Track 5

あなたと一緒に作りたいのは、例えばこんなASMR

//SE PCをカタカタするキーボードの音 //ダミーヘッド位置・2(右前・近い) *(後ろ向き) 【電気】 「……うーん。ASMR作品を作りたいんだけど…………どういうのがいいかな……。  ASMR配信とかも良いんですけど……私、対応力とか下手っぴだからなぁ……」 *(正面向きながら) 【電気】 「ね、君はどういうやつ聞くんですか? 好きなの教えて……?」 //SE 近づく衣擦れの音 //ダミーヘッド位置・3(右・近い) 【電気】 「ぁ……なるほど、こういう感じのが好きなんですね……。  ふむふむ……あっ! この作品、私も買ってる! 音がリアルでいいんだよね……っ」 //声 かなりぐいっと近づいて喋ってる感じです *(早口) 【電気】 「ね、ね。これは? この作品とかどう……? 私……メイドさんに耳かきされるのとか好きで……っ。  あとねあとね、クラスメートに添い寝される作品とか……見たら買っちゃうというか……っ」 //声 仰け反って耳から若干距離を離す 【電気】 「あ、ごめ……っ。興奮しすぎて……近すぎました……よね……。  うぅ……この話が出来る人って初めてだから、うれしくて……」 【電気】 「へ、変な匂いとかしなかった……? いや……っ、その……っ。  今日、体育の授業があったから……っ。やぁ……また私変な話してるぅ……」 【電気】 「うひゃあ……ほっぺ、熱い……。ごめんね……うぅ、恥ずかしいです……」 【電気】 「そ、それより……っ。私ね、良い機材買うことにしたんだっ。お小遣いはたいて!  それで……音声作品を作って、SEとかも入れて……動画サイトに出してみようかなって」 【電気】 「……君も……手伝ってくれますか……? 一人で出来るかわかんないから……」 【電気】 「…………」 【電気】 「え、えへ……。そっか……。君、優しいね……ありがと。私なんかに付き合ってくれて……」 【電気】 「いい作品にしようね! 音にも妥協しないで、がんばって作るんだから。  君が付き合ってくれるなら……すっごく気持ちいい音が作れる気がする」 //SE キーボードを叩く音 *(正面 から 後ろ向き になりながら) 【電気】 「さて。機材はどういうの買おう……か……な…………うっ、高……っ!?  …………最初は、安めの機材で色々試してみよっかな……」