ASMRは好きですか?
//SE 学校のチャイム
//SE 足音
//ダミーヘッド位置・3(右・近い)
//声 ささやき
【電気】
「……すいません、ちょっといいですかぁ」
//ダミーヘッド位置・2(右前・近い)
【電気】
「わっ、ごめんなさい驚かせちゃいましたか」
【電気】
「えっと……この前スマホの画面チラッと見ちゃったんだけど……。
サークル・ベスパさんの音声作品『タクラマカン学園癒やし部シリーズ』聞いてませんでした?」
【電気】
「あっ、やっぱり! ……き、君も……好き、なんですか?
や……っ、ごめんなさい、急に、へんなこと聞いちゃって、その、その……」
【電気】
「私……あの、ASMR作品とか、好きで……、ネットで買い漁ってて、色々聞いてて……、
同じ趣味の人がいるって思わなかったから、つい……話しかけちゃったっていうか」
【電気】
「……そ、そのね。相談があるんですけど、あの……」
【電気】
「私も……ASMRの作品、作ってみたいなって思ってて……」
【電気】
「よろしければ、ごきょうりょきゅ……っ、あぅ……舌、かみまひたぁ……」
【電気】
「こほん……よろしければ……ご協力して貰えたらなって……。
一緒に気持ち良い音を……探してほしいっていうか。きゅ、急に変な話してごめんねっ!?」
【電気】
「……協力、してくれるんですか……?
わっ! ありがとう! あのねあのね私耳かきの音は何種類か違いを出して欲しい派で、
もっと梵天とかスライムとかタッピングとかの作品が出ても良いんじゃかって思ってるんです。
生ぬるいリップ音とか強めに出していきたいしリアリティの高い作品にしたいっていうか(早口)」
【電気】
「……っ。ご、ごめんなさい……興奮してしまって……早口オタク出ちゃいました……」
【電気】
「今日は癒やし部の部室開いてると思うから……そっち、一緒に来てくれますか?
えっとね………………こほん」
//ダミーヘッド位置・3(右・耳元)
//声 ささやき
【電気】
「君をいっぱい気持ちよく出来るようにがんばりますから……少しだけ付き合ってね」