とかわかりますか…?」 軍曹 「アクアセル…? そんな地名、日本では聞いたことがないでありますなぁ。海外でしょうか⁇ 軍曹皆目わからないであります…すみません。」 めぐりん 「日本⁉ ま、まさか…。炸裂魔法の影響で、別世界に飛ばされた…?」 軍曹 「別世界? 魔法⁉ いったい何がどうなっているのでありますかぁ⁉」 めぐりん 「と、いうことは、もしや…」 軍曹 「もしや? もしやなんでありますか!? この子は一体だれで、どこから来たんでありますかぁぁぁーっ⁉ …あ、また空に裂け目が…。こ、これは…かつてない大きな出来事が起きそうな予感…であります…っ!」

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