Track 7

あの子がお部屋にやってきた

//SE 部屋のドアを開く音 //ダミーヘッド位置・4(右後ろ・近い) 【灯火】 「……し、失礼しまーすぅ…………」 //ダミーヘッド位置・2(右前・近い) 【灯火】 「……ここが、きみのお部屋、なんですね……。  ぉ、ぉう……男の子のお部屋、初めて入っちゃったぁ……」 【灯火】 「緊張……謎の緊張が私を襲っています。  取るに足りないことだと分かってはいるのですが、  変にビクビクしちゃうぅ……あぁ、陰キャの悲哀」 【灯火】 「……こほん。えーと、とりあえず」 【灯火】 「か、勘違いしないで下さいね。  男の人の部屋に入ったからって、そ、そういうの、おーけーって訳じゃないんですからね、。  ほら……男性の部屋に入るのは……OKのサインだとか……なんとか、言うから……」 【灯火】 「…………」 【灯火】 「ぁぅー。一応言ってはみたけど、  勘違いしてる自意識過剰なムーブの気がしてムズムズするぅ……」 【灯火】 「……別に、君は私にそういうつもりとか、全然ないですもんね。  ただ、友達だからお部屋に上げてくれただけだもんね」 【灯火】 「…………だよね?」 【灯火】 「…………ぇ……ちょ、そ、そこで黙らないでくださいよぉ!  なんか言ってください。私だって、じょ、ジョークで言っただけだから?  そういうのやろうとしたら、普通に、こ、断るし」 【灯火】 「……断る。うん。断れる、と思う……。  我ながら押しに弱いし、ぐいぐい来られると、  あれよあれよという間に流されてしまう謎の自信があるけど……ぐ、ぐぅ」 【灯火】 「でも……君は、そんなことする人じゃないもんね。  私が嫌がったりすること、しない人だもんね。……えへへ。  そこも、なんだか自信があるなぁ。ふふふ」 【灯火】 「ていうかぁ……ソノー……今私、だいーぶセンシティブなこと口走ってますね……。  アノソノ……何も聞いてないふりして、聞き流してくだひゃい……あぅ……」 【灯火】 「今日はただ、新しい『癒やし』を試してみたくて、  お家に来ているだけだし。……ありがとね? お家まで入れてくれて」 【灯火】 「代わりに……その……頑張って、君を癒やしてあげるから……」 //声 ささやき 【灯火】 「いっぱい気持ちよくなって……とろとろになってね…………えへへ♪」