Track 7

先輩と二人で遊ぶなど

//SE ドアが開く音 //ダミーヘッド位置・9(正面・遠い) 【神村】 「あ、出てきたみたいだね。ほら……麦茶用意してるぞ♪」 //SE 氷が擦れて鳴るきれいな音 //SE 衣擦れ(リスナーが神村の隣に座る) //ダミーヘッド位置・3(右・近い) 【神村】 「それにしても……男の子を自分の部屋に上げるのって、  初めてで…………むむ、少し……緊張するな……」 【神村】 「ど、どうかな……私の部屋…………。  整理整頓は得意なんだが……」 【神村】 「と言うよりも、少し神経質というか……、  きっちりしすぎというか……ちょっと潔癖気味でな」 【神村】 「君は、どうだろう。  そういう女の子って……面倒くさいと思うか……?」 【神村】 「…………………………ぅ」 【神村】 「て、ていうか私は何でそんなこと気にするんだか。  うぅ……なんだろうな……なんていうかな……」 【神村】 「最近、気になるんだ……。  君が私のこと、どんなふうに見ているのかって……」 【神村】 「ちなみに、お固くて面倒くさいおせっかいな女だと見られてる気がする。  わ、私変わったほうが良いのか? うぅ……いや、だが他人の意見で自分を変えるなんて……邪道だぁ……」 【神村】 「全く……私はどうなってしまったんだか……最近の私は変だ……」 【神村】 「…………君は、変になったりしてないのか?」 【神村】 「私といたら顔が熱くなったり、  胸がドキドキしたり、息が上がったりしないのか……?」 【神村】 「もし、しないなら………………不公平だ」 【神村】 「不公平だぞ、キミ」 【神村】 「…………………………」 【神村】 「ぁぅ……なんか変な雰囲気になってしまった……ごめん」 【神村】 「それで、今日はキミ、うちに泊まっていくんだろ?  ふふ。夜ふかしするためにおやつとジュースも用意してるんだ。  楽しみだな」 【神村】 「夜ふかしというと……今日は就寝時間が24時を過ぎてしまうかもしれない!  そ、そんなの不良だ……。  だが、友達が泊まりに来てる時ぐらい、良いよな……?」 *耳もとささやき  【神村】 「ふふ……今日はいっぱい遊ぼうな」